セルビアのゲノム情報が中国にわたっている可能性 中国からファイア・アイを2つ授与されたセルビアは、新型コロナウイルスによる死者を1万8000人も出した。同国の人口は約700万人で、この死亡率は世界的に見れば高いが、バルカン半島の近隣国よりはましだ。セルビアの高官やビジネスリーダーは、中国に対して感謝の意を繰り返し表明した。習近平に感謝を示す、巨大な看板も首都に掲げられた。 一方、セルビアがEUから受けた支援はもっと大きかったにもかかわらず、親EUの看板はなかった。同国は、20年前のコソボ紛争においてNATOに首都を空爆されたことに対する恨みをいまだに抱えている。 2021年12月、セルビアは、ベオグラードに設置したファイア・アイを郊外に移転させ、「セルビアゲノム解読・バイオインフォマティクスセンター」を発足させた。中国製の設備を使用する遺伝子検査のための常設施設だ。BGIの専門家がその設立
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