スペースコロニー＆工場建設シム「Dawn Apart」が日本語対応を発表。ウィッシュリスト登録者の約3分の1が日本人であることから 編集部：松本隆一 ドイツのゲームデベロッパIndustrial Technology and WitchcraftがSteamにストアページをオープンしている建築シム「Dawn Apart」が，このたび日本語への対応を発表した。 同社は，ベルリン在住の4人のゲーム開発者による小規模なスタジオだ。彼らの発表によれば，「Dawn Apart」は日本からの関心を多く集めており，Steamのウィッシュリストに登録している人の約3分の1が日本人とのこと。彼ら自身，理由はよく分かっていないようだが，ゲームジャンルや画面の美観が日本人プレイヤーの心に響いているのではないかと想像している。こうしたことから，ゲーム内テキストをすべて日本語に翻訳する判断を下したという。 「Daw

【山本一郎】無知を騙す仕組みになっちゃった「NFTゲーム」界隈の行方 ライター：山本一郎 昔からあることですが，それっぽいバズワードをまぶしておくと，会社の偉い人が「最先端の物事に乗り遅れるな」とばかりに見事に騙されて，部下が総萎えになりながらも巨額投資を巻き上げられたり，大事故を起こしたりする事例って多いじゃないですか。 最近だとその最たるものが「NFTゲーム」なわけです。 ついぞ先日も，宇宙へ跳んだおカネ配りおじさんと上場ゴール事件の人が黄金タッグを組んで，派手に打ち上げていたNFTゲーム「キャプテン翼 -RIVALS-」で，結構なやらかし事案が発生しました。本来の挙動制限を超える出金ができてしまう，“出金貫通”なる事故です。 ローンチ直後にちょっと躓いた「キャプテン翼 -RIVALS-」。さまざまに修正を加えながら，現在も絶賛運営中 キャプテン翼 -RIVALS- 公式サイト しかし

「アズールレーン」開発元，天城ちゃんのMMD/VRChat向け3Dモデルを無料配布 編集部：真ゲマ Manjuuは本日（2022年8月29日），Yostarが運営する「アズールレーン」（iOS / Android）に登場する「天城ちゃん」の3Dモデルの無料配布をBOOTHで開始した。 天城ちゃんは，天城を幼女化したキャラクターだ。天城ちゃんの3Dモデルは，簡体字版のリリースから5周年を記念した中国ユーザー向けの特別番組「アズールレーン5周年特別生放送」で登場し，Vtuberのように動く姿などを披露していた。 「おかえりなさいませ、指揮官さま。重桜のお菓子でもいかがですか？」 アズレン簡体字版5周年で登場した天城ちゃんの3Dモデルを無料で配布致します！ （MMD対応）：https://t.co/oruiYgoAKU （VRchat対応）：https://t.co/7mgsNWyix6 *モデ

Yostarの新作「エーテルゲイザー」が正式発表。作品情報やティザームービーの公開に加えて，事前登録の受付も開始に 編集部：Chihiro Yostarは本日（2022年8月5日），スマートフォン向け新作アプリ「エーテルゲイザー」（iOS / Android）を正式発表した。 本作は，YostarとYongshiが手がける“ハイスピード爽快3Dアクションゲーム”を謳うタイトルだ。主な見どころには，3人一組で出撃する協力アクションバトルが用意され，簡単な操作でスキルを繰り出したり，仲間とのシンクロにより「連携奥義」を発動できたりすることが挙げられている。 さらに，戦略シミュレーション形式でマップを探索する「因果観測」や，ローグライク形式の「MDバリアブル」，自分と仲間たちの限界に挑む「歴戦連鎖」など，さまざまなコンテンツを楽しめるとのこと。作品の世界観やティザームービーも公開されたので，こち

緑内障の早期発見にも寄与するスマホ向けゲームアプリ「METEOR BLASTER」を東北大学と仙台放送が共同で開発。日本における特許を取得 編集部：Gueed 東北大学大学院医学系研究科は2022年8月3日，同研究科の神経・感覚器病態学講座眼科学分野のチーム（教授：中澤 徹氏，特任助手：矢花武史氏）と仙台放送が共同で，緑内障の早期発見にも寄与するというスマートフォン向けゲームアプリ「METEOR BLASTER」を開発し，日本における特許を取得したと発表した（特許権 登録番号：第7103744号）。 画像はプレスリリースより METEOR BLASTERは，宇宙空間を舞台とした“シューティング系ゲーム”とされている。プレイヤーは，画面中心に登場する隕石をレーザ砲で破壊しながら，宇宙空間のあちこちに登場する星（＝白い光）を捉える。本作に片目ずつ計5分間取り組むだけで，視野の状態の簡易判定が可

