http://www.convegnoaistugia.it/ 最近、日本関連のイベントの話題が続いていますが、今週その集大成ともいえるイベントがここボローニャで開催されます。1973年創立のイタリアにおける日本研究学会AISTUGIAの総会がボローニャ大学で行われます。 社会・経済学者のロナルド・ドーア氏をオープニングの特別ゲストに迎え、イタリア各地の日本研究家の方々の講演が続きます。もちろんテーマもさまざまで、「広島、長崎、水俣文学」、「井上ひさしとパロディブーム」、「平安時代の漢詩、和歌における無常の観念」、「聖ニコライと正教伝道」、「過労死」などなど文学研究から文化研究、社会学、言語学まで多岐にわたっています。 毎年場所を変えて総会が開かれ、ボローニャでは25年ぶりだそう。私は初めて参加しますが、もちろん全ては聴けないにしても、これを機にボローニャ大学の学生の間でも日本研究への興味
「犬と鬼 知られざる日本の肖像」アレックス・カー 講談社 2002年 著者はアメリカ生まれ、横浜の米軍基地に暮らし、エール大学で日本学を専攻、慶應義塾大学で研修、アメリカの不動産開発会社の日本代表、徳島の古民家を購入した、というような人物。その彼が書いた、日本論とは… うーむ。考えさせられることが多い。 外国人が書いた日本論は、新鮮だったりして面白く読んだ時期もあったけど、いつしか飽きてしまっていた。たまたま機会があって手に取った本書には後頭部をガツンとやられてしまった。 日本がなぜ土建国家になったのか、バブル、官僚制、京都の景観などを取り上げ、いかに日本が「よろしくない」方法で日本を「ダメ」にしてきたかが書かれている。Amazonのカスタマー・レビューを見ると、極端に賛否両論。否定している人は、細かい部分での正確さの欠如をあげる人と、アメリカ人が何を言うんだという言い方をしている人がおら
ヨーロッパ企画のことを初めて知ったのは本広克行監督の映画だった。 「曲がれスプーン!」(2009年)という映画に、俳優の辻修が出ている というので見に行った。 劇作家であり演出家の岩井秀人が細男というのを演じており、 ものすごい特異なキャラとして印象に残っている。 本広監督はこの映画の前に「サマータイムマシン・ブルース」(2005年)という 映画を撮っている。これもヨーロッパ企画の舞台が元になっている。 30回目の公演にしてついに見に行くことが出来た。 ヨーロッパ企画は京都の劇団である。 今回は客演として中山裕一郎(阿佐ヶ谷スパイダース)と 山本真由美(舞夢プロ)を招いての公演となった。 ヨーロッパ企画はもともと同志社大学で 1998年に結成されたサークルに端を発するらしい。 作・演出は上田誠。 メンバーはマルチなプロデュース能力を持ち、 いろんなイベントなどを独自で開催している。 「ショ
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8月4日、農学部W100教室にて第53回11月祭統一テーマの開票会が催され、最多の30票を獲得した「年に一度の計画発電」に決定した。次点は「一定のメドが立ったので開催します」(24票獲得)、次次点は「あ々京大~単位は降って来ない」(22票獲得)だった。全体投票数は昨年より13票少ない175票と低迷が続く。結果は11月祭事務局のホームページやビラで公表されている。 今年の統一テーマの趣旨は、日々の怠惰な生活の中で無駄に失われる京大生のエネルギーを11月祭中だけはエネルギー効率100%で放出しよう、というもの。11月20日から23日までの4日間盛り上げる。 11月祭の統一テーマは、毎年11月祭事務局が全学からの公募・投票で決定している。今年も6月1日から24日までの約1ヵ月に渡って統一テーマ案を募集し、7月25日から29日までの5日間、集まった22案について学内各所で投票会を開催した。
