(CNN) ローマ法王庁(バチカン)は13日、「パレスチナ国家」との条約交渉がまとまったと発表した。条約は「近い将来」に調印されるという。 パレスチナ人修道女2人をカトリックの聖人に列する式典が17日に行われるのに先立ち、パレスチナ自治政府のアッバス議長が16日にローマ法王フランシスコを訪問する予定になっている。 これにより、バチカンはパレスチナ国家の存在を法的文書の形で初めて公式に認めることとなる。バチカンは長年、イスラエルとパレスチナの2国家共存こそ、聖地パレスチナの平和に向けた最善の策だとの立場を取ってきた。 バチカンのロンバルディ報道官はCNNに対し、2012年11月に国連がパレスチナ自治政府に「非加盟オブザーバー国家」としての参加資格を認めて以降、バチカンもパレスチナを国家として扱ってきたと指摘。「つまり(対パレスチナ政策には)一貫した継続性がある」と説明する。 今回、発表された