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*あとで読むと書評に関するdeadcatbounceのブックマーク (58)

  • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

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  • 経済学者のためのSF - P.E.S.

    なぜだか最近、SF小説お勧めリストがはてなブックマークをにぎわしてます。 読んでいてもたいして良いことはないSF名作私選十作 - 脳髄にアイスピック読んでなくてもヤバくない名作?SF小説10選 - novtan別館読んでおくと良いかも知れない名作SF小説8選 - あざなえるなわのごとし読んでないとヤバイ(?)ってレベルの名作SF小説10選 - デマこいてんじゃねえ! なぜ??とか思っていたら、これがシンクロニシティというやつなのかクルーグマンがノア・スミス氏のブログポストに影響されて、経済学者のためのSF小説をいくつか紹介してました。なのでそれを翻訳、ではなくてそもそものノア・スミス氏の方のポストを訳してみました。 経済学者のためのSF ノア・オピニオン 2013年5月11日 Diane Coyleが「経済学者のための古典作品」と題したブログポストを挙げたところ、ツイッターで誰かが私に「経

    経済学者のためのSF - P.E.S.
  • なめらかな社会とその敵 : 池田信夫 blog

    2013年03月26日10:54 カテゴリ なめらかな社会とその敵 書は2ヶ月ぐらい前に贈ってこられ、ちょっと読んだのだがよくわからなかった。その後、何人かが好意的な書評をしているので、もう一度、読んでみたが、やはりわからなかった。難解だというのではなく、何をいいたいのかがわからないのだ。 著者のいう「なめらかな社会」とは、組織の内部と外部を区別しないで、1人が多くのグループのメンバーになる社会、というほどの意味らしい。現在の日がこの意味で「なめらか」ではなく、特に若者と女性を排除する構造がますます強まっていることは事実だ。これを解決することは容易ではなく、日社会のほとんど全面的なオーバーホールを必要とするだろう。 ところが著者はこの問題を、ネットワーク社会の問題にいきなり一般化し、それをPICSYなる電子マネーで解決するという。これは昔、柄谷行人氏が立ち上げて失敗したNAMで実験

    なめらかな社会とその敵 : 池田信夫 blog
  • リアル「北斗の拳」。アフリカ『謎の独立国家ソマリランド』に潜入 - エキサイトニュース

    戦争によってボロボロに荒野で、生き残ったわずかな人々が燃料や料を奪い合う、いわゆるポストアポカリプスな世界を描いた漫画『北斗の拳』。弱肉強、血も涙も未来も無いような世界だ。 今現在、この世界にそのような場所がある。「リアル北斗の拳」と呼ばれる国、ソマリアだ。 ソマリアでは内戦が続き、「三国志状態」だという。無政府状態の地域も多く、源平合戦のように氏族同士の争いが絶えず、国連などでも認められていない「自称国家」や「勝手に独立を宣言してる国家」などが群雄割拠してる。 ・自衛隊派遣でもおなじみの「海賊国家プントランド」エリア ・激しい「北斗の拳状態」が続く「南部ソマリア」エリア ・その他境界線がはっきりしない小さな独立エリアやイスラム過激派など が互いにひしめく中、奇跡的に平和を維持している幻の国「ソマリランド」という地域があるという。そのソマリランドやプントランド、南部ソマリアに日人・

    リアル「北斗の拳」。アフリカ『謎の独立国家ソマリランド』に潜入 - エキサイトニュース
  • トヨタ・バッシングの正体『アメリカ型ポピュリズムの恐怖』

    アメリカトヨタ叩きについての「もやもや」が晴れた。これは、アメリカンリスクの教科書として読まれるべきスゴ。 そのジャイアニズムやダブスタにはちゃんと(構造的な)理由があることが分かる。なぜヒステリックな反応をしたのか、原因判明にもかかわらず、どうしてケジメをつけられないか理解できる。同時に、トヨタの大人の対応と、是々非々バランス感覚の絶妙さに唸らされる。さらに、アウディ、トヨタの次がどこであれ、どんな対応を取ればよいか教訓が得られる。 2009~2010年の「トヨタ急加速疑惑」によるトヨタバッシングは異様だった。メディアの扇情報道がオレモオレモ苦情のループを呼んでヒートアップする一方、トヨタを蹴落とす陰謀論がまことしやかに語られていた。どこまでが「事実」で、どこからが「意見」なのか日のメディアを探しても、「グローバル経営感覚の欠如」や「トヨタの油断や驕り」など、自虐的な報道ばかり。後