国内外で書物の調査をすると出てくる問題が この蔵書印、誰の? という話。わたしの場合、たまたま最初にやった中国は雲南省・昆明での調査で 伊澤蘭軒の手沢本に遭遇 するという、大当たりな状況だったので、以後 日本の医家や大名家、学校等の蔵書印 ばかり見続けている。 中国の場合、 誰の蔵書印か というのは、資料がある程度まとまっていて、分かりやすくなってるんだけど、日本の場合 今一バラバラ で、いつも困る。書冊体では資料がないわけじゃないけど 現地調査の場合、コピーを一々持っていくのも大変 で、できれば オンラインもしくはPDFで「蔵書印現物の画像付き」の資料 があると一番役に立つ。 岩本篤志先生経由で、次の資料に気づいた。 東洋文庫所蔵本に押捺された蔵書印について(七)--学校・教育機関の蔵書印-- 中善寺慎(PDF)『東洋文庫報』41 東洋文庫所蔵本に押捺された蔵書印について(八)--医家・
2009年に実業之日本社というもともとの版元から、川端康成の少女小説『乙女の港』の復刻本が完全復刻本と新装版の二冊組という豪華本で出たのが、今度は文庫になるという。 しかし、『乙女の港』は川端の作ではない。芥川賞受賞前の主婦作家だった中里恒子の代作である。このことは、1980年代の35巻本全集が出た時に公開された、川端と中里の書簡ではっきりした。その時は中里は存命だったが、誰も取材はしなかったらしく、87年に死去、89年に中里宅から『乙女の港』の原稿の一部(25枚くらい)が発見されて、ようやく論文が出るようになった。いちばん精力的に研究してきたのが、札幌大学名誉教授の大森郁之助(1932-)で、川端の少女小説に関する著作も二冊ある。 さて、『乙女の港』は1937-38年実業之日本社の『少女の友』に連載されたもので、川端はそれ以前もそれ以後も、少女向け雑誌に書くことが多かった。『少女倶楽部』
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121年前の恩返しが、和歌山県の復興を後押しする。1890年(明23)に同県串本町沖でトルコ船「エルトゥールル」が沈没し、地元住民に救助されて以来、トルコは日本との友好関係を継続。台風12号による紀伊半島豪雨を受け、都内のトルコ寺院を救援物資の集積所として提供している。トルコ大使館は、今後の人的・物的支援を予定。東京・六本木のトルコ料理店は、和歌山県内の被災地で出店する意向を示すなど、支援の輪が広がり始めている。 トルコ寺院「東京ジャーミイ・トルコ文化センター」の地下室には、下着や衣類、紙オムツ、即席ラーメンが入った段ボールが積まれていた。台風12号の被災地は、個人からの少量の支援物資を受け付けていないため、全国からの小口荷物をいったん、同寺院に集積。大口荷物にして、第1便の4トントラックを13日に和歌山県庁に送った。 20日にも第2便が和歌山に向かう予定。支援活動の担当者は「トルコと縁の
漫画・ゲーム・アニメ等、さまざまなメディアにひそむ「物語」を抽出して解釈を加えてみようというブログです。 【地獄先生ぬ~べ~】は、『ドラゴンボール』『幽遊白書』『スラムダンク』などが 連載されていた、いわゆる「ジャンプ黄金期」に連載が始まり、それから約6年にも 渡り連載が続いた作品です。 黄金期を生き延びて連載が続いた作品なので、安定した人気を誇った印象がありますが、 実際には人気のふるわなかった時期も度々あり、何度か打ち切りの危機に さらされたようです。 文庫版のおまけ「メイキング・オブ・ぬ~べ~」では、アンケート低迷のたびに あれこれとてこ入れを考え、なんとか打ち切りをしのいできた様が語られます。 今回は、「メイキング・オブ・ぬ~べ~」を参考に、【地獄先生ぬ~べ~】という 作品が、いかにしてジャンプ名物・打ち切りサバイバルレースを生き延びたのかについて 迫ることにします。 では、どうぞ
