inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 東京電力福島第一原子力発電所事故後、福島県内の自治体、病院などで住民の内部被ばく状況の検査体制が整備されつつある。 自治体などで内部被ばく検査用の装置の購入や運用が行われているほか、地域の病院やNPOなどでも、自主的に検査機器を購入し、検査を求める住民の要求に応える動きが出てきている。 通常、人体の内部被ばくの測定にはホールボディカウンター(WBC)という装置が使われる。これは、更衣をした上で周囲を鉛の板で遮蔽した機械の中に一定時間立つなどして測定するものだ。 原発事故前は、放射線を取り扱う施設や原発作業者の健康管理のために少ない台数があるのみだったが、事故を契機に福島を中心に大量に導入された。 そうした中、憂慮すべき事態が発生してい