――土地に伝わる怪談をお年寄りから聞かされて育つ。お化け好きになるには最高の環境ですね。 荒俣: 昔は夕涼みになると縁台を出してきてね、近所のじいさんたちが集まっていろんな話をするわけです。で、ネタが尽きてくると決まって怪談になる。他愛もない話が多くて、聞き飽きているんだけど、聞いている間はやっぱり面白かったですね。天井からでっかい足が降りてくる「足洗邸」の話なんて、「そういう家に住みたいな」と子供心に思ってました(笑)。わたしだけじゃなく、当時の子はそうでしたよ。夏休みにはよく肝試しをしていたし、遊園地の幽霊屋敷なんか大好きでしたね。ある意味では、怪談が生活に根付いていたともいえるんじゃないでしょうか。 ――「日本のお化けとまっとうにお付き合いするには、ホラーを観るという感覚だけではいけないのだ」。そう「まえがき」にあって目から鱗でした。“お化けイコール怖いもの”という先入観を持っている
『さぎ師たちの空』(那須正幹/ポプラ社) 弟を溺愛し可愛がってくれる、やさしいお姉ちゃん。そんな姉を所望する男子諸君に、夢のようなマンガが登場した。それが『双葉さん家の姉弟』(佃煮のりお/白泉社)だ! 本作を手がける佃煮さんは、アニメ化もされた人気作『ひめゴト』(一迅社)の作者。ちょいエロな美少女を描くことに定評があり、そのキャラクター造形は男子の心をくすぐりまくる魅力にあふれている。 そんな佃煮さんの新作で描かれているのは、双子の姉・双葉寧子に翻弄される弟・乙宏の姿。この寧子は成績優秀で眉目秀麗、生徒会長を務めており、学園中から愛されているマドンナだ。一方、乙宏はというと、髪の毛を金髪に染め上げ、友達も少ない劣等生。まさに正反対のふたりである。 家では乙宏の膝のうえに座り、「構って構って~」と上目遣いアピール、弟のベッドのうえで制服をはだけさせたり、入浴中の弟を直撃したりと、もうやりたい
恋愛や生きることがうまくいかない、という人たちへ向けた著作を数多く執筆してきた、アダルトビデオ監督の二村ヒトシさん。今回二村さんが取り組んだのは、少女マンガの名作をひもときながら「愛される作法は教わってきたはずだけど、なんだかうまくいかない」という人たちの疑問を解決すること。なぜAV監督が、少女マンガを語るのか? ■ポルノは現実では見られない“夢” 「それは『少女マンガってアダルトビデオと似てるな、そっくりだな』と思ったからです」 AV監督が少女マンガを語る理由について、二村ヒトシさんはこう答えた。そしてフードポルノや感動ポルノという言葉があるように、こうすると喜ぶというものが“ポルノ”であり、少女マンガというのは少女たちに恋愛のエクスタシーを教えながら、「女の子っていうのはこういうふうに生きると生きやすいよ、あなたたちの人生に恋愛というものが待っているから受け入れなさい」ということを教え
ドラえもんの生みの親、藤子・F・不二雄先生との思い出を綴った感動の実録マンガ『ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~』(むぎわらしんたろう/小学館)を刊行したむぎわらしんたろうさん。ロングインタビューの後半では、F先生の最後の大長編『のび太のねじ巻き都市(シティー)冒険記』にまつわるエピソードや、むぎわらさんがF先生から受け継いだ思いなどについてうかがいます。今回もドラえもんファン感涙の秘話が満載です! ――まずマンガありきですか。そういえばむぎわら先生にも、空き時間には自分の作品を描きなさい、とアドバイスしてくれたそうですね。しかも原稿にはしっかりアドバイスしてくれたとか。 むぎわら お忙しいF先生がそこまでしてくれるのか、と本当に驚きました。それも口頭でアドバイスをくれることはほとんどなくて、たいてい文章の形でした。「こういうものを書いたので参考にしてください」とかいって渡して