外務省は、東京電力福島第1原発事故による日本の農産物や観光などへの風評被害対策として、フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアの発信者を海外から招く準備に入った。世界で5億人以上が利用するとされるソーシャルメディアが、中東政変などで大きな影響力を見せていることに着目した試験事業。被災地を回った発信者に、安全性や感動を伝えてもらうことで、風評被害の緩和を狙う。 東日本大震災からの復旧に向けた11年度第2次補正予算で、外務省は風評対策のため、15億円を計上した。外務省として初めての発信者招待は、この対策の一環。 11月ごろから、欧米や中国、中東などから、読者の多い発信者約15人を数回に分けて、福島、宮城、岩手県などに招く方向で、在外公館を通じて参加者を選ぶ。 ソーシャルメディア関係者が、日本に好意的な書き込みをする保証はないが、外務省の担当課は「現地に足を運び、特産物を食べてもらった上
神戸新聞に隔週で「随想」というコラムを書いている(これが二回目)。神戸新聞を読んでいない方のために再録しておく。 これは先週書いたもの。 橋下大阪府知事は、持論である大阪都構想に賛成の市職員を抜擢し、反対する市職員を降格するためのリスト作りを維新の会所属の大阪市議に指示した。 首長選の候補者が選挙に先立って公約への賛否を自治体職員の「踏み絵」にするというのは異例の事態である。 公務員が遵守義務を負うのは、憲法と法律・条例と就業規則だけのはずである。「大阪都」構想は、その当否は措いて、今のところ一政治家の私念に過ぎない。それへ賛否が公務員の将来的な考課事由になるということは法理的にありえまい。 まだ市長になっていない人物が市職員に要求している以上、これは彼に対する「私的な忠誠」と言う他ない。彼はそれを「処罰されるリスクへの恐怖」によって手に入れようとしている。 私はこの手法に反対である。 脅
日本最大のゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2011」でDropwaveの本城氏によって「ネットワークゲーム時代に求められる、ゲームプランナーの基礎知識」と題した講演が行われました。 「まずは自ら課金して廃人になるまでやりこむべし!」ということで、顧客生涯価値(LTV)の最大化を目的としたオンラインゲームの設計、開発および運用法について、本城氏自身の制作経験を踏まえて、講演というレベルを超えて微に入り細に入り赤裸々に経営哲学や制作理念が語られました。 本城: 本公演の趣旨を説明させていただきます。コンシューマゲームの開発者の視点から、オンラインゲームの開発、運営について話したいと思っております。 本公演の対象者ですが、何年も家庭用ゲームソフトを作ってきてゲーム作りには自信があるのに、会社の命令で無料ゲームを作れといきなり言われて非常に困っていて、いやいやながら作らなくてはならない方
いつもながらの話ではあるのですが、印象操作っぽいツイートをしているのでそれへの指摘。 橋下徹 on Twitter: "ところが大阪市役所の役人の一部が、いよいよ維新の会が大阪市役所に乗り込んでくることに危機感を覚えたのか、作戦を変更したのでしょう。横浜市役所並みに職員数を削減するというペーパーを作り、それを平松市長は読み上げました。平松市長、市長就任時から職員削減をやっていたら良かったんです。" ところが大阪市役所の役人の一部が、いよいよ維新の会が大阪市役所に乗り込んでくることに危機感を覚えたのか、作戦を変更したのでしょう。横浜市役所並みに職員数を削減するというペーパーを作り、それを平松市長は読み上げました。平松市長、市長就任時から職員削減をやっていたら良かったんです。 この前後のツイートを見ると、大阪市はさも職員削減に努力しておらず、維新の会から言われて、急遽職員削減に着手したかの様な
日本人はリスクをとらない、といわれます。最近の若者は海外に出ようとせず、アメリカの一流大学では、留学生のほとんどは中国か韓国の学生になってしまった、との嘆きもよく聞かれます。 これが、日本の将来に対する重要な警告であることは間違いありません。しかし保守的で臆病で日本を離れたがらない若者というのは、日本人の「国民性」なのでしょうか。 ひとはどんなときでも、自分の利益を最大化すべく合理的な選択をする、と考えてみましょう。すると、ちがった風景が見えてきます。 プロサッカーの世界では、たくさんの若者たちがヨーロッパに渡っています。長谷部や本田、長友、香川といったJリーグで活躍した選手だけでなく、アーセナルの宮市亮のように高校を卒業してすぐにヨーロッパリーグで活躍する選手も登場しました。 なぜサッカー選手たちは、大きなリスクをとって海を渡るのか? 彼らは、特別な日本人なのでしょうか。 もちろん、そん
