未来予測では、誰もかなわないのが、Ray Kurzweil氏である。 カーツワイル氏は、シンギュラリティという言葉を拡げたことで有名だが、 未来の技術予測に関しても他の追随を許さない実績がある。 今から25年前の1999年に書かれた「The Age of Spiritual Machine」という書著で、2020年頃に世界の計算機資源の大部分がニューラルネットと遺伝的アルゴリズムに使われるようになると予測した。これは、今から10年前でも、氏以外には、見えていない世界だった。しかし、本当にそうなった。 実は、この後半に取りあげられた遺伝的アルゴリズムは、これまで、あまり使われていなかったので、珍しく外したな、と私は思った。 ところが、今回の「サカナAI」の登場だ。サカナAIは、設立1年という短期間で、ユニコーンになったことで話題だ。このサカナAIが、まさにニューラルネットと遺伝的アルゴリズム