根っからの実測好き建築家・政木哲也さんが、日本中の「本のある小空間」の魅力を解き明かすべく、測って・描いて・綴り歩きます。連載の第三回目は、静岡県焼津市で商店街に本のある地域拠点をつくっているみんなの図書館さんかくさんです。館長の土肥潤也さんにお話しを聞きながら、開かれすぎず閉じすぎない居心地を探りました。 vol.3みんなの図書館さんかく | ありそうでなかったまちの読書空間― 商店街の空き店舗が「みんなの」図書館に ― 「みんなの図書館さんかく」は、いわゆる公共の図書館や私設の図書館ではない。本棚の分類に、図書館然としたジャンル別の探しやすさはまったくなく、むしろ多様な趣味嗜好を組み上げた古本屋の本箱のような品揃え。それもそのはず、ここはひと月2000円でだれでもオーナーになれる「一箱本棚オーナー制度」という運営方法でまちづくり関係者の間で大きな注目を集めた、ちょっと変わった図書館なの
![連載|図解 本のある小空間|vol.3みんなの図書館さんかく | 学芸出版社 - まち座](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f6819071aa681fa07a673709bb0f326e87ae084b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbook.gakugei-pub.co.jp%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2Fthumbnail_honzukai_03_m.jpg)