ペンタックス「K100D」は、初代の*ist Dから数えると6機種目の製品である。6機種の中にはマイナーチェンジ機も含まれるが、世代的には第3世代ということになる。また、これまでは製品名に*istを冠していたが、今回からKシリーズに変更。このネーミングには従来のイメージを一新し、デジタルカメラ市場に本格的に乗り出すという気概が込められている。 ■ 磁力で駆動するCCDシフト方式の手ブレ補正 K100Dの最大の特徴は、手ブレ補正機能を内蔵したことだ。ペンタックスは、この機能に「Shake Reduction」という名前を与え、略して「SR」と呼んでいる。 現在のデジタル一眼レフカメラは、手ブレ補正機構をレンズ側に組み込んだタイプと、ボディ側に組み込んだタイプに別れている。ペンタックスは後者に属し、露光時にCCDを動かし、ブレを打ち消す方式を採用。原理的にはソニーの「α100」と同じだが、ソニ