JR東日本の社員で組織する労働組合「動労水戸」(石井真一委員長)は二十日、東京電力福島原発事故の影響で不通となっているJR常磐線富岡(福島県富岡町)-浪江(浪江町)間で十八日から三日間実施された試運転について「放射性物質を大量に拡散するものであり、到底認めることのできない暴挙」との抗議声明を発表した。 富岡-浪江間二〇・八キロのうち、夜ノ森(富岡町)、大野(大熊町)、双葉(双葉町)の三駅を含む一三・六キロが帰還困難区域。JR東日本は来年三月の全線再開を目指しており、政府は三駅周辺の避難指示を解除する方針を示している。