ツシマヤマネコ(対馬山猫、Prionailurus bengalensis euptilurus)は、哺乳綱食肉目ネコ科に属するベンガルヤマネコの極東亜種。日本では長崎県の対馬にのみ分布する。 呼称と認知[編集] 分布域はモンゴル、中国大陸北部、東シベリア(アムール川流域)、朝鮮半島、済州島(絶滅)、対馬となる。別名アムールヤマネコといい、ツシマヤマネコはアムールヤマネコの1集団とする考え方もある[3]。以前はFelis bengalensis manchuricaとしてマンシュウヤマネコまたはチョウセンヤマネコと呼ぶこともあった。 また、対馬の人々の間では、山に住むトラ毛に因み「とらやま」「とらげ」と呼ばれていた。地域によってはツシマヤマネコの餌となる動物が住む水田付近でも見かけられることから「田ネコ」「里ネコ」と呼んでいた[7]。 なお、地元民にはツシマヤマネコの他に、山に棲息する「オ