彼の政策や成果に対して異論がある人でも、オバマ大統領が近年まれにみる言語感覚を備えた、弁舌の人であることは認めるでしょう。 彼の大統領への道のりを決定づけた2004年の党大会におけるスピーチから、大統領選挙において国中を熱狂に導いた “Yes, we can.” の呼び声、そして就任後の一般教書演説の雄弁さは、聞く人の心を揺さぶり、奮い立たせる力にあふれています。 そうした彼の言葉を支えているのは、彼がこれまでに読んできた数多くの書物と、演説の草稿から短編小説までを自らものにする執筆の習慣です。リンカーン大統領以来、オバマ大統領ほど、その人生哲学が読むことと、書くことによって形作られた大統領もいないといわれています。 そのオバマ大統領が、この8年の任期において多忙な毎日の隙間をみつけるようにして読んできた本と、危機に際して精神的支柱にしてきた本について、New York Times の M
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