元日本フットボールリーグ・FC神楽しまねの給与未払い問題で、運営会社の松江シティFC(島根県松江市灘町)に対し、15歳以下の選手を指導した元コーチの20代男性が未払い報酬などの支払いを求めた訴訟の判決が1日、松江地裁であった。山中耕一裁判官は、男性の請求通り会社側に132万円の支払いを命じた。 【写真特集】FC神楽しまね、今季最終戦を勝利で飾る 55歳カズの勇姿も 山中裁判官は会社側が弁論に出廷せず、書面でも認否を明らかにしてないことなどから、事実関係を認めたとみなした。 判決後、原告の男性は「判決は出たが、会社側のアクションが何もないので不安」と話した。 会社側は「代表者不在のためコメントできない」とした。 判決によると、男性と会社は2022年4月~23年1月の期間で業務委託契約を結んだが、22年7月以降、経営不振を理由に報酬の支払いが滞った。