荒井勝喜秘書官(当時)の差別発言について記者団の質問に答える岸田文雄首相=首相官邸で2023年2月6日、竹内幹撮影 「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」。荒井勝喜首相秘書官(当時)のLGBTQなど性的少数者や同性婚に対する差別発言には、この人大丈夫か?と仰天した。杉田水脈衆院議員は、性的少数者へのヘイト意識を「生産性がない」という言葉にまぶした。これに対して荒井氏は感情をむき出しにした。開いた口がふさがらないうちに即刻更迭となった。 発言をいち早く報じた毎日新聞2月5日朝刊の社説。同性婚の法制化について岸田文雄首相が「社会が変わってしまう」と述べたこと、LGBTQなどに対する国民の理解を深める法案がたなざらしであることを指摘。「露呈した政権の人権感覚」と断じた。同日の朝日新聞社説は、杉田氏を総務政務官に起用したことにも言及。「多様性のある包摂社会」を掲げる「首相自身の人
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