(写真:鯉まるけ その1) ■加藤の乱 加藤の乱とは、2000年11月に次期総理の最有力候補と見られていた加藤紘一氏が起こした倒閣運動を言います。 当時首相だった森喜朗氏は、失言が多く党の内外から激しく批判を受けていました。 そのとき、前小渕首相との総裁争いに敗れて冷や飯を食わされていた加藤氏が、盟友の山崎拓氏と力を合わせて、その森喜朗首相の不信任案を提出したのです。 党内の賛成票を取り付けて、不信任案が可決されれば、森内閣は解散、総辞職、そして加藤紘一氏が首相に選出されると言う筋書きでした。 ところが、自民党幹事長の野中広務氏がその動きに対して党内の引き締めを行い、さらに加藤紘一派の切り崩しまで行いました。 頼みの自派の切り崩しをされ、加藤の乱はあえなく崩壊。さらに当時、次期総理の最有力候補とみなされていた加藤氏でしたが、それで首相への道も閉ざされてしまったのです。 ■非連続なネットとリ