大手生活用品メーカーの「P&G」は、ヘアケア製品のリンスで一部の成分の配合量が規格から外れていたことがわかったとして、1万4000個余りの製品を自主回収すると発表しました。 発表によりますと、これらの製品は、工場での製造工程で不具合が見つかり、一部の成分の配合量が規格から外れているか、全く配合されていないものがあるということです。 今のところ、健康上の被害の報告は受けていないということですが、P&Gでは品質基準を満たさない製品だとして自主的に回収することを決めました。 対象となるのは、ボトルの底に記載されている製造ロット番号が、「70894811E5」もしくは、「70894811E6」とされている製品で、1万4000個余りに上るということです。 P&Gでは、「このたびの件を厳粛に受け止め、製品の回収を速やかに進め、今後の再発防止に向け万全の対策を講じます」とコメントしています。