悪い女が跋扈する世の中だ。しかし、松本清張によって描かれたこの女以上の悪女など存在するのか。不朽の名作『黒革の手帖』の主人公・原口元子。テレビ朝日系でドラマ化、現在、武井咲が好演しているこの女こそ、史上最凶の悪女と言っても過言ではない。そんな原口元子の悪女的処世術を、ほんの少し覗いてみるとしよう。 盗んだ金は返さず、さらに脅迫! 常識外れの面の皮 元々、原口元子は銀行で働く地味なベテラン女子行員だった。15年以上、真面目に働いてきたが、伝票の数字を睨むだけの日々に嫌気がさした元子は、銀行の架空名義口座のリストを黒革の手帖に転記し始め、7568万円もの大金を横領する。普通ならば、横領の事実が発覚するのは、周囲が不正に気づいた時だろう。だが、元子は自らの行いを暴露するのだ。「わたしの問題にあんまりぐずぐずしていると、国税局や警察の耳に入るんじゃないでしょうか」。そんな言葉で支店長から次長、顧問
塩田 刑事の好みに合わせたタバコを準備し、それを吸っている間に取材を掛けるという記者の技ですね。お話ししたら、すごく面白いと言っていただいて。その“面白い”は、大泉さんが演じられるうえでのイメージだと思うんですよね。それで設定も固まっていった。 大泉 それは克明に、速水に投影されていますよね。 ■塩田武士×大泉洋 スペシャル対談詳細 ベッドシーンは結果的に必要でした ――“騙し絵”というタイトルの言葉が象徴するように、“光”と“影”の部分がストーリーには効果的に使われていますね。 塩田 強い光には濃い影ができる。それをどれだけ小説で表現できるかということが、核でした。人間は振り子のようなもの、こちら側に振れる人は必ずあちら側にも振れる。 大泉 速水は〝影〞を持っていますよね。私は非常に一般的で、恵まれて育ってきたので、彼のすべてを理解するのは難しいと思いましたけど、娘がいるところは一緒で…
2017年8月29日(火)に『信長の忍び』の第12巻が発売され、「ついに長篠の戦いが開幕した…!!」「今回もマイナーな歴史をしっかり描いてて面白い」「特典DVDまで大満足の1冊でした」と絶賛の声が続出している。 同作は、織田信長に仕える忍びの少女・千鳥を主人公とした4コマ漫画。千鳥は幼い自分を救ってくれた信長を慕って忍びの修行を積み、「乱世のない日本を目指す」という信長の目標を叶えるために戦国の世を奔走する。4コマ形式ではあるが史実に沿って時代考証もしっかりとした物語が描かれ、「マニアもうならせる歴史ギャグマンガ」「これ読んでから日本史の成績が良くなった」「戦国時代に興味がある人に入門書としておすすめしたい」と、歴史ファンからの評価も高い作品だ。 2016年9月からは5分枠の短篇としてアニメ化もされ、2017年4月からは第2期「信長の忍び~伊勢・金ヶ崎篇~」が放送中。12巻の初回限定版には
2018年8月30日(水)に発売された『週刊少年マガジン』39号に、埼玉西武ライオンズの2大エース・菊池雄星投手&十亀剣投手が登場。『ダイヤのA』連載中の寺嶋裕二と対談を行い、「野球好き必読の内容!」と話題になっている。 菊池は2009年に6球団競合の末にドラフト1位で西武に入団。今シーズン、左腕史上最速となる158km/hをマークしたことでも話題になった。花巻東高校時代に3度の出場を果たした甲子園について、寺嶋から「菊池投手にとってどんな場所でしたか?」と尋ねられると、「普段以上の実力が発揮できる特別な空間」と回答。「敵味方関係なく、大きな応援と5万人ほどの人たちが自分の一挙手一投足に注目し、良いプレーには拍手をくれる。マウンドで投げている時は、僕の野球人生の中で最も楽しい時間でしたね!」と明かした。また、理想の投手像について「“もう1度観たい”と思われること」と答え、全国の高校球児に向
「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや、『謎解きはディナーのあとで』『夜は短し歩けよ乙女』などのカバーでお馴染みのイラストレーター・中村佑介。同氏のデビュー15周年記念ベスト画集『BEST 中村佑介画集』が、2017年9月21日(水)に一般発売されることが決定した。 同書は、9月18日(月)まで開催されている「中村佑介展」で限定発売されている図録を、求めやすい価格のハンディ版で一般販売するというもの。画集『Blue』『NOW』はシリーズ累計13万部を突破するなど、大人気イラストレーターの中村。『BEST 中村佑介画集』では、新作3点を含む267点を掲載するなど、これまでの15年の軌跡をたっぷりと収録している。