Yostar Picturesの公式YouTubeチャンネルがオープン。さまざまな動画コンテンツを随時追加予定 編集部：Chihiro Yostar Picturesは本日（2021年11月17日），同社の公式YouTubeチャンネルの開設を発表した。今後，さまざまな動画コンテンツが随時追加される予定とのことだ。 Yostar Pictures公式YouTubeチャンネル Yostar Picturesは，「アズールレーン」「アークナイツ」など，スマートフォンアプリの運営で知られるYostarの子会社となるアニメ制作スタジオ。10月には，初のオリジナルアニメ「空色ユーティリティ」の制作が明らかにされていた。 関連記事 Yostar Pictures初のオリジナルアニメ「空色ユーティリティ」が制作決定。同社取締役のつぶやきがきっかけで実現したゴルフアニメ Yostarは本日（2021年10月

日本語対応PC版「黄泉ヲ裂ク華」の配信が本日スタート。1979年の東京を舞台とした“ディストピア・ダンジョンRPG” 編集部：Gueed Aksys Gamesは，エクスペリエンスが国内で展開している「黄泉ヲ裂ク華」（Xbox One / Nintendo Switch / PlayStation 4）のPC版の配信を，Steamで本日（2021年11月5日）開始した。Steamストアページ上のタイトル名は「Undernauts: Labyrinth of Yomi」，インタフェース，音声，字幕はいずれも日本語対応，価格は6290円（税込）となっている。 エクスペリエンスが2020年にリリースした黄泉ヲ裂ク華は，1979年の東京を舞台とした“ディストピア・ダンジョンRPG”。プレイヤーは“黄泉”と呼ばれる巨大構造体を探索する事業者・地下探行士（アンダーノーツ）として，黄泉に隠された謎に迫る

イラストレーター岸田メルとは何者なのか。「BLUE REFLECTION TIE/帝」のキャラクターデザインから，その繊細な絵の起源を探る 編集部：御月亜希 カメラマン：佐々木秀二 12→ コーエーテクモゲームスは2021年10月21日，ガストブランドのRPG「BLUE REFLECTION TIE/帝」（PS4/Switch，PC版は11月9日発売予定）を発売した。 本作は，2017年にリリースされた「BLUE REFLECTION　幻に舞う少女の剣」（PS4/PS Vita/PC）の続編で，クロスメディアプロジェクトとしてアニメやスマートフォンタイトルと共に再始動した「BLUE REFLECTION」シリーズの最新作である。 このシリーズで，大きな魅力となっているのが，イラストレーター岸田メル氏によるキャラクターデザインだ。本作においても，岸田氏のキャラクターのゲーム内での再現性には，

「アズールレーン」に特別計画艦 第4期が本日実装。白龍のCVを担当する佐藤聡美さんから寄せられたアツいコメントを4Gamer限定で全文公開 編集部：Chihiro Yostarは本日（2021年7月8日），配信中のスマートフォンアプリ「アズールレーン」（iOS / Android）に「特別計画艦 第4期」を実装する。 特別計画艦は，史実において開発構想があったものの建造に至らなかったなど，何らかの理由で造られなかった艦船のことで，Wargaming.netが配信する「World of Warships」にプレイアブル実装されている。アズールレーンは同作とコラボレーションしており，特別計画艦が「架空存在」としてアプリ内に登場している。 これらは，指揮官レベル30以上で開放される「開発ドック」で任務をクリアしていくことで，入手や強化が可能になる。 第4期は，6月22日の「初夏のアズレン公式生放

「アズールレーン」に白龍，アンカレッジら5名が新たに仲間入り。特別計画艦 第4期が実装 編集部：Chihiro Yostarは2021年7月8日，スマートフォンアプリ「アズールレーン」（iOS / Android）に，Wargaming.netの「World of Warships」とのコラボコンテンツである「特別計画艦」第4期を実装した。 今回登場するのは，重巡洋艦「アンカレッジ」，空母「アウグスト・フォン・パーセヴァル」「白龍」，戦艦「マルコ・ポーロ」，大型巡洋艦「エーギル」の5名。これらは6月22日に実施された生放送で本日の実装が予告されていたものだ。なお，放送時点ではエーギルのCVを担当する声優が伏せられていたが，佐倉綾音さんを起用することが明らかにされている。 関連記事 「アズールレーン」に特別計画艦 第4期が本日実装。白龍のCVを担当する佐藤聡美さんから寄せられたアツいコメント

