この処理時間の違いであるが、SSE4で新たに追加された、整数型の最大値を探索する「PMAXSD」という命令がその要因である。これは複数のint型変数の最大値を求める命令で、/QxSSE4.2オプション付きでコンパイルしたコードではこの命令が使用され処理の高速化が図られている。/QxSSSE3オプション付きでコンパイルした実行ファイルと、/QxSSE4.2オプション付きでコンパイルした実行ファイルについて、int型配列の探索を行っている部分のアセンブラコードを抜き出したものが次のリスト2およびリスト3だ。/QxSSSE3オプション付きの場合は「PCMPGTD」という、MMXに含まれる命令を使用して比較を行っているのに対し、/QxSSE4.2オプション付きの場合はPMAXSD命令を使用しており、アセンブラコードの行数も短くなっているのが確認できる。 リスト2 「/QxSSSE3」オプション付き
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