『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』鑑賞。「叛逆の物語」ってリベリオンの物語、ガンカタの物語ってことだったのか――というのは冗談としても、魔法少女のイチャイチャぶりとドラッギーな映像と残酷さがとにかく面白い映画だった。 観る直前、シネコンの駐車場で前の回を観た客とすれ違ったのだけれど、おれそっくりなムサい男三人組が特典の色紙*1片手に「やったー俺さやか!」「うぉー、俺マミさん」などとイチャイチャしていて、そのイチャイチャぶりがスクリーンでイチャイチャする魔法少女たちと重なったりした映画だったよ。 本作が素晴らしいのは、テレビ本編をふまえた劇場版としてのファンサービスと、作り手の悪意という名の作家性が、すんなり同居しているところだと思う。「皆の観たかったまどマギ」と「皆の観たくなかったまどマギ」が同居しているのだ。 以下ネタバレ。 魔法少女まどか☆マギカ Blu-ray Disc BOX(