タグ

ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (76)

  • コロナで可視化した社会のリアル - Chikirinの日記

    いつもは「年の区切り」なんてあまり意識しないのですが、今年は「2020年に自分が感じたこと」を残しておきたいと思います。 いうまでもなく2020年は、新型コロナの感染拡大により、社会も個々人の生活も、極めて大きな影響を受けた一年だったからです。 1.ギリギリで生活を成り立たせている人がかなり多い アルバイトがひとつなくなったら、数ヶ月で家賃が払えなくなる。そういう状態で生きている人たちがたくさんいると可視化された一年でした。 飲店に客が入らなくなるだけでアルバイトが減り、大学を中退せざるを得ない大学生 披露宴やホテルの宴会がなくなり、生活が行き詰まった大量の配膳係の人たち シングルマザーや非正規雇用の単身中高年だけじゃなく、 家族を支え、持ち家まで所有していた人たちの中にも、残業がなくなっただけでローンが払えず破綻する人が現れています。 下記は 11年前に書いたブログですが、おそらく今は

    コロナで可視化した社会のリアル - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2020/12/31
    オリパラ利権に遠慮してでいつまでも中止を宣言できない構図が可視化されたことについてはまったく触れないわけね
  • Go to キャンペーン大混乱について - Chikirinの日記

    新型コロナで大打撃を受けている観光業界を支援するため政府が計画した「Go to キャンペーン」 今月22日からの旅行の宿泊費に関して、最大35%を支援すると発表したのが、たかだか一週間前。 なのに突然「東京在住者には不適用」「東京発着の旅行も不適用」、かつ「高齢者や若者の団体旅行、大人数の宴会は避けるように」とか言い出して、旅行会社は大混乱。 関東圏の観光地の旅館では「昨日と今日で200件の予約キャンセルが発生。その半分近くが今月の予約(なので、今から埋めるのはもはや不可能)」という状態らしく、「これって何を目的としたイジメ?」って感じです。 私はこのブログを「12歳のときの自分に、リアルな社会の仕組みを教えるため」に書いているのですが、今回の Go to キャンペーンを巡る混乱については「12歳だと理解できないかな?」と思えることも多いので、いくつか説明しておきたいと思います。 1.なぜ

    Go to キャンペーン大混乱について - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2020/07/18
    お金に余裕がある人は、補助金ごときで感染リスクを無視したりしない。GoToは、海外旅行ツアーが壊滅して死にそうな大手旅行代理店救済が目的で、お金に余裕ない人を踊らせる企画。救済対象は地方観光業ではない。
  • 日常生活に見る人手不足 - Chikirinの日記

    昨日、ひさしぶりにファミレスに行ったんだけど、土曜日の夕時ということもあって長蛇の列。 諦めて他の店に向かう人もいるけど、そうもできないのが小さな子供連れ。 騒ぎがちな子供をつれていると、静かなお店には行きにくい。メニュー的にもお手頃価格で子供が喜ぶモノが揃ってるファミレスで順番を待つしかない。 なんで混んでるかといえば、オペレーションがまわってないから。 入口近くでリストに名前を書いて 4組の客が待ってるけど、テーブル自体は 4組分、既にあいている。 ただ、テーブル上には前の客がべ終えた器がまだそのまま。 アルバイトが足りず、急がしくて器をかたづけられない。だから客は入口で延々待たされる。 働いている人達はもちろん一生懸命、働いている。 でも彼らの立場にたてば、入口で並んでいる客が諦めて他の店に向かってしまっても、正直、なんも困らない。 彼らの大半は時給で働いてる。 ヒマでも忙し

    日常生活に見る人手不足 - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2018/08/26
    足りないのは人手ではなくて賃金だよね。ホールで働く従業員に経営の片棒を担がせたかったら、それに見合う賃金とインセンティブを出さないとね。
  • 地方自治体の消滅こそ社会の進歩 - Chikirinの日記

