ソフトバンク・後藤芳光球団社長兼オーナー代行(51)が21日、東京都内で行われたオーナー会議に出席し、FAでの獲得調査を進めるオリックス・金子千尋投手(31)について、来オフ以降のポスティングによる米大リーグ移籍を認めた上での交渉は行わない姿勢を明らかにした。 阪神も金子に対して特例を認めない方針だ。球団幹部が「(来季阪神でプレーし)2年目以降にポスティング制度を利用してのメジャー挑戦などは、受け入れがたい。FA制度の根幹を揺らがす問題になる」と話した。これまで同様、金子が国内移籍を希望する場合のみ獲得に動き出す方針だが、「マネーゲームは避けたい」と同幹部。今月19日に金子の代理人と面会した際も、状況をうかがったのみで、条件提示などはしていない。