今日は「東京オトナ大学」で開催された、映画作家の河瀨直美さんの講演会に参加してきました。テーマは『映画に生きる美しき日本』。河瀨さんがどのような思いで「地方」と呼ばれる地域で暮らしているのか。映像を通して何を伝えていきたいのかなど、とてもいいお話を聞くことができました。ニッポン手仕事図鑑の編集長として学ぶことがたくさんあった、本当に実りある時間でした。 さて、今日書きたかったのはその講演の内容ではなく、学び方についてです。 もし今日の講演会の内容を、写真と文章で構成された記事で読んだとしても、得られる学びは半減すると断言できます。なぜなら、「話し手の熱」「身振り手振りから伝わる想い」「感情がこめられた間」などが伝わらないから。人から何かを学ぶというのは、その人から知識や技術を得るだけでなく、想いや情熱に触れることでもあります。だから、人から学ぶのであれば、「ライブ」に勝るものはありません。