情報セキュリティを支える「暗号化技術」の背景にはどのような理論があり、その安全性はどのようにして検証されているのでしょうか。@IT連載「クラウド時代の暗号化技術論」筆者であるサイボウズ・ラボ 光成滋生氏に聞きました。 連載目次 情報セキュリティの根幹をなす技術の一つである「暗号化技術」。システム利用者がその詳細にまで立ち入ることはあまりないこの技術ですが、その背景には一体どのような理論があるのでしょうか。また、暗号化技術の安全性はどのようにして検証されているのでしょうか。 2000年ごろから数学の応用分野としての暗号化技術に関心を持ち始め、2004年には放送型暗号の実装で情報処理推進機構(IPA)の「未踏スーパークリエータ」認定を獲得。2015年以降は書籍や@ITでの連載執筆なども行ってきたサイボウズ・ラボ 光成滋生氏に、暗号化技術を支える理論やその安全性、暗号研究をめぐる最新動向、今後の