人間誰しも時には誰かに甘えたくなるものではないかと思います。一方で、誰かに甘えたいのであれば、逆に誰かに対して甘えさせてあげる気持ちも必要なのではないかと考えるのです。 他人に甘えられたくなければ、まず自分が他人に決して甘えないという覚悟が必要です。一方的に自分だけが甘えても許されるのは、本当に幼い頃に親に対してだけでしょう。生物として未熟なうちにだけ許されることです。成長に従ってまずは小さな範囲から、そして徐々に大きな責任を背負うに従って、一方的に他人に甘えられるものではなくなっていきます。 ですが一方で、どこまでいっても人間というのはお互いに持ちつ持たれつだと思うのです。他人が全くいないところでは生きていくのは非常に難しいでしょう。責任を背負うというのは、他人の甘えを受け容れるということなのかもしれません。自分では自覚していなくても結果として他人に甘えてしまっていることも多々あるでしょ