前回、前々回と、BEFoundation (って何?という方は→こちら) 内の再利用可能なクラスについて解説しました。しかし、オブジェクト指向では、実際のコードやクラスとなっていなくても、再利用可能なものがあります。そう、設計、いわゆるデザインパターンというヤツです。ライブラリと違って、デザインパターンは文書化しないとなかなか見えない・残らないものなので、仕事で使って有効だと思ったものなど紹介していきたいと思います。 今回は、データ通信を抽象化するためのパターンです。個人的に Abstract Query パターンと呼んでいますが、名前をわざわざ付けるほどオリジナリティがあるかは微妙です。事実、実体としては Abstract Factory ほぼそのままで、考え方としては、サーバーサイドではお馴染みであろう Data Access Object が近いです。 ここで言うデータ通信とは、次の