    総務省のデータにあるように、日の自治体の数は、明治以来ずっと減り続けています。 具体的にはこんな感じ↓ 年月 西暦 市 町 村 計 メモ 明治21年 1888 0 内訳略 内訳略 71,314 - 明治22年 1889 39 内訳略 内訳略 15,859 ※1 市制町村制施行 大正11年 1922 91 1,242 10,982 12,315 - 昭和20年10月 1945 205 1,797 8,518 10,520 (終戦) 昭和22年 8月 1947 210 1,784 8,511 10,505 地方自治法施行 昭和28年10月 1953 286 1,966 7,616 9,868 ※2 町村合併促進法施行 昭和31年 4月 1956 495 1,870 2,303 4,668 新市町村建設促進法施行 昭和31年 9月 1956 498 1,903 1,574 3,975 町村合併

    地方自治体の消滅こそ社会の進歩 - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2016/04/09
    自治体の減少は多様性が減衰する。社会の退化だ。ワシントンDCで働く米連邦の役人は、ワシントンDCに住まず、わざわざ州境を越えて近隣州から通勤してくる。自治体がない連邦直轄地は住民サービスが粗悪だからだよ。
  • 通勤手当なんて廃止すべき - Chikirinの日記

    首都圏で働く多くの人が、片道でも 1時間、時には 1時間半や 2時間など、全員あわせれば膨大ともいえる時間を通勤に費やしてる。 往復だと 2時間から 4時間にもなるし、混み方も尋常じゃない。 座れないとか人とぶつかるってレベルじゃなくて、「なんで他人とここまで密着しなくちゃいけないわけ?」みたいな状況。 時にはヒールで踏まれたりコートに口紅を付けられたりもするし、顔に他人の汗や髪の毛がついたりもしてマジ気持ち悪い。 妊娠してる人や足が悪い人、閉所パニックなどの持病があれば、身の危険を感じることもあるはず。 このヒドい通勤事情をさらに悪化させてるのが、会社が通勤手当を払うという制度です。 たとえば、 A) 会社から 2駅の A駅近くに住むと家賃は 10万円だが、通勤定期代は月 3千円、通勤時間は 15分 B) その駅から 10駅(合計 12駅)離れた郊外の B駅近くに住むと、家賃は 8万円に

    通勤手当なんて廃止すべき - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2015/01/10
    通勤手当なら経費で非課税にできるけど、その分を給料として支給したら課税されてしまうのだよ。
  • 富裕層に富を偏在させよう! - Chikirinの日記

    格差について語る時、「トップ 1%の人が全資産の 30%を持っている」とか「全体の 5%にすぎない富裕層が、アメリカの資産の 50%を保有している」みたいな言い方がされるんだけど、これって何が問題なのかわかりません。(以上の数字はすべて例です) 日でトップ 1%の富裕層と言えば、孫正義社長とか柳井正社長あたりだと思うけど、フォーブスの富裕層ランキングを見る限り他の人も (→ 2014年 フォーブス富裕層ランキング 日人編)、 楽天の三木谷社長とか、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊名誉会長、キーエンスや ABCマートの創業者など、軒並み(事実上の創業者と言える中興の祖を含む)起業家ばっかりです。 アメリカだって、マイクロソフトからヤフー、アップル、グーグル、アマゾン、フェースブックまで、超お金持ちなのは創業者ばかりでしょ。 しかもそれは昔も今も変わってない。昔の場合、創業したのは IT 系ではな

    富裕層に富を偏在させよう! - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2014/12/24
    楽天やイオンは儲かる兆しが見え始めたベンチャー/新事業を買収して、つまらないサービスに変えて潰してしまう。つまり、潜在的ライバルの芽を摘むというまったくつまらない行為に資金力を活用しているんだぜ
  • 「低価格ジョブ」は、民主的な市場に不可欠 - Chikirinの日記

    アメリカでも日でもクラウド・ソーシング市場では、びっくりするほど単価の安い仕事がたくさん掲示されています。 それを見て、「これでは(先進国に住む人の)給与が下がってしまう」、「搾取が助長される」などという人もいます。ですが、廉価な仕事が市場に溢れていることも、一概に悪いとは言えません。 たとえばライティング(文章作成)はデザインなどと並び、クラウド・ソーシングの主要分野のひとつですが、大半の仕事の単価はめちゃ安で、「ブログを毎日書いて、月に1万円」などとなっています。ひとつのエントリの値段は 333円。 たしかにこれをプロのライターの報酬と比べるなら「やってられないくらい安い」と言えます。でもね。もしもちきりんが今、中学生だったらどうでしょう? 私は当時から文章を書くのが好きでした。一日 500字くらいの文章を書くのは全く苦にならない。せいぜい30分ほどで書けるでしょう。 これをふたつや