トップニュースこの夏最大の注目作! 『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』絶賛公開中! 見所満載の映画をどの角度から観るべきか? 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 』(大根仁:著/岩井俊二:原著) クオリティの高い映像に定評のあるアニメーションスタジオ「シャフト」が制作し、声の出演に広瀬すず、菅田将暉、松たか子ら豪華俳優陣、さらに宮野真守や花澤香菜などの実力派声優が集結した話題作『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』が8月18日に公開された。圧倒的な映像美と、中学生たちの青春を正面から描いたストーリーは好評で、すでに鑑賞済みという人も多いだろう。もちろん未見という人でも、現在公開中なので十分間に合うが、その前に映画の見所などを鑑賞者の感想を交えて紹介していきたいと思うので、参考にしていただければ幸いだ。 まず押さえておきたいのは、この作品がドラマを原作として
トップレビュー浴室のボトル裏のヌルヌルが嫌いな人は必見! 収納マニア系インスタグラマーたちが実践する「無印良品」の◯◯収納が大反響 サニタリーやキッチンのアイテムって、いつも湿っているものが多くて、収納に悩みますよね。 とくに、ボトル類の底とか、そのまま置いておくとヌルヌルしてきたり、そのうち赤カビが発生したりして、はっきりいって裏を見たくないし、さわりたくない……。 そんな人におすすめしたいのが、「空中収納」。空中に吊るしておけば、すぐに水きりできて衛生的ですよね。空間も有効利用できるから、収納場所が限られている人にもおすすめです。 いや、それはそうだけど、引っかける場所がない……。というときの強い味方が、「無印良品」! 収納上手な人気インスタグラマーたちの実例を見てみましょう。 ●無印良品のS字フック×100均カゴで「全部吊るし収納」に成功! 【えりかさんの場合】 どうしてもやりたかっ
編集部が注目する声優に、仕事に向き合う気持ちからプライベートまでをじっくり伺い、撮り下ろしのミニグラビアを交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。 第172回となる今回は、「つぐもも」ヒロインの桐葉役、「ガヴリールドロップアウト」のサターニャ役、「アイドルマスター シンデレラガールズ」の緒方智絵里役などを演じる大空直美さんです。 ――大空さんは2012年に声優としてデビュー。たくさん出演されている作品の中で、思い入れが強いのは? 大空:2014年の「いなり、こんこん、恋いろは。」は、オーディションを受けて初めて主人公を演じさせていただいたこともあって、思い出深く、大好きな作品です。伏見いなりちゃんの性格が他人事とは思えなくて…。ドジッ子で、人のことを思いやれる人なんですけど、空回りしてしまうことがあるんです。 ――大空さん、よく空回りするんですか? 大空:良かれと思ってしたことが、結果、ごめん
現在放送中のドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)。高畑充希演じる主人公・カホコは、着る服を自分で選べない、大学へはクルマで送迎、お昼ごはんも親の手作り弁当、と“過保護の象徴”のようなキャラクターです。そんなカホコに、SNSでは「めっちゃ分かる」「私もそうだった!」と共感の声があがっています。 なぜ、「カホコ」への共感の声が集まっているのか? SNSの反応をもとに、女性支援を専門とする臨床心理士の方に分析してもらいました。 ■娘に告白「過保護に育てすぎてごめん」 SNS上で目立つコメントは、 「私もママの手作り弁当持参で会社行ってるし、だいたい毎日送り迎えしてもらってる」 「昔の自分を思い出した。あそこまでじゃなかったけど、似たようなものだったな」 「カホコの気持ちが分かりすぎて辛い」 というリアルな意見。「自分も過保護かも?」と心当たりのある人は多いようです。元AKB48の前田亜美さん