    トヨタ・バッシングの正体『アメリカ型ポピュリズムの恐怖』
  • アンチ・グローバリズムも“グローバル化”している – 橘玲 公式BLOG

    藤原章生氏の『資主義の「終わりの始まり」』を興味深く読んだので、忘れないうちに感想を書いておきたい。 著者の藤原氏は毎日新聞記者で、ローマ支局長のときにギリシアの混乱を取材した『ギリシャ危機の真実』という優れた現場報告を書いている。書はその混乱を経て、イタリアやギリシアなど“南のヨーロッパ”で「資主義はもう終わりだ」という思想が生まれつつあることを取材したものだ。 物語は、2012年1月に交通事故で急逝したギリシアを代表する映画監督、テオ・アンゲロプロスが遺した謎めいた言葉から始まる。 「いまは未来が見えない。そして誰もが大きな待合室でチェスをしながら、扉が開くのを待っている。中には扉を壊そうとする者もあるがすぐには開かない――。ここ地中海圏が、扉を最初に押し開こうとするだろう」 アンゲロプロスが死んで、この“予言”の真意を直接訊くことはできなくなってしまった。そこで著者は、イタリア

    アンチ・グローバリズムも“グローバル化”している – 橘玲 公式BLOG
  • 「リスク」という概念を知らない日本人 - 『リスクと向きあう』

    リスクと向きあう 福島原発事故以後 著者:中西 準子 販売元:中央公論新社 (2012-11-22) ★★★☆☆ 著者は日の反公害運動の草分けだ。宇井純の弟子で、高木仁三郎などと同じ第2世代である。私も取材したことがあるが、70年代の反公害運動は今よりはるかに困難だった。そもそも公害というのがよく知られていない上に、情報が出てこない。役所も企業をかばうし、民放はスポンサーに遠慮してほとんど伝えなかった。NHKは公害問題にもっとも積極的に取り組み、高い評価を得た。 参議院議員までつとめた共産党員の子として生まれ、マルクス主義の影響を受けた著者は、東大の助手時代に反公害運動に身を投じ、その結果として23年間、助手を続ける(小出裕章氏みたいなものだ)。しかし著者は反対だけでは何も変わらないと気づき、流域下水道に代わって小規模な「いい下水道」を提案する。これが藤沢市などに採用されて、日の下水道

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  • 『ギャルと不思議ちゃん』の続き - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ギャルと不思議ちゃん論―女の子たちの三十年戦争 作者: 松谷創一郎出版社/メーカー: 原書房発売日: 2012/08メディア: 単行購入: 22人 クリック: 876回この商品を含むブログ (19件) を見る 先日、松谷『ギャルと不思議ちゃん』について、批判的な書評を書いたところ、はてブでこんなコメントがついた。 結論やメッセージがあったらどうだって言うんだ?地図や年表には意図があるのか? ある一定ジャンルの期間をそれなりに客観的に俯瞰して眺められる体験は、それなりに有益だと思うが?関係を示唆するのも十分に主張 さて……この人はぼくと意見がちがうつもりで、おそらくはあまり変わらない。ぼくは上のコメントで「それなりに」が繰り返されているのがおもしろいと思う。「それなりに」有益だとは思う一方で、この人はやっぱり、それなりの有益さでしかないと思っている。これはぼくが昨日の書評で述べている、「労

    『ギャルと不思議ちゃん』の続き - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 望まなくても戦争は起こる=意図読み違え、偶発事故、ナショナリズムの暴走…第一次大戦を描く歴史書「八月の砲声」から : アゴラ - ライブドアブログ

    OPINION 望まなくても戦争は起こる=意図読み違え、偶発事故、ナショナリズムの暴走…第一次大戦を描く歴史書「八月の砲声」から / 記事一覧 八月の砲声(ちくま学芸文庫)上 下 もしも…この忌まわしい疑念は累積する ウィンストン・チャーチル  第一次世界大戦を描いた回顧録・歴史書「世界の危機」より 誰も戦争を望まないが… 中国韓国ロシアが日の領土への不当な主張を強めている。特に中国では反日暴動によって、日系企業が襲われ、日の権益と在留邦人の安全が脅かされている。 現在の日は平静だ。中韓両国の旗を燃やし、関連企業を襲うこともない。デモも暴徒化しない。こうした日の民度の高さを私は誇りに思う。 一橋大学大学院MBAコースの取材をした。ここでは毎年約40人の入学生のうち、7割が日以外の学生だ。日中韓各国の出身者を含めた若き俊英たちが学び、多国籍の教員たちと和気あいあい

