クラウド最大手の米Amazon Web Services(AWS)で6月に起きたクラウドサーバの障害は、大手企業のアプリやサービスなどに大きな影響を及ぼした。同月初旬には「Microsoft 365」がダウンしてOutlookやWordが一時的に使えなくなる障害も発生。AmazonやMicrosoftのような最先端企業でさえも防ぎ切れないサーバダウンは、なぜ起きるのか。 今回のAWS障害は米東部時間6月13日にUSイースト1リージョンで発生。原因は「AWS Lambdaの容量管理を担うサブシステムの問題」だったと説明している。 AWSでは同リージョンで2022年12月にも「複数のネットワークデバイスの障害」が発生した他、過去にもソフトウェアの問題や人為ミスを原因とするサーバ障害に見舞われたことがある。そのたびにAWSを利用する顧客のサービスやWebサイトがつながりにくくなったりダウンしたり