普通に開く“扉”をゲーム内に作るのは，なぜそんなに難しいのか ライター：游研社 下記の記事は，游研社（→リンク）に掲載された記事を，許可を得て翻訳したものです。可能な限りオリジナルのまま翻訳することに注力していますが，一部，画面写真などを変更したり，文化的な背景などで理解されづらいものについては日本向けに表現を変えたりしている箇所があります。→元記事 デベロッパー達は，長い間「扉」に苦しめられている 少し前に，インディ開発者のStephan Hövelbrinks氏が，個人の感想をツイートした。「ゲームにあるドアは開発が複雑すぎて，いろんなバグの誘因になる」「デベロッパーであれば誰もが痛感していることだ」 Doors #gamedev pic.twitter.com/7CJgKin1dE— Stephan Hövelbrinks (@talecrafter) March 9, 2021 こ

中国語のみでリリースされた「三国群英傳8」はどんなゲームなのか。そして，なぜSteamのセールス世界1位になれたのか ライター：徳岡正肇 2021年1月12日，Steamでリリースされた「三国群英傳8」（Heroes of the Three Kingdoms 8）が世界セールスランキングのトップに立った。 この作品はローンチから現在（記事執筆時）に至るまで，中国語（繁体字・簡体字）のみをサポートしている。つまり，ほぼ中国使用者の売上だけで世界1位を獲得したということだ。 「三国群英傳8」 2021年1月の発表（※リンク）によると，Steamにおける使用言語の割合は中国語が約19％だ。これは英語に次ぐ第2位である。その意味では，今回の状況は決して不可解というほどではない。また，中国本土の開発会社とパブリッシャが手を組んでリリースされたゲームが世界市場のトップに立ったというケースと言えば，直

ライザの成長した姿を描くのは，針に糸を通すような仕事。「ライザのアトリエ２」キャラクターデザインをイラストレーターのトリダモノ氏に聞く 編集部：御月亜希 カメラマン：佐々木秀二 12→ コーエーテクモゲームスのガストブランドが，2020年12月3日（PC版は2021年1月）に発売を予定している「ライザのアトリエ２〜失われた伝承と秘密の妖精〜」（PS4/Switch 以下，「ライザ２」）。主人公ライザリン・シュタウト（ライザ）が話題になり，シリーズ中で最高の販売数を記録している「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」（PS4/Switch/PC）の続編だ。 今作では，シリーズ初となる主人公の続投形式が採用され，前作から3年経ったライザの冒険が描かれる。 ライザといえば，キャラクターデザインが完成するまでに大変な苦労があったというのは，「こちら」の記事でイラストレーターのトリダモノ氏

【公式素材追加】新タイトル「サクラ革命」が正式発表。セガとディライトワークスの共同制作で，ゲームの舞台は太正100年の帝都・東京 編集部：yusuke セガとディライトワークスの共同制作タイトル「サクラ革命」が本日（2020年9月2日）発表された。「新プロジェクト『B.L.A.C.K.』正式発表 生放送」と「ディライトワークス新作RPG“日本、奪還。”プロジェクト 発表会」というそれぞれの新作発表会が同時刻にYouTubeとPeriscopeを通じて放送されているが，どちらも同じ映像で本タイトルを正式発表する仕掛けだった。 ゲームの舞台は太正100年の帝都・東京とし，新たなヒロイン3名が帝国華撃団を名乗るストーリーが展開するという。システムなどは明らかにされなかったが，より詳細な情報は今後も発表されていくとのことなので，期待したい。 ※画像は配信映像をキャプチャしたものです。 ※22：30

前略「バレットウィッチ」様――TPSへの偏見を撃ち抜いてくれた初恋のゲームへ，12年越しのラブレター ライター：本地健太郎 2006年にAQインタラクティブ（現マーベラス）より発売されたXbox 360用ソフト「バレットウィッチ」をご存じだろうか。あれから12年の時を経て，同作のリマスター版がSteamとHumble Bundleにて配信された。 筆者は「バレットウィッチ」を愛する者として，世界で五本の指に入ると自負している。実績のコンプリートはもちろん，「バレットウィッチ オフィシャルコンプリートガイド」（マイクロマガジン社）の企画・執筆を担当し，パッケージは日本版のみならず北米版や欧州版，アジア版を所有。さらに海外で発売された攻略本も入手済みだ。 筆者所有の「バレットウィッチ」グッズの数々。編集担当の「もうちょっと綺麗に撮れなかったの？」に対し，筆者は「QSK（急にSteamに来たので

