タグ

ブックマーク / sakstyle.hatenadiary.jp (113)

  • 伴名練編『日本SFの臨界点[恋愛編]死んだ恋人からの手紙』 - logical cypher scape2

    タイトル通り、恋愛SF(一部、恋愛ではなく家族愛ものだが)を集めたアンソロジー 何故か歴史改変ものが2作ある。 恋愛SFというと時間SFと相性がよいという勝手なイメージがあるが、その点直球の時間SFはなく、しかし、歴史改変ものも広義の時間SFと捉えればそれも含めて4作品くらいは時間ネタを用いた作品。 むしろ、共感覚SFが2ある方が「何故か」感あるかも。 伴名練編『日SFの臨界点[怪奇編]ちまみれ家族』 - logical cypher scape2より、おそらくかなり読みやすい。もちろん、どちらが好みかは人による。 タイトルにナンバリングがないので、どちらを先に読むべきかというのはないのだろうけど、編集後記に収録されているブックガイドは、恋愛編がPART1で、怪奇編がPART2になっているので、一応恋愛編を先に読む想定なのかなと。 怪奇編と変わらず、各作品ごとに書かれている解説文と編集

    伴名練編『日本SFの臨界点[恋愛編]死んだ恋人からの手紙』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2020/09/06
  • 月村了衛『機龍警察狼眼殺手』 - logical cypher scape2

    機龍警察シリーズ長編第5弾 ミステリマガジンでの連載をまとめ加筆修正したもの。 疑獄事件と連続殺人事件を異例の合同捜査態勢を追うも、正体不明の殺し屋「狼眼殺手」に捜査部は翻弄される。物語の核心と日の闇に迫る巨大な事件が次第に姿を現していく一方、緑とライザの関係にも決定的な変化が訪れる。感情……! 作では、機甲兵装のバトルはなく(生身アクションはあり)、予告付き連続殺人が行われたり、経済事件の捜査が格的に展開されたり、警察ミステリ小説としての要素が色濃く出ているが、一方、未実現の科学技術がどのような影響を及ぼすかというビジョンを読者に想像させるという点で、これまでになく"SF"しているとも言える。 仁礼財務捜査官などの魅力的な新キャラクターたちが登場する一方、上にも述べた緑とライザの関係など、主要登場人物たちについてもより掘り下げられている。 基三人称で、パートごとに焦点人物が変わ

    月村了衛『機龍警察狼眼殺手』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2017/09/24
  • 宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』 - logical cypher scape2

    中央アジアの架空の国アラルスタンを舞台に、若き女性たちが一夜にして臨時政府を樹立せざるを得なくなった顛末を描く物語 アラルスタンの設定がよくできていて、それで勝ったも同然という感じ 物語も一気に読み進めることができて、終始面白かった 前半と後半に大きく分かれていて、前半は、大統領暗殺からゲリラとの首都攻防戦が巻き起こる怒濤の一晩を描き、後半は、預言者生誕祭の日のために行われる歌劇が行われるまでが描かれる。 中央アジアが舞台でお芝居をするというあたりに、耳刈ネルリみを感じた あとは野となれ大和撫子 作者: 宮内悠介出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/04/21メディア: 単行この商品を含むブログ (11件) を見る アラルスタン――かつてアラル海と呼ばれた場所 ソ連崩壊前後の混乱期に、最初の七人と呼ばれる人々によって樹立された小国家 “自由主義の島”と“ユーラシア遊牧主

    宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2017/09/08
  • 鈴木雅雄+中田健太郎編『マンガ視覚文化論 見る、聞く、語る』 - logical cypher scape2

    鈴木雅雄編著『マンガを「見る」という体験』 - logical cypher scapeの続編 前著が、シュールリアリスムとマンガとの比較という観点があったのに対して、こちらはよりマンガ中心である。 タイトルが示す通り、視覚文化論とのかかわりから論じられるものが多いが、それだけにとどまらず、聴覚文化論や物語論との接続がなされている。 表現論というところから始まって、マンガを読む際に、読者がどのような体験をしているのか、というところまで踏み込んでいるとも言えるかもしれない。 刺激的な議論が多くて、非常に面白かった マンガ視覚文化論: 見る、聞く、語る 作者: 鈴木雅雄,中田健太郎出版社/メーカー: 水声社発売日: 2017/03/24メディア: 単行この商品を含むブログを見る 序章 「見る」ことから「語る」ことへ(中田健太郎) 1 表現論と視覚文化論――「読む」のか「見る」のか 「表現論」

