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ブックマーク / gendai.media (206)

  • 東芝「倒産」はついに秒読み段階か 〜取締役会議長が明かした内情 (週刊現代) @gendai_biz

    東芝「倒産」はついに秒読み段階か 〜取締役会議長が明かした内情 何が起きているか、経営陣もわからない 「あの東芝が……」。世間に驚きをもって受け止められた粉飾事件で東芝の名声は一度地に落ちた。そして、信頼回復もままならないうちに会社を揺るがす巨額損失の発覚。ついに追い詰められた――。 「ふざけるんじゃない!」 「巨額損失の一報を聞いた時には、結局この会社はなにも変わっていないのか、と啞然としました」 東芝の研究開発部門で働く現役幹部は言う。 「粉飾事件の時もそうでしたが、今回も私たちは日経済新聞の報道で初めて事実を知った。その後も、特に社員向けに詳しい説明があるわけでもありません。 直前には'16年度決算を上方修正して大幅黒字確保と発表したばかりなので、『なんなんだ、これは』『黒字回復じゃなかったのかよ』と社内は騒然としています。 年末と新年に綱川智社長から社員に一斉送信で『みなさん、気

    東芝「倒産」はついに秒読み段階か 〜取締役会議長が明かした内情 (週刊現代) @gendai_biz
  • 「教育勅語」復活論者は、単に歴史の無知をさらしているだけ(辻田 真佐憲) @gendai_biz

    繰り返される「教育勅語」再評価 「教育勅語」(「教育ニ関スル勅語」)復活論は亡霊のように何度でもよみがえる。1948年6月に衆参両院でその排除および失効確認が決議されたにもかかわらず、政治家や教育関係者でその再評価を唱えるものがあとを絶たない。 最近では、大阪の私立幼稚園で、園児が「教育勅語」を暗唱させられているとして話題になった。今年4月に開校予定の系列小学校では、「教育勅語」が「教育の要」におかれるのだという。しかも、同校の名誉校長に安倍昭恵首相夫人が就任するというのだから驚かされる。 こうした「教育勅語」の再評価は、今後も繰り返されるだろう。 それにしても、なぜ「教育勅語」復活論はいつまでたっても消えないのだろうか。それは、この文書の内容や歴史がかならずしも広く知られていないことが関係している。 「教育勅語」について、あるものは、いつの時代にも適用できる普遍的な内容として金科玉条のご

    「教育勅語」復活論者は、単に歴史の無知をさらしているだけ(辻田 真佐憲) @gendai_biz
  • トランプが心酔した「自己啓発の元祖」そのあまりに単純な思想(森本 あんり) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    昨年11月の大統領選挙の直後、所用でマンハッタンにいたわたしは、ある教会を訪ねて五番街へと向かった。 折しも「反トランプ」のデモが通りを埋め尽くした日で、「トランプタワー」の前には分厚いコンクリートのバリケードが置かれ、防弾着とライフルで重装備をした警官が立ち並んでいた。目的の教会は、そこからまっすぐ南へ歩いて30分ほどの距離にある。 同じ五番街に面したその「マーブル教会」は、北米に現存する最古の教会の一つである。創立は1628年。アメリカ独立のはるか前、ニューヨークがまだオランダ統治下で「ニューアムステルダム」と呼ばれており、住民が全部で300人足らずだった頃に始まった、由緒ある教会である。 「積極的思考」の元祖 だが、今日この教会が歴史に名を残しているのは、「17世紀の史跡」としてではなく、「20世紀の軌跡」としてである。 同教会の牧師を半世紀以上にわたって務めたノーマン・ヴィンセント

    トランプが心酔した「自己啓発の元祖」そのあまりに単純な思想(森本 あんり) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
  • 「生活保護なめんな」ジャンパーが冒涜したもの(大西 連) @gendai_biz