    「低価格ジョブ」は、民主的な市場に不可欠 - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2013/08/04
    民主的な市場って何? 自由主義の市場ならわかるけど。民主的って機会均等ではなくて貧富老若男女に関わらず平等に1票の参政権を与えるということで、スキルがない者には低賃金でつまらない仕事をあてがうって話と違う
  • ネットは世の中を超民主的にする - Chikirinの日記

    インターネットというのは、つくづく“民主的”だなあと感じます。 たとえば私が留学準備をしていた90年代初頭、アメリカの大学院の情報を得ようと思えば、ファックスや手紙を出してリクエストし、大学案内のパンフレットを郵送してもらう必要がありました。願書の取り寄せも同じです。 しかも資料は有料なので、為替小切手などを同封する必要があり、そのためには都心の銀行窓口まで出むかねばなりません。加えて少額の為替小切手を作るのにも、法外と思える手数料をとられました。 たかだか願書を取り寄せる、学校案内を取り寄せるというだけの段階なのに、「どこに住んでいるか」、「お金に余裕があるか」ということが、大きな制約条件になりうるのです。 都心から離れた場所に住み、手数料や交通費さえ惜しいほどの経済状態にある人は、それだけですごく不利な立場だと感じさせられました。 英語でエッセイを書いたり、GMATの勉強をするのにも、

    ネットは世の中を超民主的にする - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2013/02/23
    都心の都市銀行で国際為替を組むとは!(驚) 田舎の郵便局でもpostal money order組めることを知らなかったわけね。本件については経済力による障壁ではなくて、留学生OB等の人脈の有無が障壁だったと思う。
  • アメリカは普通の先進国になるのかしら? - Chikirinの日記

    オバマ大統領の再選が決まりました。初の黒人大統領を生み出した 4年前の熱狂と比べると、なんとも渋い勝利でした。 んでもって気の早いちきりんとしては、既に4年後の大統領選が大変に楽しみです。 なぜかというと・・・ ご存じのようにアメリカでは二大政党が政権を取り合っています。その違いは、ざっくり言うとこんな感じです↓ <共和党・Republican> ・保守層が支持 (神が人を作った、中絶反対、家庭教育や道徳教育が大事など) ・小さな政府志向 (減税、規制緩和賛成、社会福祉の充実反対、銃規制反対など) ・支持産業 (農業・畜産業、資源系、軍需産業、その他、歴史の長い産業) ・“アメリカは世界の盟主”的外交姿勢 (中国と世界を分け合うなんてありえない。国連なんてゴミ、他国を助ける必要はない) ・富裕層の支持が大きい ・南部・中央寄りの州で支持が高い(red states 赤い州) ・今回の候補者

    dekaino
    dekaino 2012/11/08
    ちきりんなら男女別支持率に突っ込んでほしい。オバマvsロムニー投票比は男45%:52%、女55%:44%だった(CNN)。つまり1920年前後の女性参政権導入前ならロムニー勝利。そういや1920年以前のUSAは今より野蛮だった。米西戦争とかね
  • 上の人はもう勝手にやって下さい。 - Chikirinの日記

    最近は日のみならず世界中が、高失業率やら経済停滞やら財政破綻やらに苦しんでいて、これって今までみたいな「日だけが経済停滞」なのと、どっちがいいんだか悪いんだか、微妙なところですね。 で、日に関して言えば“相変わらず停滞&後退”なわけですが、そのせいか最近、社会で話題になるトピックはどれもこれも「底辺が大変なことになってる。どうにかしなくては!」系の話ばっかりだなーと思います。 人間社会というのは、何を基準にとっても大抵、こういうふうに(↓)分布します。ごく一部、すごい人(ピンク)がいて、大半の人は50歩100歩で(水色)、その下に「かなり大変」な人達(ブルー)がいる。 100メートルを走らせてみれば、イチローみたいな人がごく少数いて、大半の人は普通に走れて、でも一定数の人は(ちきりんみたいに)「スキップじゃないのよ?、駆けっこなのよ?」(@小学校)と確認されたりするレベルです。 手先

