以前に、WikiScannerというツールが話題になった。 Wikipediaの編集履歴を、編集者の使用マシンのドメインや項目ごとに検索可能にするものである。 つまり、(非ログイン)ユーザーがどのドメイン(IPアドレス)のマシンでWikipediaのどの項目のどの部分をどのように編集したのかわかるということである。 それによって、そのユーザーの編集の裏にある何らかの意図を読み取ることができる。 これを見て思ったことは、これでWikipediaが荒らされにくくなるだろうということだった。 これと同様の仕組みが、2ちゃんねるなどの匿名掲示板にも適用できるかも知れない。 誰が書き込んでいるかはわからないとしても、どんな組織に所属している者が書いたのかわかれば、内容が事実かどうかの判断材料の一つになるだろう。 しかし、このような技術の先にあるものは、ネット上の個人の活動を不特定多数が容易にトレース
アイシェアは8月7日、「マナーモードに関する意識調査」の結果を発表した。調査は7月22日から同24日まで、同社が提供するサービス会員をパネラーに実施したもので、有効回答数は414人。 同調査によれば、1日のうちで携帯電話を「ほとんどマナーモード」にしているのは54.8%と過半数に達している。「ややマナーモードが多い」と合わせると63.8%にのぼり、「ほとんど通常モード」と「やや通常モードが多い」を合わせた29.2%の2倍以上。ほぼ3人に2人が、マナーモードにしている状態のほうが通常モードより長いことが分かった。 性別で見ると、「ほとんどマナーモード」と回答したのは、男性が58%、女性が51.1%。年代別に見ると、、若い世代ほど「ほとんどマナーモード」の比率が高く、20代で61.2%、40代で45.1%と、16ポイントの差が見られた。逆に「ほとんど通常モード」としたのは、40代の30.1%が
「℃-ute」ファン、握手会で彼氏のいるメンバーだけを無視をして泣かせる 1 名前: 戴爾電脳(大阪府) 投稿日:2008/08/08(金) 13:29:24.51 ID:MwIxd4Ja0 ?PLT コンサートが終了すると恒例の握手会ですが、8月6日の握手会で℃-uteの有原栞菜が泣いてしまったらしいです。 握手会ってアイドル達が横に並んでファン一人一人と握手をし、ファンとの距離を縮めるために友好的なアピールなのです。 その握手会でなぜ泣いたのか? ファンの方、一人一人が℃-uteのメンバーと握手していきますが、メンバーの有原栞菜 だけ、かなりの人数のファンの方が握手もせずにスルー(無視)した出来事が発生。 これに困惑し、ついには握手会の最中に有原栞菜が泣いてしまったという報告がネットで 多数書き込まれていました。 握手会に参加したファンの方々も次々とネット掲示板に理由を書きこんでました
■ グーグル株式会社の広報姿勢が嘘八百なことを示す事例 ストリートビューについて、グーグル株式会社は、公道から撮影していて私道や敷地内には入っていないと説明している。このことは次のように報道されている。 グーグル地図新機能、削除要請次々 職質中の男性写真も, 朝日新聞, 2008年8月6日 グーグルは「公道から撮影した画像は基本的に公開が可能と判断した」と説明。 ネットで路上風景検索、京などでスタート グーグル新サービス 波紋, 京都新聞, 2008年8月18日 グーグル広報部は「公道から視覚的に見えているものだけを使っている。削除要請にも個別に応じ、個人情報保護に努めている」としている。 「ストリートビュー」のプライバシー問題、グーグルが方針説明, INTERNET Watch, 2008年8月5日 河合氏(引用時註: グーグル株式会社地図製品担当プロダクトマネージャー河合敬一)は、画像