    生活保護なめんな」ジャンパーの衝撃 1月17日に小田原市の生活保護の担当職員が「生活保護なめんな」と書かれたジャンパーを着て、生活保護を利用している人の家を訪問などしていたことが明らかになった。 ジャンパーの背面には「我々は正義だ」「不当な利益を得るために我々をだまそうとするならば、あえて言おう。クズである」などの文章が英語で書かれているそうだ。 報道によれば、いまから10年前の2007年に、小田原市で生活保護費の支給を打ち切られた男が市職員3人を杖やカッターナイフで負傷させる事件があり、当時の生活保護担当職員らが事件後、不正受給を許さないというメッセージを盛り込み、このジャンパーを作った。その後、担当になった職員らが自費で購入。これまで64人が購入し、現在は在職中の28人が所有しているという。 新聞、ネット記事だけではなく、NHKなどのニュースでも取り上げられたこの小田原市の「生活保護

    「生活保護なめんな」ジャンパーが冒涜したもの(大西 連) @gendai_biz
  • 【ルポ】子どもたちが「神かくし」状態になっている一時保護の実態(慎 泰俊) @gendai_biz

    突然消えていく子どもたち 児童相談所の虐待相談対応件数は2015年に10万件を超えました。これは、児童相談所に寄せられた児童相談に対応をしてケースとしてカウントした回数で、単なる電話相談は含まれていません。 ただし、死に至る虐待は2008年頃から減少傾向にあるため、虐待が酷くなっているというよりも、怪しいと思ったら虐待通報をする機運が高まっているために相談件数が増えている可能性が高いと思います。 児童虐待に対する意識は高まっていますが、実際に酷い虐待があるとみなされた場合、子どもたちはどうなるのでしょうか。稿では、最近私が執筆した『ルポ 児童相談所』(ちくま新書)の内容をもとに、子どもたちが過ごす児童相談所内の保護所について書きたいと思います。 虐待のみならず、貧困、疾患や子ども自身の非行などが理由で、一時的に保護をする必要があるとみなされた子どもたちは、児童相談所に併設されている一時保

    【ルポ】子どもたちが「神かくし」状態になっている一時保護の実態(慎 泰俊) @gendai_biz
  • なぜいま「ロボット倫理学」が必要か〜問題はすでに起きている(岡本 慎平) @gendai_biz

    「ロボット倫理学」とは何か? 21世紀に入ってすでに16年が過ぎた。我々は、かつて小説漫画映画で描かれた輝かしい(あるいは恐ろしい)近未来、あの21世紀を生きている。 もちろん「SF物語に描かれた21世紀」と「現実の21世紀」の間にある隔たりは大きい。我々は鉄腕アトムが空を飛ぶ風景を見ることはないし、自我に目覚めたスカイネットの人間狩りに怯えることもない。 ただし、「現実」の21世紀でも、かつてのSFと同様に(あるいはそれ以上に)重要な問題が生じている。その一つが「ロボット倫理学」と呼ばれる新興学問領域だ。 これは、「ロボットが備えるべき倫理」を考える学問であり、その反対に「ロボットを扱う際に必要な倫理」を探求する学問でもある。 とはいえロボット倫理学は、「人工知能当に倫理を理解することは出来るのか?」とか「人間と区別のつかないロボットが作られたら彼らに人権を認めるべきなのか?」と

    なぜいま「ロボット倫理学」が必要か〜問題はすでに起きている(岡本 慎平) @gendai_biz
  • SMAP「後継者問題」を徹底討論!嵐は「限界」を突破できるのか(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    SMAP解散後のジャニーズを担うのはいったいどのグループ? 音楽業界の構造的変革を論じた話題書『ヒットの崩壊』の著者・柴那典氏(音楽ジャーナリスト)と、ジャニーズを戦後日のあり方に関わるカルチャーとして捉えた『ジャニーズと日』の著者・矢野利裕氏(批評家)による新春特別対談をお届けします。 ネットを活用しないジャニーズの特異的な姿勢や、SMAPが背負ってきたテーマを代表的な楽曲から論じた第1回、J-POPにおける「踊る」楽曲のヒットや新たなスタイルの隆盛を分析した第2回に続き、今回考えるのはSMAPの「後継者問題」です。 SMAP後継者問題、ヒントはドリフにあり? 柴 以前、嵐について矢野さんと対談したのは2015年でした。SMAPが解散したこのタイミングだからこそ、あらためて嵐の話をしましょうか。 矢野 ええ。SMAPの後、国民的アイドルに最も近いのは嵐ですよね。 柴 SMAP以降で「