2019/07/23 令和元年度 東京古典会 古典籍展観大入札会の開催概要を掲載いたしました(ニュースリリース) 2018/11/20 平成30年度 古典籍展観大入札会は終了いたしました(ニュースリリース) 2018/11/02 平成30年度古典籍展観大入札会の全出品目録を掲載いたしました(ニュースリリース) 2018/10/12 平成30年度 古典籍展観大入札会 カタログ注文フォームを掲載いたしました(ニュースリリース) 2018/10/10 平成30年度 古典籍展観大入札会 出品抄を掲載いたしました(ニュースリリース) 令和元年度 古典籍展観大入札会 展観(一般公開) 2019年11月15日(金) 10:00〜18:00 2019年11月16日(土) 10:00〜16:30 大入札会(業者のみ) 2019年11月17日(日)・18日(月) 会場 東京古書会館(千代田区神田小川町3-22
ホーム学会・講演会・展覧会情報科研費・基盤研究(A)「日本古典籍における【表記情報学】の基盤構築に関する研究」 研究会「表記情報学の現在」(2011年9月24日(土)、国文学研究資料館) 研究会情報です。 ——————– (2)研究代表者 今西祐一郎(国文学研究資料館) 科研費・基盤研究(A)「日本古典籍における【表記情報学】の基盤構築に関する研究」 今西科研 研究会 「表記情報学の現在」 日時:2011年9月24日(土)午後2時〜6時30分 場所:国文学研究資料館・第1会議室(2階) 〒190-0014 東京都立川市緑町10 -3 *JR立川駅北口2番のりば乗車の場合 「立川学術プラザ」バス停下車、徒歩0分 または「裁判所前」バス停下車、徒歩3分 *JR立川駅北口1番のりば乗車の場合 「市役所前」バス停下車、徒歩3分 *立川北駅からモノレール高松駅下車、徒歩約7分 *JR立川駅から徒歩約
学会共催:311まるごとアーカイブス シンポジウムの開催のお知らせ 関連記事 ニュース, メールニュース, 活動予定 来る10月8日、岩手県遠野市で「シンポジウム 東日本大震災の記録とその活用」が開催されます。3月11日に発生した東日本大震災から私たちが残すべき、また将来世代が得るべき教訓をアーカイブしていく「311まるごとアーカイブス」のプロジェクトによるシンポジウムです。同テーマは、第4回サイエンス映像学会大会でもシンポジウム形式で発表が行われています。是非ともご参加下さい。 ★ご参加お申し込みはこちらから ▼詳細はチラシをご覧下さい(クリックでダウンロードされます) ▼シンポジウムについて 3月11日に発生した東日本大震災は、多くの人名を奪い、地域社会に壊滅的な被害を与えました。この経験や教訓を人類共通の資産として千年先の後世に伝承し、安全な社会を構築することが現世代の責任です
≪なぜ「記録する精神」は弱いのか≫ 従来、戦争は武力を用いた国家間の紛争を意味した。しかしこの通念は2001年9月11日の米中枢同時テロ事件により再定義を迫られることになる。「国なき民間武装組織」によって超大国の政治・経済の心臓部が外部から想像を絶する形の攻撃を受けたからだ。 この事件に対する国民感情をテコとしつつ、ブッシュ前政権は自国防衛のための「予防的、あるいは先制の攻撃」という形の軍事展開を始めた。 大量破壊兵器保持疑惑を理由とするイラクへの戦争は、その後の国際政治を大きくゆり動かす。英国のブレア首相が退陣に追い込まれたのも、イラク戦争に同調する姿勢を鮮明にしたことに原因があったことは明らかであろう。 ≪米特有の9・11現象、学問にも≫ 実は学問、特に社会科学の分野でも、この事件を契機に米国特有の現象が表れたことに注目したい。われわれが学ぶべき例をふたつほど挙げておこう。 ひとつは、
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