    鈴木雅雄+中田健太郎編『マンガ視覚文化論 見る、聞く、語る』 - logical cypher scape2
  • 『メッセージ』 - logical cypher scape2

    テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」の映画化作品 何から書けばいいのかがなかなか難しい作品なので、とりあえず思いついたことから書いていく。なので、ネタバレ上等なので未見の方は注意を。 派手なドンパチやVFXなどがあるわけではなく、ある意味でとっつきにくい作品ではあるのだが、SFでしかなしえない感動というものを原作同様に達成している作品であったと思う。 見ていて気になったのはやはり、原作未読者にはよく分からないのではないだろうか、ということだった。 ざっと感想レビューを見てみたが、やはり未読者の中には分からなかったという人もいる感じだが、一方で、未読でもわりと分かっている感じの人もいる。 一応、要素としては揃っているとは思うのだけど、原作未読だと分かりにくいだろうとは思う。 とはいえ、これは映画化にあたっての脚・演出等が悪いのかというわけでもなく、かなり鑑賞者側のリテラシーを信頼

    『メッセージ』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2017/06/04
  • 『BLAME!』 - logical cypher scape2

    まあ、原作とは別物よのう、という感想は持たざるをえないわけだけれども、しかし、それはおいても、BLAME!が一の作品として映像化されたことをまずは喜びたい。 階層都市の世界に音があるということに気付けたのがよかった あ、こんな風に音が響くのか、という そこは結構感動したところ サナカンと霧亥の格闘が見れるってのは面白いところかもしれない 顔のアップが多い映画だったなー 話や設定が原作とは色々変わっているけれど、それは何故かというのは、さんざんインタビュー等で作者と監督が語っているところだし、特に気にしていないが なんで、サナカンが困り眉じゃないんだ! BGMがやけにヒロイックだった ドルビーアトモスというものが、関東だと幕張にしかないので幕張まで見に行ったんですが 確かに、最初の駆除系出てくるあたりで、後ろでも駆除系の足音がする感じはわかったものの、全体的には、どのあたりがドルビーアトモ

    『BLAME!』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2017/05/31
  • 『BLAME! THE ANTHOLOGY』 - logical cypher scape2

    弐瓶勉の傑作SFマンガ『BLAME!』が小説になった! なんだそれは! 小説とマンガの違いを感じさせるところもあり(例えば、登場する珪素生物の雰囲気の違い)、しかしそれでもBLAME!はBLAME!だなと感じさせるところもあり。 BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA) 作者: 九岡望,小川一水,野崎まど,酉島伝法,飛浩隆,弐瓶勉出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/05/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 九岡 望「はぐれ者のブルー」 鈍丸という電基漁師とアグラという珪素生物の話 鈍丸は、命の危険を顧みず青い塗料を探そうとするため、集落では「間抜け」と呼ばれている。アグラは、珪素生物の中であらゆることに疑問をもつため精神的畸形と判断され、放逐され単体で行動している。 筆者のあとがきによると、劇場版での設定に寄せているらしい。 原作よ

    『BLAME! THE ANTHOLOGY』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2017/05/21
  • 『無限の住人』 - logical cypher scape2

    いやあ、なかなか面白かった チャンバラにステータスをがっつり振ってる作品で、日版『300』なんだと思う。『300』見てないけど。 キムタクの万次は予告見たときから、意外とありなんじゃないかなーと思ってたけど、実際ありだった。万次のぶっきらぼうでありつつチャーミングなところが出てるというか。 伊羽研水まで出てくるけど、2時間におさまんのかと思ったら、そもそも尺事態が2時間越えというボリュームだったが、設定やストーリーも結構変わっていた。 その点、脚については無理しているところもあるし、説明をセリフに詰めすぎではみたいなところもあるのだけど、上に書いた通り、その分、チャンバラに振っているというか、そこそこ緩急はありつつも、次から次へとバシバシやってくれるので、楽しいw 原作ファンとして、思うところがないわけではないのだけれど、実写化としてはかなり満足な出来かと。 冒頭、白黒での司戸菱安戦。

    『無限の住人』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2017/05/16
  • 野村亮馬『インコンニウスの城砦』 - logical cypher scape2

