九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の重大事故を想定して2日に実施された佐賀、福岡、長崎3県の防災訓練のテレビ会議が内閣府とつながらなかったトラブルで、内閣府は4日、庁舎が訓練当日に全館停電だったことが原因と明らかにした。担当者が事前に周知されていた停電を把握しておらず、佐賀県は「当事者意識を持ってほしい」と憤っている。 約7700人が参加した訓練は、実際の災害時には首相官邸に設置される原子力災害対策本部の役割を内閣府が担い、避難指示の必要性を指摘する予定だった。しかし、テレビ会議がつながらず、佐賀県唐津市のオフサイトセンター内に常駐する原子力規制庁の担当者が急きょ代行した。
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