ケンブリッジ大学図書館が所蔵する膨大な日本語コレクション。 英国三大日本学者・サトウ、アストン、チェンバレンをはじめとする明治時代の外国人たちが持ち帰った数々の貴重書には、平田篤胤や本居宣長らの国学から始まる日本研究の歩みが残されている。 柳田国男も無視できなかった同時代の西洋人たちによる学問発展の過程を辿る。 序章:柳田国男と海外の日本語コレクション 贈呈された『石神問答』 海外の日本語コレクション 第一章:日本研究の歴史 日本研究とは? 国学→日本学→日本研究 日本語と国学 シーボルト 初期ドイツ派と英国派 英国派は日本語を習得 ケンブリッジ大学図書館 第二章 :ハインリッヒ・シーボルト・コレクション ハインリッヒ・シーボルトと日本研究 アストン・サトウ・シーボルト・コレクション 旧蔵者別の内訳と蔵書印 シーボルト・コレクションの分類 第三章:なぜ複本が多いのか アストン・サトウ・シー