    上の人はもう勝手にやって下さい。 - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2012/06/13
    旧自民政権が青いところをないがしろにしてたから民主に政権交代する羽目になったって、ほんの3年前の話なのにな
  • 少子化対策なんて不要でしょ! - Chikirinの日記

    昨日、「世界の市場は一体化しつつあるよん」という話を書きましたが、ちきりんはビジネスだけではなく、もっと根的なことも「世界はひとつ」という視点で考えるべきだろうと思っています。 その根幹にあるのは人口です。日は“少子化少子化!”と騒ぎ、多額の税金を投入してまで「子育てを応援しよう、少子化をなんとかしよう!」としています。 ですが、世界全体でみれば「人口問題」とは明らかに「人口が増えすぎて困る問題」です。 みなさん、世界の人口を何億人だと習いましたか? たぶん小学校の半ばくらいで習うので、その数字が下記グラフのどの年にあたるか、確認してみてください。(ただしその数字をつぶやいた瞬間に年齢がバレます。なので、それを利用して年齢を誤魔化すことも可能です。) ちなみに現在の小学生が習っている世界の人口は、2010年の68億人でしょうか。そのうち26億人(全体の38%=4割近く!)が中国人とイン

    少子化対策なんて不要でしょ! - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2011/09/09
    少子化対策ってのは少子化を目指す政策を打つことなんだよ! 明るい家族計画の啓蒙とか。明治初期の日本列島の人口はたった4千万人。ロシアのバルチック艦隊を撃破した頃だって6千万人くらい。人口≠国力です。
  • 「輸出・輸入」→「市場の一体化」 - Chikirinの日記

    最近よく感じるのが、「輸出・輸入」→「市場の一体化」の流れの加速です。これは今後、ほぼすべての地域、分野で顕在化し、定着することになるでしょう。 たとえば、エンターテイメント市場。今までは「ハリウッドが世界に映画を輸出する」、「日が世界にアニメを輸出する」、「韓国が日にドラマを輸出する」のように、「原産国」が世界にそれを売る、という感覚でした。 でも今起こっていることは、エンターテイメント市場自体の世界での一体化です。どの国にもハリウッド映画を観る人もいるし、嫌いな人もいる。どの国にもアニメが好きな人もいるし、全く興味をもたない人もいる。というように、「市場が一体化」しているのです。 ふたつの違いをみてみましょう。「輸出・輸入」においては、輸出する側と輸入する側に明確な境界線があり両者は分断されています。 たとえば原産国では1万円の汎用品が、輸出されると3万円のブランド品として売られる

    「輸出・輸入」→「市場の一体化」 - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2011/09/07
    iTunesですら米国内限定コンテンツがあるという現実が見えていない? DVD-Videoのregionコードの存在理由と活用状況を知らない??
  • 「虚構の自由度」、そしてその価値 - Chikirinの日記

    先日ご紹介した『ハゲタカ』の著者、真山仁さんのもうひとつの名著『ベイジン』を読了。『ハゲタカ』とはまた違う意味で衝撃的でした。この、今のタイミングで日人が読むとかなり複雑な気持ちになると思います。 〜以下、ややネタバレ気味に『ベイジン』のあらすじが書かれています。あらかじめご了解の上お読み下さい。〜 2008年に出版されたこの小説は、中国が北京オリンピックにあわせて世界最大の原子力発電所を稼働させるという計画をたて、そのために指導顧問として日から派遣された原子力技術者が、中国技術者を指導するという話です。 その中で一貫しているのが、「世界最高の技術力をもち、世界で最も安全な日の原子力発電」の関係者が、「中国の危ない原発の建設&運営を指導する」というトーン。中国人労働者や技術者がいかにいい加減か、日技術者がいかにきまじめで安全に気を遣っているかが、延々と描かれます。 ちきりんは

    dekaino
    dekaino 2011/09/05
    実際に汗をかいた人から遠ければ遠い人間ほど、見た目の結果だけ見て喜んで慢心するんだよね。現場を知らず、利害関係が無く、背景を知らない人達が、声だけは大きく、まるで自分のことのように驕り高ぶる。
  • よく考えたら、ほんのちょっとは進んでる - Chikirinの日記