(引用時、一部略) なるほど、これはプライバシーへの配慮だろうか。 ロケーションビュー社にプライバシーへの配慮状況について問い合わせてみた。 件名: 住宅地映像のプライバシー保護に関する公開質問 株式会社ロケーションビュー個人情報保護方針問い合わせ窓口御中 貴社の「LOCATION VIEW」サービスにおけるプライバシー保護へのお取り組みについて質問いたします。 「LOCATION VIEW」が公開している映像には、住宅地で撮影されたものも含まれていますが、その映像を一般公開するにあたって、貴社では何らかのプライバシー上の配慮に取り組まれていますか。特に以下の2点についてお答えいただけましたら幸いです。 (1) 撮影視点に関する方針 住宅地を撮影するにあたり、カメラの視点の高さについての規定あるいは方針はありますか。またその理由は何ですか。 (2) 撮影する道路の幅員等に関する方針 住宅地
■ 日本の家屋の塀はグーグル社に適応して70センチ伸びるのか 前回の日記に傍聴録を記したように、その研究会では図らずもグーグル社の考え方を聞くことができた。そのタイミングから、Googleマップの「ストリートビュー」について述べられたものと解釈している人がいるようだが、このご発言は、携帯電話や固定通信網における個人識別子の扱いに関連する議論の文脈において出たものである。 さて、Googleマップの「ストリートビュー」だが、日本でも開始されたと知って早速いろいろなところを見てみたところ、それは予期していたのとは違うものになっていた。車一台スレスレ通れるか通れないかのような細い道にまで撮影車が積極的に入り込んでおり、特に予想外なことに、住宅密集地で、高い視点から塀の中を見下ろして撮影している。 これは通常の通行人の目線で見える風景との違いを比べる必要があると思った。そこで、現地を訪れて実際の塀
シックスアパート社の新聞ブログのデモを見てみた。 テキスト選択すると、カラムの変わり目で途切れてしまう 固定幅なので並行閲覧すると新聞がちょん切れ、しかももともと文字サイズが小さめなのでズームアウトすると文字が読めなくなる 文章が途中でちょん切れている それは最初、バグかあるいはデモだからなのかと思った しかし実は記事の見出しが全文にリンクしており、クリックすると全文がポップアップ表示される仕組み しかもそのリンクの表現がJavascriptで実装されているので、リンク先を新しいウィンドウで表示しようとするなどしてブラウザ側のリンク表現を利用すると同じ画面が現れ、全文は読めない つまりHTML的には各見出しは記事全文にリンクしておらず、そのHTML文書自身にリンクしているだけである これは記事を適当な「決め打ち長」でぶった切って貼り付けているだけで、しかも連続してすらいない。ウェブ用のマル
これは何だろうかと気になり、もう一度現地に出向いて確認してきた。前回の日記で最後の写真に示した路地の入口は、もう一歩引いて撮影すれば、以下のようになっていた。 「二輪の自動車以外の自動車通行止め」のマークがあるが、これは道路交通法上の規制を意味するのだろうか? それとも、単に「通り抜けできないような道ですよ」と言っているだけなのだろうか。 気になったので目白警察署に尋ねてみたところ、これは「標識」ではなく「看板」であり、道路交通法上の規制の効力は及ばないものとのことだ。ではどういう意味があるのかと尋ねたところ、「地域住民の要請でこのような看板を出すことがある」「部外者に入ってこられては迷惑になる場所や、実際に車が入り込んで動けなくなったような場所に出している」「区役所と協力してやっている」とのことだった。 Googleのストリートビュー撮影カー(以下「Googleストカー」とする)はそのよ
総合研究大学院大学 複合科学研究科 情報学専攻 卒 博士(情報学) 自然言語処理や機械学習、データ分析に関する研究内容とwebシステムの開発と運用について書いています。 シリコンバレーベンチャーみたいに深い技術の事業化をしたいと思っています。 ご興味ある方はご連絡ください。 各社からの回答? blog/splog統計情報 御社は本当にsplog対策を行っていますか? 御社のコンテンツを監視していると、 どう見ても自社サイトへのアクセス増加のために 意図的にsplog(など違法コンテンツ)を見過ごしているようにしか思えません。 御社は本当にsplog対策を行っていますか? このような文面で問い合わせをしました。 問い合わせを行ったCSPは Livedoor, 楽天-infoseek,JUGEM,FC2,Cocolog,Goo です。 ・JUGEM 回答がありません。 ・Cocolog 回答
