愛知県常滑市でガソリンの安売り競争を激化させ、独禁法違反(不当廉売)の恐れがあったとして、公正取引委員会は24日、大型スーパーを展開する「コストコホールセールジャパン」(川崎市)と、地元の燃料販売会社「バロン・パーク」(同県半田市)に警告した。 両社は一時、レギュラーガソリン(1リットル)を全国平均より40円以上安い約87円で販売していた。 公取委によると、コストコ社は11月18日、常滑市の会員制店舗に併設した給油所の営業を開始し、安値でガソリンを販売。「地域一番の安さ」をうたうバロン社も、近くの給油所で値下げを始めた。 バロン社の非会員向けレギュラー価格は前日まで110円台だったが、同25日に86.8円まで下落。コストコ社も87円まで値下げした。 その後100円以上に戻ったが、公取委は同27日までの10日間、仕入れ原価割れの価格で営業したと判断。周辺業者に不利益を与える行為だと警