はじめに 私はもともと腎臓内科医でしたが名古屋大学大学院に入学したころ、 大学院生の規則で最低1年は基礎の研究室で研究しなければならないという規則ができました。 適当に籍だけおいてお茶を濁す医局もあったとは思うのですが、 私は実際に基礎の医局(微生物学教室)に派遣され研究に専念することになりました。 1年が経ちましたが天邪鬼な性格のせいでそのまま放置され、大学院修了後に至っては帰局しろとも言われなかったので、 そのまま基礎の教室の助手として居座ってしまいました。 就職して2年たったころ、教授から呼ばれ「米国の研究室に留学するように」命令を受けました。 「どこに留学するのですか?」と聞いたのですが、「どこでもよい」とのことで、とりあえず気候のよいカリフォルニアで研究室を探していただく ことにしました。もちろん私のような実績もない研究者に給料をだして雇ってくれる研究室などあるわけもなく、サンデ
刺し身はいずれ日本人の口に入らなくなる、そんな噂がささやかれている。欧米の和食ブームだけではなく、中国、タイ、インドネシアなど新興国の中間層から魚介類の需要が高まり、価格の急騰につながっているのだ。このままでは、高くても魚を食べたい外国に対して、安いものしか買わない日本の「買い負け」が顕著になる。刺し身や焼き魚が高級品になる未来に対し、私たちは何ができるか。『 安いニッポン 「価格」が示す停滞 』(日本経済新聞出版)より抜粋する。 「安いニッポンが続くと、庶民の味方だった刺し身に、手が届かなくなる日が来るかもしれない」 BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストはそう危惧する。 水産庁の年次報告「水産白書」によると、「買い負け」という言葉が話題になったのは、2003年ごろのこと。 この頃から欧米やアジアで健康志向が高まり、和食ブームで高級食材としての魚の需要が急増。その結果、水産物が高
長野市が4月末までの廃止を決めた同市青木島町大塚の公園「青木島遊園地」を巡り、児童センターの子どもたちが記念撮影の際に感謝の気持ちを記した模造紙を掲げることを市社会福祉協議会職員が一方的に制止した問題で、市社協は15日、寺田裕明会長名で「子どもたちの気持ちに十分寄り添えずに対応したことを深くお詫(わ)び申し上げる」と陳謝するコメントを出した。事業委託者の長野市も荻原健司市長名で「お詫び申し上げる」とコメントした。 記念撮影は、子どもたちが公園を利用できる最後の日だった今月14日、小学1、2年の約80人が公園への感謝を書いた模造紙を掲げて記念写真を撮る予定だった。だが、市社協の指導主事が模造紙を掲げるのを制止。本紙「声のチカラ」(コエチカ)取材班が理由などを尋ねると「答える義務はない」とした。 寺田会長はコメントで「児童には遊園地の存廃についてはかかわらせたくないという思いから今回のような対
若者が背負う重荷の軽減へ、思い切って踏み込むことが必要ではないか。 文部科学省は、低所得世帯の大学生や専門学校生らに対する高等教育修学支援制度の拡充策を発表した。 来年度から、返済不要の給付型奨学金と授業料減免の対象となる世帯年収を、約380万円以下から広げる。子ども3人以上の多子世帯と私立校の理工農系学生は約600万円以下に緩和する。 一方、利用者が約116万人にのぼり、主流である貸与型奨学金に関しては、返済期間を長くして毎月分を減らす仕組みの年収要件を緩和するにとどまる。 経済的理由により進学や卒業後の生活のハンディを抱えることのないよう、支援を充実すべきだ。 同制度は2020年度に始まり、所得に応じて段階的に支援額が決まっている。21年度の利用者は約31万人で、今回の改正で新たに約20万人が対象となる。多子世帯は満額の4分の1程度を、理工農系は私立文系の平均授業料との差額を新たに支援
紹介 1981年刊行、禁断の名著が復活。酒税法は憲法違反。しかも自家醸造が違法なのは世界中で日本だけ。各界の人がこの悪法を粉砕し、ドブロクを民衆の手にと主張する。巻末に図解入りでドブロクやワインの造り方を詳述。 目次 序-今、「ドブロクをつくろう」と何故いうか 第一部 どぶろくを民衆の手に 1 酒税法は憲法違反である 2 自立、自醸、自給の思想 3 清酒ばなれの防止はどぶろくの解禁で/清酒への薬品添加の実態 4 世界中で流行しだした酒づくり 第二部 どぶろくのある風景 1 酒と農耕文化-どぶろくに思う 2 穏健的ドブロク復権論 3 農の心とドブロクと 4 南島人の心を支えた泡盛 5 村に、湧きたつ哄笑と空想を! 第三部 ドブロクつくり全科<焼酎・ブドウ酒・ブランデーその他も詳述> 1 簡単なドブロクつくり 2 本格派のドブロクつくり 3 その他のドブロクつくり 4 焼酎のつくり方 5 高級
記録的な円安や長年上昇しない賃金の問題を背景に、日本を出て海外で働いてお金を稼ぐ「海外出稼ぎ」をする若者が増えています。 一体、彼らはどういう気持ちで日本を飛び出したのか。実際に彼らの声を聞いてみると、その理由はお金だけではありませんでした。年功序列や、性別による格差、長時間労働など、日本の労働環境そのものに対するあきらめや不満も見えてきました。 (クローズアップ現代「安いニッポンから海外出稼ぎへ」取材チーム) 海外出稼ぎ日本人が増加 その多くは若者たち 記録的な円安を背景に注目される「海外出稼ぎ」。海外へ向かう若者の背中をさらに後押ししているのが日本の賃金の問題です。世界各国が経済成長にともなって賃金が上がっていく中、日本は過去30年間で実質賃金の伸び率が0.1%とほとんど増えていません。OECD加盟国の中でも下から5番目とかなり低い水準です。 G7各国の実質賃金の推移 こうした中、主に
「言語とはジェスチャーゲームのようなものだ」という画期的な見方を提示して話題になっている『言語はこうして生まれる 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』。同書に刺激を受けたライムスターの宇多丸さんが、日本語ラップの先駆けであるいとうせいこうさんと対談。コミュニケーション論から日本語の歴史、フリースタイルラップと言語の変化などを縦横に語り合った。 会話の主導権は「聞く側」に? 宇多丸 この本を読んだ時、いとうさんと話したいと思ったんです。 いとう うん。言語というと、ある言葉の「A」というイメージをそのまま運んで、相手がそれを受け取るという風に思ってしまう。でも、実際のコミュニケーションはそんなことはなくて、実は短波放送みたいにすごく雑多なノイズだらけの音の中から正しい歌詞を見出すみたいな作業をしているわけだよね。 宇多丸 そうです。さぐりさぐりで、なんとか工夫しながら、ジェスチャーゲームのよ
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