■ たまには毎日新聞にも良い記者がいることを思い出してあげてください ちょっと時間があったので、ここしばらくチェックしていなかった毎日新聞関連の記事を少し追いかけた。佐々木俊尚の記事はオモロイな、やっぱ。 毎日新聞社内で何が起きているのか(上) 毎日新聞社内で何が起きているのか(下) いま現在表面化している毎日新聞の(主流派の)体質については弁護のしようもないけれど、佐々木俊尚が言う「ガバナンスの欠如による良い面」も忘れたくない。 個人的にすぐに思い出すのは、永山悦子記者だ。3年前のはやぶさタッチダウンの時には、オールドメディアに対する偏見を払拭するすばらしい報道をしてくれた*1。ググってみるとまだ科学部で、最近は医療関連の記事を書いているようだ。あとで追いかけて読んでみよう。 そういえば2002年の雪印の不祥事のときも雪印がなくなると困る人の話を書いた。そこそこ大きな企業ともなれば当然良
当件、まだ続いております。 この件につき、署名入りで分析や論評されている方は男性が多いためか、この視点についてあまり言及されていないようなので、書いておく。 私自身も含め、毎日新聞問題は「旧メディア対ネット」の構図で語られることが多かったのだが、こちらの記事で、倖田來未さんの「羊水」発言事件との類似が指摘されているのを読み、「あ、そうか」と腑に落ちた。なぜ、私はこの件が気になるのかということが、自分でわかったのだ。 毎日新聞内で「これほど事件が長引くのは、陰で糸を引いている黒幕がいるからでは」との陰謀説がささやかれている、というネット記事もあるようだが、そう、いると私は思う。誰かというと、「主婦」である。 一連の変態記事にはいろいろあるが、一番代表的なものとしてよく挙げられるのが、「母親と息子」の話である。「おまえのかーちゃん、でべそ」という昭和古典の言いまわしがあるが、英語で「おまえのか
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
私がHTMLを使用しているのは、互換性の問題がある為であり、また、2008年現在まともなハイパーテキストを出力してくれるソフトウェアがこの世に存在しない為である。つまりはただの妥協。本来私はXHTML派というか超右寄りのXHTML2.0派だ。これは一度書いておいた方が紛らわしくなくて良い気がした。勧告され、ちゃんとした編集環境があって、誰もが閲覧可能なら今すぐにでも移行したいと思うだろう。リンク関係のモジュール等を組み入れたりすることでハイパーテキストとしてもそれなりに強力になる。 HTML5はどうか。私のユースケースでは単に互換性が低くなるだけなので使わないが、ブログサービスがHTML5に移行するのは個人的には大歓迎だ。ユーザースタイルシートで余計なものを消すのが容易になる。ユーザースクリプトで必要な時だけ「ブログパーツ」を利用できるようにするのも容易くなるだろう。何よりそのようなスタイ
それはまさしく異様な熱気だった。7月初旬、都内で行われた無料動画サイト「ニコニコ動画」の新バージョン発表イベント。2000人のユーザーがホールを埋め尽くした。圧倒的多数が若い男女で、コスプレ姿で盛り上がる客も。ゲストがジョークを繰り出すたびに大声で笑ったり手をたたいたりと、ホール内は独特の空気に満ち満ちていた。 司会者として壇上に立ったのは、iモードの生みの親として有名な夏野剛氏。6月にNTTドコモを退社し、ニコニコ動画の母体である携帯電話向けコンテンツ開発大手・ドワンゴの常勤顧問に就任したばかり。「ニコニコ動画以外に、世界で勝負できる日本のコンテンツはありません!」。夏野氏は転身した意気込みを会場のファンに向けて叫んだ。 人気アイドルユニット 「Perfume」がブレーク ニコニコ動画はいわゆる動画共有サイトの一つだ。ユーザーが動画をネット上にアップロードし、他のユーザーがそれを閲覧
