地震の研究者で作る日本地震学会は「現在の地震学では、時間と場所と大きさを特定する地震予知は非常に困難で、予知できるという誤解を与えないよう、予知と予測ということばを使い分けるよう努めていく」とする行動計画を発表しました。 日本地震学会は、北海道函館市で開かれている大会で17日、今後の学会としての行動計画を発表し、この中で「地震予知への取り組みを見直す」としています。 具体的には、去年3月の巨大地震をきっかけに、これまでの研究に多くの批判があったとして、地震が起きる場所と時間と大きさを特定する予知は現在の地震学では非常に困難だと位置づけました。 一方で、中長期的に地震が起きる場所や大きさなどの可能性を示す「予測」はできるとしたうえで、誤解を招かないよう、予知と予測ということばを使い分けるよう努めるべきだとしています。 そして、地震発生を予測する研究は今後も基礎研究として継続し、研究の現状を社