南アフリカにはハイエナの仲間が3種類生息している。ブチハイエナ、カッショクハイエナそしてアードウルフだ。 このうち最も広範囲に分布しているのがブチハイエナで、一般的に「ハイエナ」と言うとこの種を指す。一見するとイヌ科動物のように見えるが、実はイヌとはまったく関係がない。むしろマングースの仲間と共通の祖先を持ち、中新世(約2300万年から530万年前)ごろに分化したと考えられているそうだ。 ブチハイエナの名前は、体のまだら模様に由来する。ナミビア、エトシャ国立公園にて ニコンD700 AF-S 500mm f4 1/400 F6.3 ISO1000 ハイエナという動物には、何かにつけて悪いイメージが付いて回るような気がする。さまざまなテレビ番組で、死肉を食らうものだとか、チーターの獲物を横取りする卑劣なヤツなどという、ネガティブな取り上げられ方をすることが主な理由だ。 これに追い討ちをかけた