久しぶりに更新。 今年の夏も実況サロン民のコミケ出店が見逃せない! 2日目 8/16(土) [西ら - 28a]@小手指さん jikkyo.orgグッズ、ステッカー(委託:五頭身さん) [東D - 20a]@毎週壱号丸さん 清水香里本vol.4、U局4コマ(委託:逆シオチ0さん) 3日目 8/17(日) [西し - 28a]@名無しさん インスタント味噌汁レビュー本第四弾、町歩き本(新宿編) 詳細はこちらで質問できます コミケ連絡、質問、雑談、OFF等@実況サロン その4 http://free.jikkyo.org/test/read.cgi/lsalofree/1198883959/ リンクフリーです。トラックバックもお気軽にどうぞ。 広告目的など悪質なコメント、トラックバックは予告なく消去、規制などするかも。 転載用タイトル+URL 実況ニュースサロンjikkyo.org 実況サロン
■ 日本の家屋の塀はグーグル社に適応して70センチ伸びるのか 前回の日記に傍聴録を記したように、その研究会では図らずもグーグル社の考え方を聞くことができた。そのタイミングから、Googleマップの「ストリートビュー」について述べられたものと解釈している人がいるようだが、このご発言は、携帯電話や固定通信網における個人識別子の扱いに関連する議論の文脈において出たものである。 さて、Googleマップの「ストリートビュー」だが、日本でも開始されたと知って早速いろいろなところを見てみたところ、それは予期していたのとは違うものになっていた。車一台スレスレ通れるか通れないかのような細い道にまで撮影車が積極的に入り込んでおり、特に予想外なことに、住宅密集地で、高い視点から塀の中を見下ろして撮影している。 これは通常の通行人の目線で見える風景との違いを比べる必要があると思った。そこで、現地を訪れて実際の塀
今、「正しいHTML」を反省するのは個人的に非常に興味深いことだ。 HTMLだと「仕樣的に正しくないエラー」の部分はユーザエージェントが適當に訂正するので、最終的に處理されるのは「正しい状態の文書」である筈。 闇黒日記(平成二十年八月十日)より 理想的にはそうあって欲しいものの、実際にはレガシーな記述に対応するため、あるいは後方互換性のために訂正後の「状態」がHTMLのスキーマに対して妥当にならない場合がある。 見出し要素(hn要素; n=1,2,3,4,5,6)。これはHTMLの暗黒時代に字の大きさを変更するために使われていた為か、事実上ブロック要素を子に持てることになってしまっている。 <h2>見出し<p>本文は大きな文字に――</p> ここに仕様的な誤りがあるが、これを正しく訂正するならp要素の開始タグの前にh2の終了タグが補われるべきであることはHTML4.01 のDTDを読めば自
2008年08月15日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages if (you.learn('JavaScript')) Books.toRead[0] = this; // 書評 - Head First JavaScript 矢野様より献本御礼。 Head First JavaScript Michael Morrison / 豊福剛訳 [原著:Head First JavaScript] 初出2008.08.08; 販売開始まで更新 今JavaScriptを使った本を複数発注受けてるオレ、ちょっと涙目。 404 Blog Not Found:SELECT * from sqlbooks WHERE fun = 1 -- 書評 - Head First SQL これはすごい。ここまで分かりやすく、楽しく、それでいてきちんと完結している入門書は、SQ
2008年08月09日10:00 カテゴリValue 2.0Code 信頼化社会において安心を得る最も手軽な方法 それならもう3年前に書評してたなあ 安心社会から信頼社会への移行をグーグルが強制している - アンカテ それはともかく、大変重要な本を見落していた 404 Blog Not Found:安心!=信頼 - 書評 - 安心社会から信頼社会へ (タイトルのみ改変というか、SEOした) それはさておき.... 安心社会から信頼社会への移行をグーグルが強制している - アンカテ それと、おそらくアメリカでは「パブリック」であるということは「みんなのもの」ということになるのだけど、日本では「みんなのもの」と言う時には「コミュニティのもの」を意味していて、「パブリック」という言葉は「お上のもの」という風に理解されているのではないだろうか。 これはさすがに言い過ぎ。かの国においても「安心」を求