    最近話題になっているこちらの作品 全然存在にすら気付いていなくて、最近野村亮馬 “インコンニウスの城砦” - three million cheers.で知って慌てて購入 燃素管、移動城砦、巨像(ゴーレム)などの魔法テクノロジーが進歩し、二大勢力の長きにわたる戦争が続く世界で、 スパイとなった少年が、敵国の工場へ労働者として潜入するところから物語は始まる。 作り込まれた世界観と苦みの強い物語による濃厚な短編 インコンニウスの城砦 (馬頭図書) 作者: 野村亮馬発売日: 2017/01/01メディア: Kindle版この商品を含むブログ (6件) を見る 作者の野村亮馬は『ベントラーベントラー』や『キヌ六』など『アフタヌーン』で連載されていたSFマンガで知られる作家だが、こちらは自費出版作品となっている。 2009年頃に、最近の四季賞はSFが熱いとばかりに、今井哲也、市川春子、太田モアレ、庄

    野村亮馬『インコンニウスの城砦』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2017/01/25
    『アフタヌーン』の印象が強い作者よね、好き
  • 冲方丁『マルドゥック・アノニマス2』 - logical cypher scape2

    冲方丁『マルドゥック・アノニマス1』 - logical cypher scapeの続き そして、3巻に続く感じ。 マルドゥック・アノニマス 2 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 冲方丁,寺田克也出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2016/09/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 「均一化」を目的とする謎の男ハンターが率いるチーム〈クインテット〉 2巻はほぼ全面的にクインテットを中心に、潜入したウフコックの視点で進行する。 この都市の5つの危険なやつ ポン引き集団〈バトラーズ・イン・パレス〉 クスリを売りさばく〈ゴールドラッシュ・ブラザーズ〉(クック一家) 武器密売〈ルート44〉 悪徳警官メリル・ジレット 殺し屋集団〈スポーツマン〉 ハンターとクインテットは、彼らに潜り込み、都市に混乱を引き起こすとともに、エンハンサー同士のゲームを司る〈ファンド・マネージャー〉、そ

    冲方丁『マルドゥック・アノニマス2』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2016/12/30
    真っ当に2巻らしい2巻でしたね
  • 草野原々『最後にして最初のアイドル』 - logical cypher scape2

    ラブライブ!の二次創作(として発表後、固有名詞が変更されたもの)が、ハヤカワSFコンテスト特別賞を受賞したと話題になった作 とにかく、事態があれよあれよとスケールアップしていき、次々と開陳されていくSFネタを楽しんでいるうちに、アイドルとはそういうことだったのかというオチに達する。 Amazonレビューを見ると、元ネタは知らないが面白かった、というものが多く見られるが、まあ実際のところ、ごくごく普通の感覚でいえば、あまりラブライブ!関係ないのでは、という話ではある。 もちろん、ラブライブ!を知っていれば、登場人物の名前が古月みかと新園眞織になっているものの、完全ににこまきで脳内再生されるし、冒頭の展開は、にこまきSSとかでそこそこありそうな話ではある。 うちのブログを読んで、これを読んでみようと思うラブライバーはあまりいないと思うが ある程度SFに親しんでいないとよく分からない部分が多い

    草野原々『最後にして最初のアイドル』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2016/12/10
    ”「SF知らないけどラブライブだから読んでみるか」という人にはあまりお勧めしない。逆は、いける。”
  • さやわか『文学の読み方』 - logical cypher scape2

    さやわか流メディア論的近代日文学史の。 『小説神髄』『あひゞき』から始まって『Re:ゼロから始める異世界生活』まで 日近代文学は、 「文学とは、人の心を描くものである」 「文学とは、現実をありのまま描くものである」 というのが錯覚であること、そしてまたこの2つが矛盾していることに気付かぬままに、突き進んでいった結果、村上春樹が芥川賞を取ることができなかったのだ、という感じ。 序 章 そもそも何が文学なのか? 第一章 1979年の村上春樹 第二章 文学は人の心を描けない 第三章 メディアが作家と文学を作る 第四章 文学のジャンル化 第五章 純文学など存在しない 第六章 文学史が作られていく 第七章 錯覚は露見する 第八章 文学とは錯覚にすぎない 終 章 ある錯覚の未来について あとがき 文学の読み方 (星海社新書) 作者: さやわか出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/09/2

    さやわか『文学の読み方』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2016/10/04
  • 結城充考『躯体上の翼』 - logical cypher scape2

