東京・吉原のソープランド街で従業員女性に売春行為をさせたとして、警視庁は、吉原でソープランド8店舗を経営する「サン・ワールドホールディングス」(東京都台東区)の会長小松崎伸男容疑者(67)や同社員ら男21人を売春防止法違反(場所提供業)容疑で逮捕し、29日発表した。 小松崎容疑者は、「オレンジグループ」と称して8店舗に約640人の女性を在籍させ、2009年春以降、101億円を売り上げていたという。風営法上は各店を別法人として届け出ていたが、実質は違法に売り上げを一括管理しており、同庁は風営法違反(無許可営業)容疑での裏付けを進めている。 保安課によると、21人は27日、台東区千束4丁目のグループ店舗内で、複数の従業員女性が男性客に対して売春行為を行うと知りながら、個室を提供した疑いがある。