韓国の電機大手、サムスン電子が29日発表した2011年1〜3月期決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比約33%減の2兆9500億ウォン(約2245億円)だった。営業利益が3兆ウォンを下回るのは7四半期ぶり。スマートフォン(多機能携帯電話)など携帯電話部門の営業利益は前年同期を上回ったが、液晶ディスプレーの価格低下などが響いた。連結売上高は同約7%増の36兆9900億ウォン(2兆8155億円)だった。 一方、同じ韓国の電機大手、LG電子は、1〜3月期の連結営業利益が1308億ウォン(約99億円)だった。前年同期比73%減だが3四半期ぶりに黒字転換した。売上高は同0.4%減の13兆1600億ウォン(約1兆16億円)。スマートフォンのほか冷蔵庫やエアコンなどの家電が好調を維持した。(ソウル=中野晃)