    BLAME!』と『ガルム・ウォーズ』と『ナウシカ』、そりゃ俺好きだわみたいな奴!! 読み始めてすぐに世界観に引き込まれていった。 出た当初からちょっと気になっていたのだけど、あとでいいかなと思っていたら、文庫化してた。単行出たのがもう3年前でちょっとびっくりした。 世界が炭素繊維躯体に飲み込まれて幾星霜、地上では、文明レベルの落ちた民が細々と集落を作って暮らしており、共和国と巨大企業佐久間種苗は、航空船団を使い、緑化政策と称して、自分たち以外の文化・文明を徹底的に駆逐しようとしていた。 互聯網(ネット)とか下載(ダウンロード)とか機毒(ウイルス)とか、中国語だったり中国語っぽい漢語だったりを使って、人名も漢字一文字で、世界観を出してる。必ずしも中華風ではないのだけど、漢語世界圏サイバーパンクになってる。 躯体上の翼 (創元SF文庫) 作者: 結城充考出版社/メーカー: 東京創元社発売日

    結城充考『躯体上の翼』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2016/10/04
  • 宮内悠介『彼女がエスパーだったころ』 - logical cypher scape2

    小説現代』で掲載されていた、様々なオカルト、エセ科学を扱った連作短編をまとめたもの。 ジャーナリストである「わたし」が語り手で、話が進むにつれて、彼の私的な部分も多くなっていく。 オカルトや似非科学から、倫理的な問題点がほとんどなかったとして、そのうえでどのように付き合っていくか、みたいな話かなとも思えた。 彼女がエスパーだったころ 作者: 宮内悠介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/04/20メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (9件) を見る 百匹目の火神 ニホンザルが火を熾すことを覚え、人間の家屋に放火するようになったという事件 次々と他の群れに、この行動がうつっていったので「百匹目の猿」「シンクロニシティ」がまことしやかにささやかれ、流行語にもなる。 実際には、ある一頭のサル(のちに火神(アグニ)と呼ばれる)が、群れから群れへと伝えていったのではない

    宮内悠介『彼女がエスパーだったころ』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2016/08/30
  • 石川博品『メロディ・リリック・アイドル・マジック』 - logical cypher scape2

    石川博品によるアイドル小説 アイドルというか、むしろ青春バンド小説って感じだったりする、バンドは出てないが。 アイドルというよりインディーズバンドっぽいんだ、雰囲気が。まあ、もしかしたら地下アイドルの雰囲気なのかもしれないけど、「地下アイドルというアイドルはいない」ので。 メロディ・リリック・アイドル・マジック (ダッシュエックス文庫DIGITAL) 作者: 石川博品,POO出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/08/25メディア: Kindle版この商品を含むブログ (6件) を見る 男主人公・吉貞摩真(なずま)と女主人公・尾張下火(あこ)のそれぞれの視点で書かれた章が交互に進む。 なずまは、高校入学を気に学生寮で暮らし始めるが、そこでかつての幼馴染である津守国速と再会する。国速は、アイドルオタクでなおかつ自作曲をアイドルへ提供していた。 そして、何よりこの学生寮はアイドルばかり

    石川博品『メロディ・リリック・アイドル・マジック』 - logical cypher scape2
  • 『ユリイカ2016年9月臨時増刊号』 - logical cypher scape2

    総特集=アイドルアニメ 既に告知した通り、自分も寄稿させていただいた誌だが、普通に一読者として、二次元アイドルファンとして楽しめた1冊だった。 冒頭が菱田・西・依田座談会で、背表紙もオバレで、事実上のキンプリ特集的な面もあるけれど、取り上げられている作品の幅はなかなか広いと思うし、何よりそれぞれの論の観点が、各論者、趣向をこらしていると思う。また、割かれているページ数を考えると、キンプリだけでなくマクロスも結構取り上げられている。一方で、意外や意外? アイマスについては正面切って論じられているものがほとんどない。 2016年というタイミングで出されるアイドルアニメ評論集としては、しかし、わりと妥当なチョイスだったのかもしれない。 簡潔な内容紹介としては、みやもさんによる『ユリイカ』アイドルアニメ特集号の全記事紹介 - Togetterも ユリイカ 2016年9月臨時増刊号 総特集◎アイド

    『ユリイカ2016年9月臨時増刊号』 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2016/08/29
  • グレッグ・イーガン『クロックワーク・ロケット』 - logical cypher scape2

