「表現の不自由」をテーマにした展示会をめぐり、大阪の施設がいったん受け付けた利用の予約を取り消したことについて、大阪地方裁判所は展示会の実行委員会による申し立てを認め、施設を利用できるようにする決定を出しました。 施設側はこれを不服として、大阪高等裁判所に即時抗告する方針です。 関西の住民有志などの実行委員会は、今月16日から3日間、「表現の不自由展かんさい」と題して、おととしの「あいちトリエンナーレ」で、一時、展示が中止された作品などの展示会を予定し、会場として大阪・中央区の大阪府立労働センター「エル・おおさか」を予約していました。 ところが、大阪労働協会などで作るこの施設の指定管理者は、抗議が相次いでいることを理由に「施設利用者の安全確保が困難だ」として、いったん受け付けた利用の予約を取り消しました。 これについて、実行委員会は先月末、「混乱を防ぎきれないほどの危険性はない」として、大