    民主党の党首選と野田総理の組閣を見ていて思った。「なんだかんだ言っても、自民党時代より2センチくらいは進化してるよね。」と。たとえば、 党首を選ぶのに選挙してる 小泉さん以前の自民党って、派閥の長が集まって話し合いで決めてたり、陰の実力者の鶴の一声で、自民党総裁(事実上の総理大臣)を決めてたじゃん。しかも派閥の持ち回りだったり、選挙をやる場合でも派閥単位で立候補者を決めたりしてた。 それにくらべたら、今回は出たい人が5人、自分で代表戦に立候補し、演説して投票して選ばれた。このプロセスは確実に自由になったし、透明化された。もう「長老が集まって話し合って総理を決める」方式には戻らないことが明確になったよね。 大臣も派閥割り振りじゃなくなってる 小泉さん以前の自民党では、ポストは派閥が割り振っていた。「今回はうちの派閥は経産大臣と防衛大臣をもらった」というところから始まって、派閥の中で当選回数な

    よく考えたら、ほんのちょっとは進んでる - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2011/09/03
  • 狂気の時代の共犯者たちへ - Chikirinの日記

    真山仁さんの『ハゲタカ』という小説を読みました。NHKでドラマ化されたので、ご覧になった方も多いかもしれません。 原作はテレビドラマのストーリーとは必ずしも同じではないですが、外資系ファンドが、不良債権処理に四苦八苦する銀行と、倒産の危機に瀕するその融資先企業を次々と飲み込んでいく、といった時代背景が描かれている小説です。 ハゲタカ DVD-BOX 出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2007/07/18メディア: DVD購入: 10人 クリック: 161回この商品を含むブログ (212件) を見る 最近も「金融危機」という言葉をよく聞きますが、日における金融危機といえば、今でも間違いなくあの頃、つまり1997年-1998年のことだとちきりんは思っています。 1997年 11月3日 三洋証券 会社更生法申請 11月15日 北海道拓殖銀行 破綻 11月24日 山一證券 自主廃業

    狂気の時代の共犯者たちへ - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2011/08/29
    その裏でもっと酷い惨状だったアジア諸国をハゲタカしまくったのも日本資本なんですよね。韓国は中堅以下の民族系財閥が総崩れ。現代と三星しか残らなかった。お金持ちにとって平時より経済危機の方が有利。
  • 将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記

    最近、若くして起業していたり、小さいけど伸び盛りの会社で働いている若い人から、日の大企業について「驚いた」「あんぐりした」的な話を続けて聞きました。 たとえば「なにかコラボできるんじゃないか」と先方から言われたので話を聞きにいくと、最後には「まあ、半年くらいかけてじっくり検討していきましょう」と言われてのけぞったとか、 向こうから呼び出しておきながら「うちと取引したい会社は五万とある」とエバリくさってるのはどういうコトなんでしょう? と。 そういう話を聞いて「まっ、日の大企業ってのはそんなもんなのよ」と説明しながら、内心では「なんか既視感ある会話だなー」と思ってたんです。 よく考えたらコレ、欧米企業に勤める海外のビジネスパーソンが(昔)言ってたのと同じなんです。 ちきりんが通ったカリフォルニアの大学院の同級生は、半導体やらITやらシリコンバレーの会社に職を得たり、東海岸で金融やコンサル

    将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2011/08/07
    確かに近年の旧財閥系企業グループの凋落ぶりはすごい。特に三菱とか
  • とある講演会の感想 - Chikirinの日記

    この前とある講演会を聞きにいって、「人生がヒマだとロクなことにならない」、「人生に必要なのは希望とコミュニケーションのふたつ。これがないと厳しいってことだ」と思った。 よく「お金がないから老後が不安」とか言ってる人がいるが、そうじゃないと思う。お金なんかよりコミュニケーションの方がよほど人を救う。忙しければ人は不幸を感じるヒマがない。 時々、“40才近いひきこもりの息子を、70才近い母親が保険の外交や清掃業務に従事して支えている”みたいな話を聞くけど、あれって母親の方も“自立していない息子”のおかげで救われている。毎日やることがあってヒマにならないし、「自分がいないとダメだ」と思える相手がいて、グチや叱責も含めてコミュニケーションが生まれる。 子供が独立し、結婚して孫もできたけど、仕事海外にいてほとんど帰ってこない。母の日と正月など年2回電話があるだけ(花は届くけど)、という状態で毎日一