  • WIRED CONFERENCE 2012: “メイカームーヴメント”とは何か? クリス・アンダーソンの新提言

  • 金融業界に激震:『外資系金融の終わり』ついに発売 : 金融日記

    外資系金融の終わり それにしてもやばいが発売されちゃったよ。 当に、どうなっちゃうんだろう。 これは売れると困るわ。 とりあえず目次だけアップしておきます。 外資系金融の終わり ─目次 まえがき ─終わりのはじまり 第1章 大きすぎてつぶせない ギリシャの「飛ばし」とゴールドマン・サックス 平均年収7000万円のふつうの人が働く大企業 巨額の税金で救済された外資系金融機関 世界最大のヘッジファンドとなったFRB ウォール・ストリートを占拠せよ! 第2章 金が天から降ってきた 空前の20年バブルと蓄積されたリスク サブプライムはアメリカンドリームだった 20代で上場企業の社長並みの年収になった 20代の若者を高額報酬で引き抜き合うわけ 年収3000億円 金融業界のハレンチな接待 バブルが崩壊しても儲けたやつら 破綻したリーマン・ブラザーズの社員が一番儲けた 桁が上がったマネーゲーム 第3

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  • 『なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか』 地獄を見た司令官 - HONZ

    地獄というものがこの世に存在するのなら、著者が1994年にルワンダで見た光景こそ、そう呼ぶに相応しい。徹底的に破壊された都市、拷問の限りの果てに殺された人の山、その死体をべて犬の大きさにまで成長したネズミ。そこには、正気を保っているほうが異常であると思われるような、圧倒的な現実が広がっていた。 書の著者であるカナダ出身の軍人ロメオ・ダレールは、1993年10月にPKO部隊の司令官として内戦の続くルワンダに国連から派遣され、80万人の命がたった100日間で失われたジェノサイドを目の当たりにした。事態の鎮静化後に司令官を辞任したダレールは、カナダへ帰国してからもうつ病やPTSDに苦しみ、2000年にはアルコールとドラッグを用いて自殺未遂を起こす。 苦しみ続けた彼は、世界にルワンダの悲劇を伝えるために、そして、二度と同じような悲劇を起こさないために地獄の体験を振り返り、書にまとめた。この

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  • 経済学者はバカなのか「さっさと不況を終わらせろ」

    どうやらバカは、わたしだね。 なぜなら、これだけ丁寧に説明されても、理解できないから。いや、書が難しいわけではない。クルーグマンの主張は明快だし、処方箋も具体的で分かりやすい。忙しい人は巻末の「訳者解説」から読もう。訳者・山形浩生が簡潔にまとめてくれている(毎度毎度ありがたい)。 今(2012年)はまだ、リーマンショック以後の不景気が続いていてまともに回復してない。失業者の技能や労働市場での価値の低下から、その害が一時的なものではなく、長期的な被害になりつつある。だから景気回復策をきちんとやろうその手法も明快で、昔ながらのケインズ的な財政出動をやろう。赤字国債を出して、大量の公共事業をやろういままで行われている景気刺激策は小さすぎる。これまでの規模の数倍をどーんとやるべきだ。ちゃんとGDPの需要と供給のギャップを見て、それを埋める規模のものを一気にやるべきだ。中央銀行はそれを金融緩和で徹

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  • クオンツという人たち - hiroyukikojima’s blog

    (前半は、自著の宣伝なので、そっちには関心が薄く、クオンツに興味がある人は、後半に飛んでくらはい)。 これから2ヶ月の間に3冊の新著が刊行される。 最初は、今週末に刊行される『大悪魔との算数決戦』(すうがくと友だちになる物語1)技術評論社。 大悪魔との算数決戦 (すうがくと友だちになる物語1) 作者: 小島寛之著,大高郁子絵出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2012/06/22メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 15人 クリック: 633回この商品を含むブログ (10件) を見るこれは、流れは変わった、今こそ目指せ、サイエンスライター - hiroyukikojimaの日記でも、入試国語に出題される、ということ。 - hiroyukikojimaの日記でも宣伝したけど、小学生向けの数学冒険ファンタジーだ。とはいっても、もちろん、大人が読んでも面白いように書いてある。昨日、見

