毎日新聞で「えらぼーと」ってあるじゃないですか。ご存じない方のために公式から説明文を拾ってくると,毎日新聞ボートマッチ「えらぼーと 2014衆院選」は、衆議院選挙を「題材」にあらためて政治について考えられるサービスです。えらぼーとでは候補者に回答してもらったアンケートと同じ設問に答えることで、あなたがどの政党、候補者と考えが近いのかを数値化します。また今回のえらぼーとでは「あなたの争点」を選ぶことで、あなたが特に関心をよせる設問での各政党、候補者との一致度に差がつき、より考えの近い政党、候補者が浮かび上がるようになっています。あなたが気になるテーマでどの政党、候補者と考えが近いのか。投票先を検討する上でも是非参考にしてください。毎日新聞ボートマッチ えらぼーと 2014衆院選 こういうサーヴィスです。数年前からやっていて,わたしも何度か使ってみたことがありますが,まあ面白いサーヴィスだと思
先月、上遠野浩平の「ブギーポップ」シリーズ最新作である『ブギーポップ・チェンジリング 溶暗のデカダント・ブラック』が発売された。 シリーズ初期の主要登場人物の一人、委員長こと新刻敬が『歪曲王』以来15年ぶり三度目のメインを張っているため、一度離れてしまった読者にも手に取ってもらいたい作品だ。 また、今月からは最新刊を除くシリーズ作品の電子書籍版の配信も開始された。 no title これによって新規読者や復帰する元読者が少しでも増えてくれるのなら、非常に喜ばしい。 ところで、近年の刊行ペースはややゆったりしたものとは言え、ブギーポップも15年以上続いている作品である。その巻数は本編だけで19巻、関係の深い姉妹作である『ビートのディシプリン』『ヴァルプルギスの後悔』『螺旋のエンペロイダー』を加えると29巻にもなる。その上、ブギーポップ本編は各巻ごとに新たな登場人物をメインに据える形式が多いた
青色レーザーダイオードを実現した赤崎先生、天野先生、中村修二さんがノーベル賞を受賞されました。本当におめでとうございます。 特に中村修二さんは企業(日亜化学)での仕事で受賞したわけですから、私は中村さんよりも下の世代ですが、企業で技術者だった私は大変勇気づけられました。 大変失礼な言い方をすると、赤崎先生は偉すぎて雲の上の存在ですが、中村修二さんならひょっとしたら自分もなれるかもと、企業などで実用研究をしている技術者にも思われるところがあるのが、今回のノーベル賞は良いですね。 また実は私は学部、修士の時に青色レーザーに関連する研究をしていたので、昔(学生時代)を思い出して感慨もひとしおです。 当時は青色レーザーを目指して、今回受賞したGaNとZnSeが激しく競争。いずれの陣営も日本の企業・大学が中心で、「日本を制したものが世界を制する」という、日本の黄金期でした。 私は「負け組」であるZn
よく見かけるレトリックに,「肉屋を支持する豚」というものがあるけれど,これって揶揄表現としては問題大ありだと思うんだよなあ。 たとえばそれは「福祉切り捨ての新自由主義を支持するワープア層」とか「表現規制の自民党を支持するオタク」とかに向けられている言葉なわけだけれど,自分の私的利害と「あるべき社会像」が衝突したときに後者を優先させるのは,その「あるべき社会像」の内実を問わずに外形的基準のみで評価するならば,民主政国家における模範的市民と言い得るんじゃないのかと。 もちろん,全員が公共の福祉のために滅私奉公するのだ,といえばそれはファシズムになってしまうのだが,しかし公正な社会像をめぐる議論ではなるべく自分の私的利害は反映させない方がいいんじゃないのっていう点はたとえば無知のヴェール論とかでも論じられてきてるわけで,自分の私的利益度外視して各人の考えるあるべき社会像の実現にコミットする行為そ
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