近所の住宅敷地内の車に鍵で傷をつけたとして、器物損壊の疑いで、元フジテレビアナウンサーで善教寺(兵庫県姫路市西大寿台)住職結城思聞容疑者(73)が逮捕された事件で、結城容疑者が3年ほど前から認知症となり、最近は症状が進んでいたことが関係者への取材で分かった。 また、結城容疑者は接見した弁護士に「自分が何をやったかよく分からない」などと話したという。 逮捕容疑は11日午後0時55分ごろ、同寺近くの民家駐車場に駐車されていた乗用車のボンネットに、持っていた鍵を使って長さ約30センチの傷をつけた疑い。 結城容疑者は「松倉悦郎」の名で約34年間、フジテレビにアナウンサーとして勤務した後、妻の実家の同寺で住職を務めている。