XHTMLのメリットって何? : 雑記帳 : der Gegenwart 私も全く分からんようになってしまった。一時XHTMLを採用していて色々なXML応用によって色々便利な活用をしたりもした。だが、それはより良いハイパーテキストを公開することとは何の関係もない。 それで飯を食っているなら、たとえ制作者側のメリットが大きくてもユーザ側のメリットも併せて考えるだろうし、その結果としてHTMLが選ばれることがあるのは特に不思議でもない。「X」HTMLであることを利用できるユーザは殆どいないだろうし、HTMLのほうが互換性が高く、より多くの媒体を通じて閲覧できる。ユーザの視点なく、制作者側のメリットの大小のみを比較して文書型を選択するプロは、はっきり言ってプロ失格だよ。 しかも制作者側の「メリット」の中にも怪しいものがある。タグの省略や禁止を覚えずにマークアップできるのがXHTMLのメリットだと
ネット上で(正確にはその一部界隈で)話題を集めやすいネタの1つが、新聞批判でしょう。やれ特定の思想に偏っているだの、考えが浅いだの散々非難され、ジャーナリズムに徹することが期待されます。しかし、毎日新聞が起こした WaiWai 事件のような例は論外として、なぜ私たちは新聞にジャーナリズムがないことを批判するのでしょうか。 ちょっと話がずれますが、最近『「中立」新聞の形成』という本を買ってきて読んでいます。なぜそんな本を、というのは次の書評を読んだのが理由でした: ■ 「中立」新聞の形成 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 旧来の新聞史では、検閲や発禁など国家権力による直接の弾圧策ばかりが強調されてきた。本書ではむしろ「事実」「実業」「中立」のイデオロギーを側面から強化する仕組みとして、新聞紙条例の正誤・弁駁(べんばく)権(第六章)や新聞紙法の保証金制度
しつこいようですが毎日新聞・WaiWai 問題です。ネット世論の攻撃が収まらず、「毎日jp」の閉鎖まで考えている、という報道まで出ています: ■ 毎日新聞、反発を受けてオンライン版「毎日jp」の閉鎖を検討 (Technobahn) この真偽は別にして(実は反論もあったようです)、 毎日新聞の営業関係者によると、事態が一向に沈静化しないことに関して、ここにきて上層部の間においても問題の余波を懸念する動きが拡大。しかし、6月28日には社として正式な謝罪を行い、関係者の処分を含む対応策の発表は行ったということもあり、この上、何ができるのか対応策には苦慮しているとしている。 同じ関係者は「WaiWai」の一コーナーの問題がここまで大問題化した背景には反毎日的世論を形成しようとする敵対勢力の存在があるといった陰謀説も社内ではまことしやかに噂されているとも述べた。 と、陰謀論まで囁かれているとのこと。
サブプライム危機以来、それ見たことかといわんばかりに、マル経の残党が『金融権力』や『閉塞経済』などの駄本を出しているが、本書は行動ファイナンスの専門家によるオーソドックスな金融理論を踏まえた議論である。 ところが皮肉なことに、その論理構成は宇野弘蔵によく似ている(著者も岩井克人『貨幣論』に言及しているが、あれは宇野のパクリ)。マルクスが資本主義の本質を生産(労働)に求めて労働価値説のアポリアに陥ったのに対して、宇野は流通にその本質を求めた。これは市場で価格が決まると考える新古典派と基本的には同じである。 宇野は資本主義の歴史を差異による利鞘の進化と考えた。商人資本主義は地域による価格差で利潤を上げたが、この差異は通商が発達すると消滅する。これに対して産業資本主義は資本蓄積で利潤を上げたが、これも同様の資本家が出てくると競争によって利潤率が低下する。そこで資本の有機的構成の高度化(技術革
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