    SMAP「後継者問題」を徹底討論!嵐は「限界」を突破できるのか(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 国民的スター星野源とジャニーズ、対照的だからこそ圧倒的支持を得た(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    SMAPがいない2017年がはじまりました。これからジャニーズはどこへ向かう? 日のエンターテインメントの未来は? 音楽業界の構造的変革を論じた話題書『ヒットの崩壊』の著者・柴那典氏(音楽ジャーナリスト)と、ジャニーズを戦後日のあり方に関わるカルチャーとして捉えた『ジャニーズと日』の著者・矢野利裕氏(批評家)による新春特別対談をお届けします。 ネットを活用しないジャニーズの特異的な姿勢や、SMAPが背負ってきたテーマを代表的な楽曲から論じた第1回に続き、論点の舞台はJ-POPへ。 「ジャニーズのエンターテイメントは、日アメリカ化する営みの中で戦後50年続いてきた」という観点から、星野源『恋』やAKB48『恋するフォーチュンクッキー』といった「踊る楽曲」を通り、新たな日文化となった「過圧縮ポップ」にまで話は広がっていきます。 星野源とジャニーズ──リアルか、フェイクか 柴 アメリ

    国民的スター星野源とジャニーズ、対照的だからこそ圧倒的支持を得た(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • ジャニーズはなぜインターネットをガン無視するのか?(現代ビジネス編集部) @gendai_biz

    2016年はSMAPの解散で幕を閉じた。日音楽シーンはこれからどうなるのか? ジャニーズの未来は? 音楽業界の構造的変革を論じた話題書『ヒットの崩壊』の著者・柴那典氏(音楽ジャーナリスト)と、ジャニーズを戦後日のあり方に関わるカルチャーとして捉えた『ジャニーズと日』の著者・矢野利裕氏(批評家)による新春特別対談をお届けします。 (構成・長谷川賢人/写真・岩良介) ネットにのらないジャニーズの特異性 柴 2017年になって、「2010年代はこういう時代だった」ということが、そろそろ明らかになってきたと思うんです。僕は2010年代はまさに「スマートフォンとSNS」のディケイドだったと考えています。 あらゆるエンタメやカルチャーがスマートフォンという新しいテクノロジーSNSという新しいアーキテクチャにどう対応するか、あるいはどう反目するか。 それをある種「強いられた」のが2007年か

    ジャニーズはなぜインターネットをガン無視するのか?(現代ビジネス編集部) @gendai_biz
  • 私たちはどんな時代を生きているか〜世界を覆う新しい「戦争の構造」(篠田 英朗) @gendai_biz

    アレッポ陥落が象徴するもの 2016年はアレッポ陥落の知らせによって終わることになった。 この12月、欧米系のメディアやSNS、あるいは国連機関やNGOは、アレッポに関するニュースやアピールなどであふれかえった。われわれが生きる時代の象徴のひとつが、シリアのアレッポだろう。 アレッポで見られたのは国連やら国際社会の人道主義やらの限界だけではない。 そこには、アメリカの力の低下のみならず政策の迷走が大きくかかわっていた。あるいはロシアやトルコやイランの地域的な影響力が明白になっていた。そして中東内部の宗派対立の図式に沿った分断が色濃く反映されていた。 さらに言えば、中東の諸国に代表される20世紀国民国家の存在の脆弱性が劇的なまでに露呈されていた。 冷戦終焉直後の1990年代初頭に歴史的な最大値を記録した世界の武力紛争数は、その後の約20年間でゆっくりと減りつづけた。しかしその傾向は、過去5年

