メキシコの空港で、旅客機の非常ドアを開けて翼の上を歩いた男性乗客が逮捕された。背景には出発遅れがあったとされ、同じ便に乗っていた乗客らは、この男性を擁護する声明を発表した。 事故報告書などによると、首都メキシコ市のメキシコ国際空港で25日朝、アエロメヒコ航空のグアテマラ市(グアテマラの首都)行きの旅客機が出発を待っていた。しかし、予定時刻から約3時間が過ぎた午前11時半ごろになっても、滑走路上で待機を続けていた。 その間、機内は空調がきいておらず、乗客に水が提供されることもなかったという。 そうした状況で、乗客の男性が今回の行動に出た。これにより、同便は機材を変更する必要が生じたとされる。 空港によると、被害はなかったが、男性は警察に引き渡された。 ■「私たちの命を救った」 これを受け、同じ便の機内で強い怒りを覚えていた他の乗客たちは、各自の名前と署名を入れた手書きの共同声明をソーシャルメ