「アズールレーン」と浅田飴がコラボ。動画「ル・マランの正しい手洗い講座」を公開 アズールレーン アズールレーン 配信元 Yostar 配信日 2020/04/17 ＜以下，メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています＞ 『アズールレーン』 株式会社浅田飴とのコラボキャンペーン実施！ 正しい手洗い・手指消毒・うがいの方法を紹介する動画を公開 株式会社Yostar（本社：東京都千代田区神田練塀町300番 住友不動産秋葉原駅前ビル11階、代表取締役社長：李衡達）は2020年4月18日（土）、当社が運営しているスマートフォン向けアプリ『アズールレーン』と株式会社浅田飴とのコラボレーションキャンペーンの実施をお知らせいたします。 ■手を洗おう！アズールレーン × 浅田飴 手洗い啓蒙のコラボレーションキャンペーンを開催！ アズールレーンは「せき・こえ・のどに」でお馴染みの株式会社浅田飴とのコラボレーシ

5年分の店舗経験をゲームで――サイゼリヤに聞く，ボードゲームを活用した社員教育。「オリジナル店舗運営ゲーム」の顛末を制作陣に聞いた ライター：瀬尾亜沙子 レストランチェーン「サイゼリヤ」のことは，皆さんもご存じだろう。そのサイゼリヤが，ボードゲームを使った社員教育を始めたという。 企業におけるゲーミフィケーションの1つとして，研修用のボードゲームというものはときおり耳にするものの，実際に見たり遊んだりできるチャンスは限られている。企業向け研修用ゲームはたくさん作られているというが，企業側にメリットがないため，「こういうものを社員向けに作りました」とアピールされることがないからだ。 先日掲載した「サイゼリヤがボードゲームで店舗マネジャー（店長）の研修をしている」というニュースは，そのためか話題を呼び，多くの人の興味を惹いたようだ。そこでこの度，サイゼリヤに取材を申し入れたところ，快諾いただい

［TGS 2019］対魔忍が3Dで動く――誰でも対魔忍になれる，対魔忍の新作「アクション対魔忍」が健全に見参！ 編集部：楽器 人の世への不干渉が破られ，闇夜に魑魅魍魎が跋扈したとき，人魔外道の悪にせいぎの刃を下す者あり。人は彼らを，対魔忍と呼んだ――。 東京ゲームショウ2019のインフィニブレインブースに，硬派なゲームシリーズでお馴染み“対魔忍”の新作として，スマホゲーム「アクション対魔忍」（iOS / Android）が出展された。対魔忍が3Dで動く。この簡潔な一文が秘めている熱たるや，なんとエネルギッシュなことか。 ※以下，プレイの感想は会期前にゲームを触らせてもらったときのもので，記事中の画像はTGS出展映像のものとなります。 公式のジャンル名は“近未来くノ一アクション”。プレイヤーは近未来の日本を舞台に，人の身で魔に対抗する超人的な忍たち，すなわち対魔忍の活躍を3DアクションRPG

「ゼノサーガ」の紆余曲折が「ゼノブレイド」を生んだ――不定期連載「原田が斬る！」，第7回はゼノシリーズ総監督の高橋哲哉氏にモノリスソフトの今を聞いた 編集部：touge ライター：井筒和幸 カメラマン：佐々木秀二 123→ 鉄拳シリーズのプロデューサー・原田勝弘氏による対談企画「原田が斬る！」の第7回をお届けする。 今回ゲストに迎えたのは，約20年前にプレイヤーから熱烈な支持を得た名作RPG「ゼノギアス」の生みの親であり，2017年12月に発売されたゼノブレイドシリーズ最新作であるNintendo Switch向けタイトル「ゼノブレイド2」など，これまで数多くのRPGを手掛けてきたモノリスソフト取締役/CCO（Chief Creative Officer）の高橋哲哉氏だ。 かたやRPG，かたや格闘ゲームと一見接点のないように思える高橋氏と原田氏だが，一時期は同じビルの同じフロアで働いていた