『死ぬほど読書』(丹羽宇一郎/幻冬舎) 婚活をしている友人がいて、その子はネットの意識高い系一般女性の「モテる女は○○する」みたいなブログを参考にしていたので、「ブログもいいけど、本気で婚活してるなら、参考になりそうな本を買ってみたら?」と提案したことがある。 その子は、本当に不思議そうに「何で?」と聞いてきたので、そのことに、私はとても驚いた記憶がある。――ネットの情報より本の方が信頼性高いし、内容の密度も濃いじゃん!?……というのは、私の中で「当たり前」だったけれど、年に一回本屋に行くか行かないかというその子にとっては、「本の良さ」は、ちゃんと説明しないと分からないのか……! と。 もちろん、ネットの情報がダメなわけではない。けれどやはり、本を読むことでしか得られない「効用」があるのは確かだ。前置きが長くなったが、『死ぬほど読書』(丹羽宇一郎/幻冬舎)は、「本を読むと、どんないいことが
職場や家族に潜む感情コントロール不能の「困った人」の正体と対処法を説き明かした、『「異情」な人々』が2017年8月8日(火)に発売された。 同書を手がけたのは精神科医の第一人者であり、ベストセラー『感情的にならない本』の著者でもある和田秀樹。近年では「攻撃的になる」「暴言を吐く」「必要以上にキレる」「理屈が通じない」など、感情に振り回されて思考停止したり、暴走する人が急増している。身近な人に聞いていられないような暴言を吐く人や自らの「離婚」などのニュースを動画やSNS上で公開してしまう人など、「感情コントロール」不能の「困った人」は職場や家族にも多く潜んでいるかもしれない。 同書に登場するのは、たとえば夫・彼氏(妻・彼女)の携帯電話を覗いて感情を抑えられずストーキングしてしまう人。他にもパワハラ・モラハラ上司や逆ギレする部下、SNSの投稿に過剰反応する人、いつも上から目線の人、モンスターペ
『ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~』(むぎわらしんたろう/小学館) 今年(2017年)『月刊コロコロコミック』5・6月号に掲載され、大反響を呼んだ話題のマンガが20ページの描き下ろしを加えて、ついに単行本化された。8月29日に発売された『ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~』(むぎわらしんたろう/小学館)はマンガ家・むぎわらしんたろうさんが、ドラえもんの生みの親である藤子・F・不二雄氏と過ごした日々を回想した実録コミックである。ここではその見所を、いくつかのポイントに分けて紹介してゆこう。 ●point.1 藤子プロの日常が分かる! 少年時代に『ドラえもん』と出会い、マンガ家を目指すようになったむぎわらさんは19歳で藤子不二雄賞に入選。それがきっかけとなって藤子・F・不二雄先生の藤子プロに誘われる。本作には若き日のむぎわらさんが覗いた、藤子プロのリアルな日常が描かれ
厚生労働省が行った、平成28年度の人口動態統計における推計調査によると、離婚者は約21万7000人。離婚は2分26秒に1回の割合で発生しているという。ちなみに婚姻者数は62万1000人であり、結婚した人数の3分の1以上が離婚している、ということになる。 そして離婚原因の多くは、夫婦のすれ違いから起こる、配偶者の“不倫”だったりもする。自由恋愛が当たり前の、平成の世になって20年以上。愛し合って結婚したはずのふたりが別れてしまうのは、いったいなぜなのだろうか。 ■夫婦のズレは「時間の共有」にある 結婚するまで、つまり恋愛の期間において、男女ともに大切にするのは、「時間を共有すること」だろう。今、あなたが「妻の行動が怪しい」「妻とうまくいっていない」そう思い悩んでいるようであれば、まずは、思い出してほしい。 ・デートや旅行に行き、価値観を確認しあう ・夜、時間をやりくりして同じメシを食べ、親近