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  • なぜいま中東では「独裁の復活」が起こっているのか?(末近 浩太) @gendai_biz

    キーワードは「逆廻し」 2016年の中東情勢を一言で表せば、「逆廻し(リバース)」であろうか。 2015年の終わり頃から、中東各国の内政や外交が原点回帰とも言える方向へと進んでいった。その原点とは、2011年の民主化運動「アラブの春」が起こる前の、非民主的で強権的な政治がはびこっていた状況である。 つまり、「逆廻し」とは、「独裁の復活」に他ならない。 それは、中東の混乱をある種の収束へ、言い換えれば、「自由」と引き替えの「安定」へと向かわせるニュアンスを持つ一方で、将来への希望を人びとから奪っていくプロセスでもある。 「独裁の復活」は、なぜ起こったのか。それは、中東政治、広くは国際政治にとって、どのような意味を持つのだろうか。 エジプトでよみがえった軍政 中東における「独裁の復活」は、各国で民主主義がどの程度実現しているかを表す指数から読み取ることができる(エコノミスト・インテリジェンス・

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  • 「EU離脱」国民投票から半年のイギリスでいま起きていること(小林 恭子) @gendai_biz

    2016年前半、欧州のみならず世界中を驚かせたのが、英国で行われた欧州連合(EU)に加盟し続けるか離脱するかの国民投票だった。 大方の予想を裏切り、英国民はEUからの離脱、すなわち「ブレグジット」(Brexit)を選択したからだ。離脱のための交渉は来春開始予定だ。 この半年で何がどう変わったのか。これからどこへ向かおうとしているのか。激動の過渡期にある英国からリポートする。 激動の政治、新顔が続々 最も目立つ変化は政権交代だ。 2015年5月の総選挙で野党・労働党に約100議席の差をつけた保守党は、18年ぶりに単独政権を成立させる。これが国民投票への現実的な道筋をつけた。 というのも、その2年前にキャメロン首相(当時)はEUへの猜疑心が強い党内右派を一掃する目的もあって、「次の総選挙で単独政権が取れたら、2017年以内に加盟残留か離脱かを問う国民投票を行う」と宣言していたからだ。 当時は自

    「EU離脱」国民投票から半年のイギリスでいま起きていること(小林 恭子) @gendai_biz
  • なぜSMAPだけが「国民的アイドル」になれたのか?(柴 那典) @gendai_biz

    「SMAP解散」はなぜこれほどまでに大きなニュースとなったのか。なぜ彼らだけが「国民的アイドル」となりえたのか。話題の新刊『ヒットの崩壊』(講談社現代新書)著者で音楽ジャーナリストの柴那典が綴るSMAPと「時代の終わり」——。 『いいとも!』とSMAPの「終わり方」 「ゴールのないところで終わらなければいけない。こんなに残酷なことがあるのかな……」 そう中居正広は声を詰まらせた。そして、香取慎吾はこう言って、まるで子供のように泣きじゃくった。 「そもそも、なんで終わるんですか?」 2014年3月31日。『笑っていいとも!』の最終回スペシャル『グランドフィナーレ 感謝の超特大号』での一場面だ。大物芸能人が一堂に会したあの番組が映し出したのは、いわば、一つの「時代の終わり」だった。 30年以上にわたって偉大なるマンネリを守り続けた『いいとも!』は、いつの間にか、多くの人達にとって当たり前の日常

    なぜSMAPだけが「国民的アイドル」になれたのか?(柴 那典) @gendai_biz
  • なぜ「ピコ太郎」は世界を席巻したか? 予測不可能なヒット新時代(西寺 郷太) @gendai_biz

