澤(さわ)は山下(さんか)に在(あ)り 其(そ)の気(き) 上(うえ)に通(つう)ず 潤(うるお)いは草木(そうもく)百物(ひゃくぶつ)に及(およ)ぶ から 採択し、通潤橋と命名された[5]。 概要[編集] 石造単アーチ橋で、橋長は78メートル、幅員は6.3メートル、高さは20メートル余、アーチ支間は28メートルである[6][7]。橋の上部には3本の石管が通っている。肥後の石工の技術レベルの高さを証明する歴史的建造物であり、国宝に指定されている。なお通潤橋を含む通潤用水は日本を代表する用水のひとつとして農林水産省の疏水百選に選定され、橋と白糸台地一帯の棚田景観は、通潤用水と白糸台地の棚田景観の名称で国の重要文化的景観として選定[8]されている。 橋の中央上部両側に放水口が設置されており(川の上流側に2つ、下流側に1つ)、灌漑利用が少ない農閑期には観光客用に時間を区切って15分程度の放水を行