自民党の青山繁晴参院議員が22日夜、天神スカイホール(福岡市中央区)で「今、政治の現場で何が起こっているのか」と題して講演した。 青山氏は集まった300人を前に、安倍晋三首相が衆院を解散する決断をした理由について、「米国と北朝鮮がいつ戦争になってもおかしくない。同盟国の日本が集団的自衛権の限定行使を容認した安全保障関連法を本当に使うのか、使わないのか。有事が起きる前に、有権者の判断を問うためだ」と述べた。 この時期に解散するタイミングに関しては、「トランプ米大統領が北朝鮮と戦争するか、しないのか、米国案を持って11月初めに来る。だからその前に解散するしかない」とした。 これに関し、「開戦せずに、米国が北朝鮮の核保有を容認する取引に応じるのが、日本にとり、最悪のシナリオだ」と語った。 講演会は自民党福岡県第2選挙区支部が主催した。