さまざまな課題を抱える、高速道路の暫定2車線区間。それを改善すべく付加車線を設け、効果が検証されることになりました。しかし単に「付加車線を設けること」が、必ずしも「正解」とはいえないかもしれません。 世界的に珍しい「片側1車線の高速」 国土交通省は2016年6月7日(火)、暫定2車線(片側1車線の対面通行)で建設した東海北陸自動車道など5区間の一部に付加車線を設置し、効果の検証を行うと発表しました。 対象は東海北陸道の飛騨清見IC~小矢部砺波JCT間、岡山道の賀陽IC~北房JCT間、米子道の蒜山IC~米子IC間、徳島道の徳島IC~川之江東JCT間、松山道の松山IC~大洲IC間で、実施時期は未定です。 暫定2車線区間は日本全国に2537kmもありますが、高速道路は本来、4車線(片側2車線)以上がグローバルスタンダード。片側1車線は世界的にも珍しい存在で、それが高速道路の3割を占める国はほかに