    とある講演会の感想 - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2011/06/28
    「面白い仕事」は現在でもたくさんある。ただソレでは食えないだけ。面白い仕事は給料なんか出なくてもいいからやらせろって人が殺到し、賃金水準下げ止まり状態なのよ。アニメータ/ミュージシャン/劇団員/映画監督
  • 「国を開け!」、とタヒチでビール飲みながら思った。 - Chikirinの日記

    3ヶ月前に、衝撃的ともいえる20代&30代の人口推移をグラフ化した「年功下落の時代へ!」というエントリを書きました。 そのひとつ前にも同様に人口構成の変化と日社会のありようについて書きました。 <過去エントリ> ・「年功下落の世界へ!」→ http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110325 ・「日の将来」→ http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110323 この、「日の将来を規定する最も重要な要因は、人口構成の変化だよん」(大事な注→人口減少は問題ないとしても、人口“構成の変化”は大きな問題)という話は、ここ数年いろんな人が指摘しはじめており、もともとこの分野に関心があるちきりんとしては嬉しい限りです。 ただ、前エントリで紹介したベストセラー『デフレの正体』は、現状分析はそのとおりという感じなんだけど、最後に処方箋として示され

    dekaino
    dekaino 2011/06/23
    どうしてそんなにしてまで人口を増やしたいのかな? 日本が一番上り調子だった頃、たとえば日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を破った頃の日本列島の人口は今の半分くらいなのに。人口爆発の果てには破滅しかない
  • 国民負担はあたりまえ - Chikirinの日記

    福島の原発事故の補償費用をどこから捻出するかという議論において、「電力料金に転化するのはおかしい」とか「国民負担が発生するスキームはだめ」的な意見を聞くたびに、「なんでよ?」と思います。 どう考えても国民負担すべきでしょ。 東京電力が発電や送電に必要な設備を除き、保養施設や社員寮など業務に不可欠でない資産を手放すこと、役員、社員の給与をせめて“協力企業”である東芝程度に引き下げることは当然としても、徹底した東電のリストラで足りない分は電気料金の値上げと公費(税金)で補償するのが当然だと思えますけどね。 御用学者がどうの癒着がどうのというけれど、突き詰めれば「原発を利用しながら、豊富な電力を得て利便性の高い社会を作ろうとしていたのは、まさに日の国民(有権者)の民主的な意思決定の結果だった」とちきりんは理解しています。 その意思決定に伴う損害を、今は福島県の人が一身に背負わされているのだから

    国民負担はあたりまえ - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2011/05/16
  • 首都大混乱 by 「計画停電」 - Chikirinの日記

    今回の「計画停電」で、東京はプチパニック。 月曜日の通勤時はどの駅も大混乱、昼間はインスタントラーメンやミネラルウォーターを買いだめするおばちゃんが街に溢れ、オフィス街には仕事そっちのけで懐中電灯と電池を探し回る会社員が多数出現しました。 東北がリアルに大変だというのに、首都トーキョーがこんな笑える状態に陥った最大の理由は、東京電力の「計画停電」というネーミングにあります。 前回のエントリーにも書いたように、日人は超がつくほどマジメ。 だから「計画停電」なんて言われると、「計画的にきちんと停電するんだ」と思いこみます。 そして、「であれば我が家も計画的に準備しなければ!」となり、「電池が足りない!」→「あなたっ買ってきて!」となったのです。 役所や企業も同じです。 東電が夜の 8時に翌日の停電スケジュールを発表するという挑戦的な態度に出たため、国土交通省も厚生労働省も警視庁も頭に血が上り

    首都大混乱 by 「計画停電」 - Chikirinの日記
    dekaino
    dekaino 2011/03/15
    通常は「電力供給保証」。計画停電対象期間中は「電力供給ベストエフォート」。