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  • 貧乏人に足りないもの―『貧乏人の経済学』 - 事務屋稼業

    バナジー=デュフロ『貧乏人の経済学』はとてもおもしろいだ。ネットにはすでにすぐれた書評がいくつも出ているし、例によって訳者解説が充実しているので、ここでは個人的に目を引いた箇所を紹介させていただく。 「第9章 起業家たちは気乗り薄」で、著者たちはこう言う。マイクロファイナンスは途上国の貧乏人の生活向上にまちがいなく役立つものだけれど、それを主唱する人々が喧伝するほどには劇的な成果をあげるものではない。マイクロファイナンスは決して貧困撲滅のための「銀の銃弾」ではないという(だからダメだ、と言っているわけではないことに注意)。 それはなぜか、という謎解き自体もおもしろいのだけれど、ちょっと割愛する。結論部分からポイントのみ引用するので、詳細はぜひ文にあたっていただきたい。 貧乏人の事業はしばしば、特定の起業衝動の反映というよりは、もっと通常の雇用機会がないときに、仕事を買うための手段でしか

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  • 「収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学」書評 後代に責任とる 合意形成の道|好書好日

    「資源の呪い」のメカニズムとは? ガバナンスと資源の関係とは? 資源の探査、政府によるその価値の確保から、資源収入の消費、貯蓄、投資まで、アフリカなどの現状を分析し、その… 収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学 [著]ポール・コリアー 資源は途上国にとって両刃の剣だ。収入は増えるが、利権と汚職の温床になったり、資源収入への過度の依存で国民の勤労意欲まで消えたり。この「天然資源の呪い」を指摘した一人が、書の著者コリアーだ。 でも、あらゆる国は何らかの天然資源を持つ。それをきちんと活用して、天然資源の呪いから脱するには? それが書のテーマだ。 その指摘は単純ながら重い。まず、天然資源の呪いは行政能力の問題だということだ。政治家の汚職を監視し、国富を国民に還元する仕組みが弱いので、資源の利益が外国や汚職政治家に吸い上げられ、無駄な投資が起きる。 さらに著者は、その背後にある思想の問題も指摘す

    「収奪の星 天然資源と貧困削減の経済学」書評 後代に責任とる 合意形成の道|好書好日
  • 「貧乏人の経済学」はスゴ本

    経済学者≒ソフィスト」と冷やかに観察しているが、書は例外。 なぜなら、後知恵の机上論を分かりよいストーリーに押し込んで一丁あがりにしないから。あらゆる問題を一般原理に還元し、紋切型に落とし込む発想を拒絶するから。解決策はランダム化対照試行(RCT:random control test)によって検証済のものだから。 紋切型の経済学者が唱える「銀の弾丸」はないものの、「こんな状況下でこういう対策を打つと、確かに効果が期待できる」といったシナリオは描ける。面白いことに、そのシナリオを支える理屈は、「いま」「ここ」にも適用できるセオリーであるところ。わたしが貧困の罠に陥っていない理由は、わたし個人の努力よりも、社会システムに依拠しているものが大であることが分かる。見えるもの(社会保険、公衆衛生、教育システム)だけでなく、そこからくる見えないもの(安心、安全)に二重三重に保護された「わたし」が

    「貧乏人の経済学」はスゴ本
  • [書評]意識は傍観者である: 脳の知られざる営み(デイヴィッド・イーグルマン): 極東ブログ

    デカルトの「我思う故に我あり」は通常、「思考している自分は存在している」と理解される。「自分という意識は確実に存在している」というわけである。当たり前ではないかと思うかもしれない。残念でした。「自分という意識」は脳機能の処理結果であって、それ自体で存在しているわけではない。あなたには自由意志なんてない。あなたの意識や自由意志は脳のプロセスの、ただの傍観者なのである。 冗談のようだがこの話は脳科学を学んだ人には常識の部類である。なにかをしようと意識するよりも身体のほうが先に動くことは実験科学的にわかっているからだ。座っていて「ちょっと立ち上がろうかな」という自由な意識は、実際には立ち上がろうとする身体の神経反応の後から生じている。生理学者ベンジャミン・リベット(Benjamin Libet)が1980年代に明らかにした(参照)。身体運動についての自由意識と思われているものは、身体意識の承認の