    世界的現象は「まぐれ」ではない 今年の夏。8月21日、日曜日のこと。書(『ヒットの崩壊』)著者と僕は巨大フェス「サマーソニック」幕張会場の放送ブースにいた。32時間ぶっ通しで生中継された「ニコ生」番組で著者と僕は共演したのだ。 番組の総合司会はなんと、現在「ピコ太郎のプロデューサー」として「ペンパイナッポーアッポーペン」を世界的にヒットさせている古坂大魔王さんだった。 動画投稿サイト「YouTube」に、「PPAP」がアップされたのは「サマソニ」が終わって4日後の8月25日のこと。今にして思えば、ジャスティン・ビーバーがTwitterでツイートしたことから爆発的に広がった「ピコ太郎」フィーヴァーが、単なる「まぐれ」ではなかったこともわかる。 古坂さんは「フェス(リスナー参加型音楽の魅力)」「ネットの有効活用」「そして英詞曲で、洋楽と邦楽の垣根を超える」というすべてを理解し、クリアしていた

    なぜ「ピコ太郎」は世界を席巻したか? 予測不可能なヒット新時代(西寺 郷太) @gendai_biz
  • 「マスゴミ批判」がこの国にとって「百害あって一利なし」である理由(辻田 真佐憲) @gendai_biz

    「マスゴミ批判」がこの国にとって「百害あって一利なし」である理由 プロパガンダ社会になっていいんですか? 時代の的を射た「ポスト真実」 「今年の言葉」とはかくあるべし。そう言いたくもなる。オックスフォード大学出版局は、11月中旬、2016年に注目を集めた言葉に「ポスト真実」(post-truth)を選んだと発表した。どこぞの「流行語」とは比べものにならぬ、衝撃的だが、時代の的を射た言葉である。 客観的なデータや事実よりも、感情や個人的な信条へのアピールが、世論形成に大きな影響を及ぼしてしまう。「ポスト真実」は、そんな状況を指し示す。ブレグジットやトランプ現象を通じて、英語圏で使用頻度が急増したという。 もちろんこうした問題は、大衆社会の負の面として昔から認識されてはいた。ただ、SNSの時代になってそれが可視化され、より目立つようになった。 インターネット上には、政治家(だけに限らないが)に

    「マスゴミ批判」がこの国にとって「百害あって一利なし」である理由(辻田 真佐憲) @gendai_biz
  • ニッポンの難題「一票の格差」の落とし穴〜是正は本当に必要ですか?(山下 祐介) @gendai_biz

    アメリカ大統領選で多くの予想に反してトランプ氏が勝利した。イギリスのEU離脱もそうだが、選挙が予測を越えた結果を示し、社会の質を顕わにする、そういうことが相次いで起こっている。 我が国の次の大きな選挙は衆院選とされる(任期は2018年12月まで)。もっとも、我が国の選挙は諸外国に比べれば実に落ち着いていて、安定した社会状態を示しているかのようだ。 だがその背後で、2016年夏に行われた参院選でも問題になったように、長く課題とされているものがある。「一票の格差」をめぐる問題である。筆者はここに欧米と同じような何らかの燻りを感じる。 ここではその危険を暴き、またその火消しを試みたい。 格差是正は当に良いことか 2016年11月8日、この年7月に行われた参院選で最大3.08倍だったいわゆる「一票の格差」をめぐる一連の高裁判決が出た。鳥取と島根、徳島、高知を合区とした選挙に対し、16件のうち6

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  • ゼロからわかる「韓国政治の大混乱」〜なぜ朴槿惠は強気に転じたか(木村 幹) @gendai_biz

    韓国大混乱、その経緯 韓国で混乱が続いている。 もちろん、議論の中心は朴槿惠(パク・クネ)大統領と「親友」崔順実(チェ・スンシル)の関係を巡るスキャンダルである。発端となったのは10月24日の大統領演説が事前に崔順実に渡っていたことが明らかにされたというニュースだった。 韓国世論はこの問題により、大きく大統領に反発。大統領の支持率は11月第1週には5%という、韓国史上最悪の数字を記録した。 同じく11月に入って、ソウルをはじめとする韓国全土では大規模デモが発生し、毎週土曜日夜に100万人を超える人々が、「朴槿惠退陣」を求めてシュプレヒコールを叫ぶ事態になっている。 このような中、11月20日には事件の中心人物とも言える崔順実が起訴されることとなった。検察は起訴状において大統領が被疑者との「共犯関係」にあると断定し、大統領を今後も「容疑者として捜査」する旨を明らかにした。 このような事態に対