『好きになって、ゴメン。』(杉原マチコ/KADOKAWA) コミック雑誌『エメラルド』にて大人気の著者・杉原マチコ先生の最新作『好きになって、ゴメン。』(杉原マチコ/KADOKAWA)が9月1日にコミックス&電子書籍にて同時発売された。本作は、腹黒ワンコ警備員と純情エリートサラリーマンが繰り広げる青春オフィスラブBLだ。 「青春」と「オフィス」……この2つはあまり結びつかないように思われるかもしれないが、オフィスを舞台にした「大人同士の恋愛」でありながら、とても初々しく甘酸っぱくて、「学園もの」のような「胸キュン」が詰まっていた。 本作の主人公は仕事のできる優秀な男性でありながら、不愛想で可愛げがないと評判の若狭(わかさ)。自身の「とっつきにくさ」は自分でも悩んでいる部分であり、また、その「可愛げない」ことが原因で恋人と別れた経験もあったため、恋愛に臆病になっていた。 しかし、若狭は再び恋
『さぎ師たちの空』(那須正幹/ポプラ社) 弟を溺愛し可愛がってくれる、やさしいお姉ちゃん。そんな姉を所望する男子諸君に、夢のようなマンガが登場した。それが『双葉さん家の姉弟』(佃煮のりお/白泉社)だ! 本作を手がける佃煮さんは、アニメ化もされた人気作『ひめゴト』(一迅社)の作者。ちょいエロな美少女を描くことに定評があり、そのキャラクター造形は男子の心をくすぐりまくる魅力にあふれている。 そんな佃煮さんの新作で描かれているのは、双子の姉・双葉寧子に翻弄される弟・乙宏の姿。この寧子は成績優秀で眉目秀麗、生徒会長を務めており、学園中から愛されているマドンナだ。一方、乙宏はというと、髪の毛を金髪に染め上げ、友達も少ない劣等生。まさに正反対のふたりである。 家では乙宏の膝のうえに座り、「構って構って~」と上目遣いアピール、弟のベッドのうえで制服をはだけさせたり、入浴中の弟を直撃したりと、もうやりたい
2017年8月26日(土)のアニメ「名探偵コナン」では、「資産家令嬢殺人事件」の後編を放送。そこで明かされた殺害トリックに視聴者からは、「自動的に殺される手口怖すぎだろ!?」と驚きの声が上がっている。 先週放送された前編では、四井グループ会長の一人娘・四井麗花の誕生パーティーが行われた山荘で、招待客の1人・二階堂優次と麗花が殺害される事件が発生。二階堂は山荘前の噴水で溺死、麗花は浴槽に顔を突っ込んだ状態で発見され、現場に居合わせたコナンは犯人は山荘に訪れた人の中にいると推理した。 麗花が発見される直前、山荘は停電で暗闇に包まれる。この停電は犯人が電子レンジとエアコンのタイマーを利用してブレイカーを落としたことが原因で、停電の隙に何故か犯人は蘭のことを襲う。蘭は一命をとりとめたが、その後浴室から変わり果てた姿の麗花が発見された。麗花は全身がびしょ濡れの状態で死んでおり、手足にはロープで縛られ
トップニュース伊勢丹店長が失踪…!? 新本格ミステリ30周年記念! ISETAN×講談社新本格ミステリ×ミステリーナイトコラボイベント開催決定! 「名探偵がトリックを見抜き、不可解な謎を論理的に解決する」――ミステリの王道<新本格ミステリ>の誕生から今年で30周年を迎える。周年を記念し、9月29日(金)に伊勢丹新宿店にてスペシャルイベント「伊勢丹店長失踪事件」が開催される。 ISETAN×講談社新本格ミステリ×ミステリーナイトのコラボレーションにより実現した、本イベント。参加者が探偵となり、トリックを暴くミステリーツアーだ。 イベント前夜に忽然と姿を消した伊勢丹新宿店長。何者かに連れ去られた形跡が! 犯人は店内にいる!? 消えた店長を探し、館内で証拠や証言を集めながら犯人を追え! ISETAN×講談社新本格ミステリ×ミステリーナイト プレミアムフライデースペシャルイベント 「伊勢丹店長失踪
誕生から今年で30周年を迎えた「新本格ミステリ」。Amazon内に30周年を記念した特設ページが開設されている。 綾辻行人『十角館の殺人』刊行により始まった、「新本格ミステリ・ムーヴメント」と呼ばれる一大潮流。名探偵がトリックを見抜き、不可解な謎を論理的に解決するストーリー展開は、まさにミステリの王道だ。 綾辻氏を皮切りに、有栖川有栖氏、法月綸太郎氏、我孫子武丸氏、歌野晶午氏、山口雅也氏、麻耶雄嵩氏、北村薫氏といった、現在も第一線で活躍する人気作家が次々とデビュー。「新本格」は人気ジャンルへと確立していった。そしてその後この流れは、京極夏彦氏、森博嗣氏、西尾維新氏、辻村深月氏など人気作家が輩出し続ける、講談社主宰の小説新人賞「メフィスト賞」へと受け継がれていく。 Amazon特設ページでは、「新本格ミステリ」を作り上げた大御所から若手までの豊富なラインナップを紹介。 綾辻氏、有栖川氏をはじ
