仕事をしていると判断を仰がれることが多いのだが、8~9割の確率で「判断するための情報が足りない」状況になる。そのためひとつずつ判断するための質問をするんだけど、その時間があまりに不毛で萎えてしまう。もちろん初報段階ですべての情報が出揃っているとは限らないので、完璧に情報を揃えてから判断を仰げと言いたいわけではない。その場合は「わかってないことがある」という情報がほしい。で、この「判断するための情報が足りない」状況ってのは「判断したことがないから判断するために必要な情報がなんなのかわからない」から起きるんだなと最近気がついた。 この「判断するための情報」というのは普通に社会に出れば初手で叩き込まれることだと思っていたんだけど、どうにもそうではないらしい。僕は新卒でITベンチャーに飛び込んで社長と隣合わせで仕事をしていたから、常に社長から「質問なのか相談なのか整理して、自分だったらどう考えるか