    ゼロからわかる「韓国政治の大混乱」〜なぜ朴槿惠は強気に転じたか(木村 幹) @gendai_biz
  • 断言しよう。異例ずくめの「安倍・トランプ会談」は満点外交だ!(髙橋 洋一) @gendai_biz

    「内容が漏れなかったこと」がとても重要 安倍首相は日時間の18日朝、ニューヨークでトランプ次期大統領と初めて会談した。会談は1時間半、世界が注目する中で日の首相が存在感を見せた。CNNでは、何度も安倍・トランプ会談の模様を放映していた。 会談の場所はトランプ氏が住むトランプタワー。挨拶代わりとして、安倍首相は日製のドライバーを持参した。トランプ氏がゴルフ好きなことを知っており、次回の会談をも視野に入れている。 日の首相が、アメリカ大統領選挙に勝利した候補者と大統領に就任する前に会談するのは極めて異例だ。安倍首相の動きは素早かった。10日朝には、先進国の中でも先駆けて電話会談に成功し、その場でニューヨークでの会談合意にこぎ着けている。安倍首相は、長期政権なので余裕を持って外交をこなしている。 当初の会談時間は2時間を予定し、途中で事が入っていたようだが、米国政府から「現職大統領はオ

    断言しよう。異例ずくめの「安倍・トランプ会談」は満点外交だ!(髙橋 洋一) @gendai_biz
  • なぜアイドルの「寿命」は2010年代に入って劇的に伸びたのか(柴 那典) @gendai_biz

    CDが売れなくとも、アーティストが生き残れるようになった10年代。一過性のブームが多発した90年代までの「常識」はもはや過去のものになった。では、なぜこうした状況が生まれることになったのか? バンドのみならず、アイドルまでもが長生きできるようになった理由とは? 話題の新刊『ヒットの崩壊』から特別公開! 終わらなかった「アイドル戦国時代」 バンドやミュージシャンだけではない。アイドルグループも「長く続けられるもの」になってきている。 かつては全くそんなことはなかった。たとえば、秋元康のプロデュースにより1985年にデビューした「おニャン子クラブ」は、彼女たちを生み出した番組『夕やけニャンニャン』の終了と共にわずか2年半で解散。1987年にデビューし社会現象的な人気を築き上げた光GENJIも、90年代に入るとブームは沈静化、大きく人気を落としている。 アイドルグループの「寿命」は数年。それが9

    なぜアイドルの「寿命」は2010年代に入って劇的に伸びたのか(柴 那典) @gendai_biz
  • 欅坂46「ナチス風衣装」の世界的炎上、いったい何が問題なのか?(辻田 真佐憲) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

    「欅坂46」のコスチューム騒動 日の女性アイドルグループのコスチュームが世界的に物議を醸している。 「欅坂46」が、10月22日に横浜で行われたハロウィーンコンサートにおいて、ナチス・ドイツの軍服(制服)に似たコスチュームを着用。これがSNS上で問題視され、海外メディアにも波及し、31日、ついに米国のユダヤ系人権団体「サイモン・ヴィーゼンタール・センター」が謝罪を求める声明を出すにいたったのである。 これに対する対応は早かった。11月1日、「欅坂46」所属元の親会社であるソニー・ミュージックエンタテインメントはウェブ上で「認識不足」だったと謝罪し、プロデューサーの秋元康も「ありえない衣装」だったと同じく謝罪のコメントを発した。 この騒動が今後どこまで大きくなるのかはまだ予断を許さない。だが、現在のところ次のことがいえる。 (1)これまで日で寛容に扱われてきた「ナチカル」が、情報環境や政

    欅坂46「ナチス風衣装」の世界的炎上、いったい何が問題なのか?(辻田 真佐憲) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)