    直行三部作の1作目 1作目なので物語としては途中だが、女性物理学者ヤルダの生涯が1冊かけて描かれている。 『白熱光』は地球ではない星で物理学が発展していく話だったが、こちらは、我々の住んでいる宇宙とは別の宇宙での話。 我々の宇宙と、物理法則が違う世界であり、正直、そのあたりの物理話は当に全然分からなかった。 では、物理話が分からないと楽しめない話なのかというと、まあ半分くらいは楽しめない。 あるピンチが起きて、それを回避するために奮闘する話なのだが、そのピンチが何故起きたのか、どのようにしてそれを回避するのか、どちらも、まあ何となくは分かるが、ちゃんと理解するためにはこの世界の物理法則がどうなっているのかある程度は分からないと分からない。 しかし、この作品の物語を支えるアイデアはもう1つあって、こちらは分かりやすい。 この世界に出てくる登場人物達は、考え方や価値観等は地球人とほぼ同じだと

    dododod
    dododod 2016/08/18
    ぺらぺらってめくって今回は(も)ちょっと駄目(=僕では理解できなそうだ)って思ってしまったので電子版安くなるまで待ち
  • 『シン・ゴジラ』(ネタバレあり) - logical cypher scape2

    見てきた 面白かった さて、あとは何を話そう 「めっちゃおも白かった−」って言って満足することもできるし、情報量多い作品であるので「あそこがこうで、あれがああで」と色々言いたくもなるところもある。 ちなみに、1回目IMAX、2回目爆音 シン・ゴジラはアクティヴレイドだった?! あと、巨災対という名前に気特対みを感じていたけど、2人ほど役者もかぶってた 早口でまくしたてるのがよかった コピー機のとこは踊るを思い出す 会議名が字幕で出てくるのがよかった 連絡室とか対策室とか対策部とか改組されてく様も面白かった 怪獣が出てくるまでの早さがよかった 第2形態のインパクトがやばかった。特に目。まぶたがない。 安田よい。 志村が甲斐甲斐しい。 閣議はコント。「どこまで言っていいの」とか好きw 課長補佐最高。 原子力行政庁の人も好き。 下あごが横に避けるのは寄生獣っぽい。 自衛隊の兵力投入シーンの、と

    『シン・ゴジラ』(ネタバレあり) - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2016/08/18
  • 【告知】『ユリイカ2016年9月臨時増刊号』にアイドルアニメ論、寄稿しました - logical cypher scape2

    8月12日に発売されることとなった『ユリイカ』のアイドルアニメ特集に、 「アイドル音楽である 「芸能人はカードが命」と「SEVENTH HAVEN」から」 という文章を書かせていただきました。 まさか、アイドルアニメ論でユリイカデビューすることになるとは、思いも寄りませんでしたが、自分らしい展開とも言えるかもしれませんw サブタイトルにあげた2つの曲を中心に取り上げながら、二次元アイドルにおけるメディアや物語についての論です。 「芸能人はカードが命」とは、『アイカツ!』において「穏やかじゃない」と並ぶ有名な台詞ですが、一方で、ステージ衣装への変身シーンで流れているあのBGMの曲名でもあります。 『アイカツ!』における「変身」の意味を、メディアミックスないしメディアのハイブリディティとして論じています。 一方、「SEVENTH HAVEN」は『Tokyo 7th シスターズ(ナナシス)』内

    【告知】『ユリイカ2016年9月臨時増刊号』にアイドルアニメ論、寄稿しました - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2016/08/06
  • 5/1文学フリマ東京にて『フィクションは重なり合う』発行 - logical cypher scape2

    3年ぶりに文学フリマに参加します! 今回は、筑波批評ではなくシノハラユウキの個人誌で *1 『フィクションは重なり合う――分析美学からアニメ評論へ――』 シノハラユウキ A5・188ページ、700円 文学フリマ開催概要 開催日  2016年5月1日(日) 開催時間 11:00〜17:00予定 会場     東京流通センター 第一展示場*2 アクセス 東京モノレール「流通センター駅」徒歩2分 一般来場 当日の一般来場は無料です。出店者カタログ無料配布(先着・無くなり次第終了) ブースは「チ-24」 文学フリマwebカタログ(シノハラユウキ) 配置図 『フィクションは重なり合う――分析美学からアニメ評論へ――』 書は、長編評論「フィクションは重なり合う――分離された虚構世界とは何か」と付録「二次元アイドル比較」の二部構成となっています。 フィクションは重なり合う――分離された虚構世界とは何か

    5/1文学フリマ東京にて『フィクションは重なり合う』発行 - logical cypher scape2
    dododod
    dododod 2016/04/16