名刺DB化、メール署名情報自動登録 Sansanは人工知能(AI)で社内外の人脈を可視化することで企業の効率的営業活動を支援している。この一環で同社主力の法人向け名刺管理サービス「Sansan」に、メール署名の情報を自動登録する新機能「スマート署名取り込み」を追加した。従来主軸としていた名刺交換なしで相手の連絡先などをデータベース化する。オンライン営業が普及する中、直接顔を合わせない出会いにも活用の幅を広げる。 Sansanは交換した名刺をデータベース化し、人脈の管理・共有をしやすくするクラウド型ソフトウエア。専用スキャナー(原稿読み取り装置)やスマートフォンのカメラで撮影するだけで情報を登録する。2007年から提供し利用者が増加し続けている。 こうした中、20年に新型コロナウイルス感染症が急拡大。同4月の緊急事態宣言で完全テレワークに移行した同社では、紙の名刺交換数が一気に半減した。だが