主人公・樹多村光と、その幼馴染である月島家の四姉妹、長女の一葉、次女の若葉、三女の青葉、四女の紅葉を通しての青春を描く野球漫画。第一部「若葉の季節」は小学生時代、第二部は中学生時代から高校3年生の夏の北東京大会二回戦終了まで、第三部は決勝戦とその前後を描く構成になっている。2008年第43号の第二部終了後しばし休載し、2009年15号の第三部開始によって連載が再開する。2010年12号にて完結。2021年8月時点で累計発行部数は950万部を記録している[1]。 高校野球という題材を活かし、青春とスポーツの爽やかさとほろ苦さを描いたあだち充らしい作品である。中等部末期〜高等部初期の内容については、特待生制度・学校の姿勢・監督の方針などの高校野球の暗部にクリティックを含んだ視線を向けた点も小学館漫画賞などで評価されている。 2009年、第54回小学館漫画賞少年向け部門受賞。同年4月から翌年3月