ダ・ヴィンチニュースは、雑誌読者のことを一番よく知っている各雑誌の編集長コラム企画をスタート! 『コロコロコミック』和田編集長に続いて、第2弾は絵本の雑誌『MOE』の門野編集長です。 はじめまして。今回より絵本のある暮らしをテーマにお届けしている月刊誌『MOE』のみどころ案内と絵本の魅力をお伝えする編集長の門野です。 ただ編集長とは名ばかりで、MOE編集部に配属されてわずか9カ月。絵本に関してはまだまだシロウトなわけで、とてもじゃないけど絵本ファン代表みたいな顔はできません。 この場を借りてみなさまといっしょに絵本の楽しさを発見していきたいなと思っています。 もちろん、MOEの部員はみんな絵本のエキスパートなので安心してください! なぜか絵本って大人になるとほんとに読まなくなるんですよね。僕も小学生の途中からあまり読まなくなり、会社に入ってからはずっとマンガやアイドルたちのグラビア漬けの生
一昨年、社会現象となったアニメ『おそ松さん』(テレビ東京系)。その放送終了直後に発売された『ダ・ヴィンチ』(2016年5月号)では、「『松ロス』するにはまだ早い!」と銘打って、『おそ松さん』の総力特集が企画された。作家・乙一によるスピンオフ小説『なごみ探偵おそ松さん・リターンズ』や、豪華対談などが大きな話題を生み、14万部が完売状態になるという大反響を呼んだ。 それから1年半、日本中のアニメファンが待ちわびた『おそ松さん』2期を祝して、『ダ・ヴィンチ』11月号(10月6日発売予定)ではアニメスタートと共に、「おそ松さん」特集を予定! なんといっても今回最大の目玉は、雑誌史上初! 「6つ子」キャストの櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由の「声優」6名が表紙を飾る。さらに特集内でも特大ボリュームのテキスト&グラビアでお送りする、永久保存盤のキャストインタビュー「松野家座談会
突然ですが、フリーランスの方々って普段どこで仕事していますか? 私はフリーランス歴2年なのですが、特にオフィスも持たず、駅前のチェーンのカフェなどをフラフラと渡り歩いています。 最近増加しているコワーキングスペースも、たまにドロップインで利用しながら思うのが、ここで珈琲とかも飲めたら嬉しいのにな、ってこと。今回は仕事をしているとつい口が寂しくなりがちな私が、都内でオススメの飲食メニューを提供しているコワーキングスペースをご紹介します。 飲食メニューの提供がなくても使いたい、“+aが嬉しいコワーキングスペース”も最後にリストで紹介しているので、仕事場ジプシーの方はぜひ参考にしてみてくださいね。 〈目次〉 【1】トーストの旨さに感動。異国情緒溢れる下町のカフェ(押上) 【2】専属バリスタが監修。銀座にある大人の隠れ家(銀座) 【3】放課後感にホッとする。エンジニアが集まる部室(下北沢) 【4】
トップレビュー浴室のボトル裏のヌルヌルが嫌いな人は必見! 収納マニア系インスタグラマーたちが実践する「無印良品」の◯◯収納が大反響 サニタリーやキッチンのアイテムって、いつも湿っているものが多くて、収納に悩みますよね。 とくに、ボトル類の底とか、そのまま置いておくとヌルヌルしてきたり、そのうち赤カビが発生したりして、はっきりいって裏を見たくないし、さわりたくない……。 そんな人におすすめしたいのが、「空中収納」。空中に吊るしておけば、すぐに水きりできて衛生的ですよね。空間も有効利用できるから、収納場所が限られている人にもおすすめです。 いや、それはそうだけど、引っかける場所がない……。というときの強い味方が、「無印良品」! 収納上手な人気インスタグラマーたちの実例を見てみましょう。 ●無印良品のS字フック×100均カゴで「全部吊るし収納」に成功! 【えりかさんの場合】 どうしてもやりたかっ
