プロ野球日本シリーズ、楽天が読売を4勝3敗で下して初の日本一を決めたが、第7戦における楽天監督・星野仙一の投手起用は、自らがエエカッコするために楽天の主軸投手にダメージを与えたとしか思えない代物だった。 この試合で星野は、6回まで読売打線を全く寄せつけなかった楽天先発の美馬学を降板させ、7回からの2イニングを第5戦で救援して5イニングを投げた則本昂大、そして最後の9回には昨日160球を投げて完投したものの今年初めて敗戦投手になった田中将大を登板させたのである。 明らかに美馬より則本、則本より田中に読売打線のタイミングは合っていたが、楽天3点のリードは大きく、3対0で逃げ切って初の日本一になった。そして書きたくもないけれども、これまで中日と阪神の監督として戦った3度の日本シリーズにすべて敗北していた星野仙一が、初めて日本シリーズを制覇した。 読売と星野仙一、どちらにも勝たせなくない日本シリー