風俗画報 118号 臨時増刊「大海嘯被害録 上巻」 明治29(1896)年7月10日 東陽堂<雑23-8> 富岡永洗画。写真の報道使用が実用化されていないため、明治三陸沖津波を石版で表現。 婦人グラフ 3巻5号 大正15(1926)年5月 国際情報社<雑51-38> 竹久夢二画の表紙。 満洲上海大事変画報 第3輯 昭和7(1932)年3月 国際情報社<Z051.4-Ko3> 写真による戦争報道だが、色の修正を施してあり、絵のように見える。 テレビもインターネットもない時代、雑誌は貴重なメディアでした。単行本よりも早く、新聞よりもまとまって、たくさんの情報を定期的に伝えてくれる雑誌。特に、絵や写真といったビジュアル面で、雑誌は人々の「見たい」という期待を一身に背負っていました。災害、戦争といった国をあげての一大事から、皇族や著名な俳優の顔、ファッション、子ども向け雑誌、美術、写真…明治・大正