パートナーがいなくても、楽しく力強く人生を楽しんでいる「ひとり女子」に関連したコミックエッセイを対象とした、「ひとり女子の幸せな日常コミックエッセイフェア」が2017年9月1日(金)~2017年9月14日(木)に各電子書店で実施されている。 晩婚化は進むばかりか、「一生結婚できないかもしれない」と考えている女性も多数おり、それもさほど珍しいことではなくなっている現代。同フェアではそんな“おひとりさま”を謳歌する女性たちの日常を描いたコミックエッセイが最大50%オフに。 ふと“おひとりさま”でいることが寂しくなったとき、同フェアで紹介されている書籍たちを開いてみよう。きっとあなたの背中を押してくれるはずだ。
トップインタビュー・対談セックス=抜け道の真意とは?『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』 二村ヒトシ監督インタビュー(3) 「川原泉の新作が出るというので『ダ・ヴィンチ』が取り上げたり、萩尾望都が『ポーの一族』の新作を出したりと、“あの頃”の少女マンガが今熱いんですよ。しかも『マンガ家生活◯周年』という懐メロではなく、今の我々の問題として読める、というね」と少女マンガについて熱く語る、アダルトビデオ監督の二村ヒトシさん。少女マンガと現代人の問題に鋭く斬り込む『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』について伺うインタビュー。最終回は「セックス=抜け道」の真意などについて伺います。 ■『綿の国星』で描かれた、心の中の“異性” 初めて少女マンガを論じたと言われる、1979年に出版された評論集『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』(橋本治/河出書房新社)に影響を受けたという
『十角館の殺人』(綾辻行人/講談社) 2017年は新本格ムーブメントが起こってちょうど30年のメモリアルイヤーだ。その端緒となった綾辻行人のデビュー作『十角館の殺人』(講談社)の「限定愛蔵版」をはじめ、新本格30周年にちなんだ出版物やイベントが多数企画されており、往年のファンを喜ばせている。 ここで「新本格って?」という方のために簡単に説明しておくと、新本格とは1980年代後半に起こった本格ミステリの復興運動だ。魅力的な謎とその論理的な解決を重視する「本格ミステリ」(エラリー・クイーンや横溝正史の作品がその代表)は当時、過去の遺物として隅に追いやられ、絶滅寸前だった。そうした状況に危機感を覚えた若い作家たちが、80年代後半から90年代にかけて登場。新鮮な本格作品を相次いで発表して、一大ムーブメントを巻き起こしたのだ。 その先陣を切った作品こそ、87年9月5日に刊行された『十角館の殺人』であ
『SPEAK ENGLISH WITH ME!』(KADOKAWA) 巷では「ローラみたいに英語でインスタをアップしたい!」そんな女子が急増中。そこで、英語でインスタ投稿することが英語力向上につながるのか? 英語学習スタイリストの石原真弓先生に伺いました。 「OOTD 今日のコーデ」 「She is sooooo nice! 彼女ってサイコ~!」 「I’m in the mood for pink today♡ 今日はピンクな気分♡」 ポップな英語をサラッと使っているのは、多くの女性から支持を得ているモデルでタレントのローラさん。フォロワー460万人超えのインスタグラマーとしても人気で、表現がネイティブっぽくてカッコイイ! と英語学習者からも注目されています。昔から英語がペラペラかと思いきや、本格的に勉強を始めたのは2年半ほど前からだそう。日常のあれこれをSNSに投稿し、めきめきと英語力を
『マンガでわかる 100%幸せな1%の人々』(KADOKAWA) 先日、こんなことがあった。いつも上目線の物言いをし、自分の話ばかりし、尊大な態度を取る人がいて、私はずっとイライラしていた。それが顔に出ていたのか、相手の態度は日増しにつんけんしたものになっていき、顔を合わせても挨拶もろくにしなくなった。その状況はとても居心地が悪く、次第に大きなストレスになっていった。 そんなとき『マンガでわかる 100%幸せな1%の人々』(KADOKAWA)を読む機会を得た。本書は、人の心を研究し続け、多くのベストセラーを生んだ著述家・小林正観氏の同名著書をコミカライズしたもので、9月1日に電子書籍が配信された。どんな悩みやイライラ、不安も受け入れ、100%幸せに生きることのできる人になるための法則が詰まった一冊だ。 正観氏(マンガのなかでは、かわいい猫の「セイカンさん」というキャラクターで描かれる)の基
