V長崎 赤字1億2千万円 サッカーJ2のV・ファーレン長崎が2016年決算(16年2月~17年1月)で、13年のJ2参入以降最大となる約1億2千万円の最終赤字を計上する見通しであることが8日、分かった。池ノ上俊一社長(49)は経営責任を明確にするとして辞任届を提出した。V長崎の最終赤字は3期ぶり。 岩本文昭専務取締役(48)と服部順一取締役(46)は1月末で既に辞任。後任人事は未定という。8日夜、佐世保市で開かれたV長崎のサポーターズミーティングで、内田正二郎会長が明らかにした。池ノ上社長は欠席した。 内田会長や同社の財務担当者によると、収入の柱となる広告料が前年比約7千万円減の約3億6800万円と大幅に落ち込んだことが赤字の主な要因。ほかにも入場料収入が伸び悩んだ。債務超過には陥らない見通し。今期は営業態勢を強化し、広告収入目標を6億円、最低でも4億3千万円を確保したいとしている。