トップレビューお好み焼き発祥の地は大阪でも広島でもない? 「胡椒ください」で唐辛子が出てくる? 食文化の違いを歴史とともにひもとく! 『食は「県民性」では語れない(角川新書)』(野瀬泰申/KADOKAWA) 日本人だけではなく海外の人をも魅了し、ユネスコの無形文化遺産にも登録された和食。日本の食文化は、他の国と比較しても、とても豊かなものだと思う。しかし、普段から何気なくとっている食事について、どのように発展してきたのか、発祥の地はどこなのかなど、知らないことの方が多くはないだろうか? そんな疑問に答えてくれるのが『食は「県民性」では語れない(角川新書)』(野瀬泰申/KADOKAWA)だ。著者の野瀬泰申氏は、日本経済新聞社の社会部で記者をしていた時に、大阪で天ぷらにソースをかけて食べているのを見たことが印象に残り、後に地域による食文化の違いを取材するようになった。 ■食文化の境界線は? 食
『時短術大全』(KADOKAWA) 日本人の「働きすぎ」が問題視されてからどれほど時間が経ったのだろう。思えば子供の頃からそんな話を聞いていた気がするものの、大人になったいまも改善されたようには思えない。 政府肝いりで始まった「プレミアムフライデー」だが、毎月最終金曜の午後3時に退社している人がどれほどいるというのか。少なくとも自分の周りでそんなことをしている人は一人もいなかったし、報道されている話を聞く限り、ごく一部の大企業以外、導入する状況にはないようだ。 結局、国や会社任せにしても、日本人の労働時間は減らないのだろう。働く時間を少しでも短くしたいなら、自分の力でなんとかするしかないわけだ。 そんなときに知っておきたいのが時短術。様々な観点からいかに仕事を早く、効率的に進めるかについて考えられたテクニックのことだ。今回は9月1日に発売された『時短術大全』(KADOKAWA)の中から、今
『死ぬほど読書』(丹羽宇一郎/幻冬舎) 婚活をしている友人がいて、その子はネットの意識高い系一般女性の「モテる女は○○する」みたいなブログを参考にしていたので、「ブログもいいけど、本気で婚活してるなら、参考になりそうな本を買ってみたら?」と提案したことがある。 その子は、本当に不思議そうに「何で?」と聞いてきたので、そのことに、私はとても驚いた記憶がある。――ネットの情報より本の方が信頼性高いし、内容の密度も濃いじゃん!?……というのは、私の中で「当たり前」だったけれど、年に一回本屋に行くか行かないかというその子にとっては、「本の良さ」は、ちゃんと説明しないと分からないのか……! と。 もちろん、ネットの情報がダメなわけではない。けれどやはり、本を読むことでしか得られない「効用」があるのは確かだ。前置きが長くなったが、『死ぬほど読書』(丹羽宇一郎/幻冬舎)は、「本を読むと、どんないいことが
『誰もボクを見ていない なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか』(山寺 香/ポプラ社) 2014年3月29日。埼玉県川口市で老夫婦の刺殺体が発見された。ほどなくして警察は当時17歳だった孫の少年を逮捕する。当初は金目当てに身内を狙った強盗殺人として報道され、事件は人々から忘れ去られかけた。しかし、少年の供述や裁判が始まると、その過酷な生い立ちが注目されるようになっていく。 『誰もボクを見ていない なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか』(山寺 香/ポプラ社)は実の母親たちから虐待を受け、マインドコントロールされ続けた少年の半生を追うノンフィクションである。少年の凶行を特殊な例として済ませるのではなく、現代日本の闇を問い直すきっかけにすべきだと訴えかけてくる一冊だ。 優希(仮名)少年は1996年、埼玉県南部に生まれる。母、幸子(仮名)は大変な浪費家で、夫が稼いできた金もその日のうちにギャ
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